1977-03-24 第80回国会 参議院 逓信委員会 第4号
そうしてまた冷静な頭脳と温かい人間性とを持ってということも強調なさったと伺っておるわけでありますが、こういうNHKが坂本会長の過去の経験等を通しまして、そうしてまたこれからどうあらねばならないかという上に立っての抱負といいますか、そういうものはいまお話あったわけでありますが、この記念式典での発言、これはまあ視聴者と手を携えてというか、また人間性云々ということはいまよく使われる言葉ではありますけれども
そうしてまた冷静な頭脳と温かい人間性とを持ってということも強調なさったと伺っておるわけでありますが、こういうNHKが坂本会長の過去の経験等を通しまして、そうしてまたこれからどうあらねばならないかという上に立っての抱負といいますか、そういうものはいまお話あったわけでありますが、この記念式典での発言、これはまあ視聴者と手を携えてというか、また人間性云々ということはいまよく使われる言葉ではありますけれども
それで、きのう秦野氏は、宮本氏の人間性云々についてまで、共産主義者の人間性云々についてまで述べましたけれども、戦後宮本委員長は、たとえば「私の五十年史」の中で、「予期しない、不幸で残念な出来事だった。」ということを述べている。そういうことを認めることと暗黒裁判の特高の筋書きを認めよということとは全く別なことなのであります。
そして、そのときの考え方は、貧乏であるならば、いろいろ精神的なことを言ってみても、あるいは人間性云々というようなことを言ってみてもだめなんだ、生活を豊かにしないことには、最低限の生活保障というか、そういうものを十分にしないことには幾ら精神主義を言ってみたって、それはだめなんだというのが戦後の風潮だったと私は思うのです。