私はまず、今里気象庁予報部長が参っておりますから、政府のほうの御発言がある前に、これは純粋の物理的現象でございますから、気象庁からこの二十六、七日以後、今日に至るまでの気象状況の要点だけを伺っておきたい。先に気象庁から伺いまして、それから外務省当局にどういう食い違いがあったかをあとで伺いたいと思います。
特に最近の異常低温によって農作物の凶作が憂慮されているのでございますが、たまたま今里気象庁予報部長が、いま現在襲いつつある台風の事情のために非常に御多用でございますので、今里気象庁予報部長から、長期予報の立場からこの異常気象に対する予知の問題等について、まず御説明を承りたいと思います。