2002-05-23 第154回国会 参議院 内閣委員会 第12号
実は、その川口丘陵の地質というのは八王子城跡や高尾山と同じ小仏層の岩盤なんです。風化してもろいものなんです。現在、先ほどから話があるように、八王子城址トンネルで地下水位が下がっていますけれども、椎ノ木沢でも同様のことが私は起こっていると考えているわけです。これは、もう地元の住民、地質の専門家が入った調査で指摘をされております。
実は、その川口丘陵の地質というのは八王子城跡や高尾山と同じ小仏層の岩盤なんです。風化してもろいものなんです。現在、先ほどから話があるように、八王子城址トンネルで地下水位が下がっていますけれども、椎ノ木沢でも同様のことが私は起こっていると考えているわけです。これは、もう地元の住民、地質の専門家が入った調査で指摘をされております。
○政府委員(井上啓一君) 今、先生の御指摘もありましたけれども、私どもは八王子城跡トンネルのボーリング調査をした結果として、この地域の地層は小仏層群という比較的堅固な地質だというふうに考えております。
ところがこの小仏層に詳しい方が本当に足で歩いて、そしてその中でやはり大変な事態だということを指摘をしているわけですね。事態はそういうふうに違うわけですから、私はこれは捨ておけないというふうに言っているわけです。どうですか。
一般的に、先ほど申し上げましたように、小仏層は中生代の白亜紀の堆積岩でございます。もちろん砂岩と頁岩、こうなっているわけです。こういうものはそういう断層とかいうようなものじゃなくて、こういう新しい硬質岩盤部では開口クラックとか、それから層理、節理とか、こういう専門語をちょっと申し上げますが、ほとんど密着した状態でございますので岩石自体が緻密であります。
そこで、確かに今御指摘のように、この区間につきましては小仏層が主体でございますが、調査によれば、蛇滝の下流それから琵琶滝の下流を結ぶ断層と交差することが想定されますが、この断層は、断層面に沿って幅五センチメーターぐらいの断層粘土を伴うとともに、断層周辺部一メーター前後の粘板岩が片状となっている程度の小規模なものでございます。
のみならず、それらの山地は本県特有の御坂層、小仏層のごとき特殊の風化地質でありますため、各河川とも土砂の堆積はなはだしく、年々災害をこうむつておるのであります。すなわち笹子川におきましては、二十二年度の災害以来の被害額は、河川、砂防を含めて、七千二百万円、笛吹川においては、今年度災害約二十万円を初め、九千五百万円に達しております。
山梨県における災害河川は、笹子川を含む桂川水系と、白川、笛吹川を含む富士川水系とに大別できるのでありますが、いずれもその水源は急峻な山岳に囲まれ、しかもそれらの山地はおおむね山梨県特有の御坂層、小仏層のごとき特殊の風化地質でありますため、各河川とも土砂の堆積はなはだしく、年々災害をこうむつておるのであります。