1984-11-08 第101回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第2号
○説明員(関谷俊作君) まさに御指摘のとおりの事態でございまして、現在、いわゆる逆ざや現象まで生じました関係から、非常に物の流れも停滞しておりますし、今年産繭の繭価協定も今仮り渡しの状態で行われている、こういうような状況でございますので、先般、私の方の私的諮問機関として報告の出ました研究会の報告によります基本的な対策をどうするかという問題、それから今年度、今生糸年度のこれからの問題としまして現在の糸価水準
○説明員(関谷俊作君) まさに御指摘のとおりの事態でございまして、現在、いわゆる逆ざや現象まで生じました関係から、非常に物の流れも停滞しておりますし、今年産繭の繭価協定も今仮り渡しの状態で行われている、こういうような状況でございますので、先般、私の方の私的諮問機関として報告の出ました研究会の報告によります基本的な対策をどうするかという問題、それから今年度、今生糸年度のこれからの問題としまして現在の糸価水準
○説明員(関谷俊作君) 今生糸年度につきましては、中間買い入れの三万俵というものの買い入れを実行しておりまして、結局現物価格一万三千二百円ぐらいに推移しておりますが、事業団は中間買い入れ価格でことし決められております一万三千九百円で今日なお買い入れを継続しておりまして、先ほど申し上げたのはそういう五十八年十一月以来の国産糸の買い入れの継続によりまして、非常に借入金の増大なり欠損金の増加あるいは損失の
そこで、こういった当該輸入生糸の売り渡しによって基準糸価を割るおそれというものをどういうふうに客観的に考えていくか、これは単に恣意的なものではなくて、関係者が十分了知するものとしてどういうふうに客観的に考えていくかということでございまして、今生糸年度につきましては、この価格が一万四千七百円という水準で決まっているようなわけでございます。
○松岡説明員 現在今生糸年度、つまり昨年の六月に入って以来糸価が低迷いたしまして、日本蚕糸事業団におきましても中間買い入れを発動いたしまして、国産生糸の買い入れ、現在まで約一万二千俵の買い入れを行っております。
○二瓶説明員 先ほども申し上げましたように、今生糸年度中ということで、一万八千俵を限度とするということでございます。したがいまして、この六月から来年の五月末までの間で一万八千俵ということでございます。 価格の方は輸入価格を基準として売り渡すということでございます。(竹村委員「基準ではわからない」と呼ぶ)したがいまして、日本蚕糸事業団で輸入をいたします。
この辺は認識が違うところですが、これらについて、ひとつ高値五千八百円にきめた、六月一日以降の問題だ、まあそのころにはかなり春繭も出回り、新しい糸もできるから、糸相場も鎮静するだろう、こういうことは考えられないでもありませんけれども、現に今生糸年度の中で、最高価格の五千五百円をはるかにこえて跳梁しておることをそのまま放置しておいて、海外からの日本生糸に対する信頼が得られるかどうか、このことについての御所見
そういう点につきまして、さしあたりの問題といたしましては、少なくとも今生糸年度の終わりの問題としてはどういうことを考えておるか、また来生糸年度、おそらくはそのときは事業団ができておることを期待するわけでございますけれども、そういうものをささえとして、ある程度の根本的対策と申しますか、突っ込んだ対策というものはどうやったらいいかということにつきましては、今後も極力努力してまいる考えでおるわけでございます
「第一号議案、政府の指示する受渡供用範囲拡大諾否に関する件、議長は去る八月下旬の農相声明以来の政府の今生糸年度十四万乃至十八万円の堅持方針によって、これまで種々実施された高値抑制措置は遂に市場を閉鎖するか、それとも政府の方針に従って行くかの重大な返答をせまられる事になった。
それから輸出なり国内での消費なり、これを考えます場合に、従来の一月から九月、十月、十一月ごろまでの実績のような勢いで今後も今生糸年度は輸出炭なり内需が推移するのだという想定をいたしまして計管いたしますと、輸出にいたしまして、生糸が、一通りの計算をしておりますが、九万俵ないし十万俵、絹製品の輸出が七万俵から九万俵、純内需といたしまして二十万俵前後、合計いたしまして三十七万俵から三十八万俵くらいの問ではないだろうかということが
○森八三一君 そうしますと、私、しろうとでわかりませんが、輸出貿易の面だけから見ていけば、今日の世界の経済実勢から考えて、今きめられておる最高十八万円という今生糸年度の最高価格はもう妥当なものではない、しかし、国内の需要から考えますれば、必ずしもそうは言い切れないということの御答弁だと私は了承いたしました。そういうふうに受け取ってよろしゅうございましょうか。
御承知のように、今生糸年度に入りますときには、安定法で買いました約五万俵の生糸と、臨時措置法で買いました約五万俵、合計十万俵の生糸の政府手持ちがございます。
そこで、そういうふうに一度さめられて、十四万円——十八万円という安定帯で今生糸年度はいこうということでありますので、これを変更するならともかく、変更するような場合はまた諮られたいというようなことを委員の方々は言っておられますが、その通りでありますが、変更しないで、既定方針通りやるということでありますので、特に安定審議会に諮らなければならないということではないというふうに考てえたわけであります。
横浜取引所の石橋理事長の農林水産委員会における発言によりますると、政府は今生糸年度の糸値を高値十八万円で押えようとしているけれども、清算市場は、強力な周囲の実勢を背景として十八万円を上回り、政府が満足するような相場、すなわち、十八万円ということは示現しない、こう言っておるのであります。
そこで、十四万円・十八万円というものが、いろいろ御議論はございましたけれども、今生糸年度の安定帯というふうに定められて進んでおるわけです。
臨時措置法を今生糸年度に適用いたしましたのも、そういう問題も含めて検討をするということだと思います。そこで、基本的な検討はしないで従来の幅をそのまま使った、こういうことにすぎないのであります。
第一号議案 政府の指示する受渡供用範囲拡大諾否に関する件 議長は去る八月下旬の農相声明以来の政府の今生糸年度十四万乃至十八万円の堅持方針によって、これまで種々実施された高値抑制措置は遂に市場を閉鎖するか、それとも政府の方針に従って行くかの重大な返答をせまられる事になった。
本日の日本経済新聞に、農林大臣が発表をされました「恒久的な繭糸安定制度」云々ということが出ておりまして、「三十五生糸年度の生糸需給は、今生糸年度中に放出する政府手持ち糸のかなりの部分が市中に滞留するだろうから、今の安定帯価格(一俵十四万—十八万円)が続けば、均衡状態を続けるだろう。」、こういうことを語っておられるのであります。
そこで、そのルールをきめて、さらに、十四万円という最低価格をきめましたそれに対応して、今生糸年度は、これだけの生糸を政府が持っておる場合には、実質的な最高価格としての役割を果たさせるにはその臨時措置法の糸の売り値というもので考えたらいいじゃ、ないかという意味であのルールをきめていく。そういう意味で、実質的の最高価格の役割を持っておるということであります。
先ほども申し上げましたように、需給は今生糸年度といたしましてはやや供給不足である、私どもかように考えておる。さような事態におきまして何らの供給源がないということでありますれば、ここで価格が高騰し、次に来たる段階はまた暴落をするという、ちょうど昨年の春までの事態のようなことが起こってくることをおそれる。さような意味から今慎重な対策をとっておる、かように御了承願いたいのであります。
○大澤(融)政府委員 先ほど来大臣からお話がございましたように、今生糸年度の需給の見通し、これは、数字的には、あと安定法によって買い入れましたものが何がしか補われるということによって、均衡がとれるという見通しが立つわけでございます。
これは先ほどの中にも実はちょっとおかしい点があるのですが、重点はあの措置では春繭である、しかしまあ夏秋蚕についても何らかの対策を講じなければならぬので、適当な機会に価格を改定する、こういうことをおっしゃっておるのでありますが、いやしくもあの法律によりまして最低繭糸価格の今生糸年度内における維持の見通しについて確信を持って言明されたのでありますから、ここへきて価格を改定されるということは、これは何といいますか
第二は、会社が買い入れた生糸及び繭で、今生糸年度後もなお保管しておるものは、政府が、会社の買い入れ価格に保管に要した費用等を加算した額で買い取ることとし、買い入れ金額の限度は、生糸百億円、繭五十億円としております。
その後いろいろ政府内部でも打合せをいたしまして、リンクの率を半減し、なお組合に調整金をとるというふうなことで、極力この弊害を避ける措置をとりまして、三月の中頃であつたかと思いますが、これを再開したわけでございますが、併しながら、これにつきましても、その後いろいろ数回に亘りましてシルク・カウンシルから意見があり、したわけでございますが、我々といたしましては、どうしても今生糸年度については、この制度が日本