1973-09-20 第71回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第18号
具体的には、そういたしますと、たとえば技術的になりますが、DSPというような人絹用のパルプをつくっておりましたが、それを実は転換をいたしまして、BKP、クラフトパルプに転換をしなければならないというような、会社としてはかなり大きな問題が出てくると思いますけれども、そういうことはあえて甘受してもらいまして、極力規制値を満足するという方向で臨んでもらいたいということで、現に指導しておるところでございます
具体的には、そういたしますと、たとえば技術的になりますが、DSPというような人絹用のパルプをつくっておりましたが、それを実は転換をいたしまして、BKP、クラフトパルプに転換をしなければならないというような、会社としてはかなり大きな問題が出てくると思いますけれども、そういうことはあえて甘受してもらいまして、極力規制値を満足するという方向で臨んでもらいたいということで、現に指導しておるところでございます
お尋ねのパルプ廃液の酵母につきましては、これは先生御案内と思いますが、パルプ廃液酵母は、人絹用のパルプ製造の際に生ずる糖分の中に窒素元、カリ元、燐元等を加えて、それを培養基、いわば栄養源といたしまして、これで酵母を培養して得たものでございます。これが飼料になっておるわけでありまして、現在生産しているパルプ会社は三社でございますが、お話しのとおり、相当以前から飼料化されております。
林業関係では、本年の植樹祭を契機に国有林当局によってりっぱに整備された国民の森、この地方の広葉樹林の主林木であるブナを主原料に人絹用溶解パルプを製造する十条製紙秋田工場、外材輸入が年々累増している秋田港の荷揚げ及び貯木施設を視察いたしました。
そこで問題は、やはりアラスカ・パルプのあすこで製品にして、パルプとして持ってくるものを予定価格よりも下げるということになれば、会社自身のコストの問題になって参りますので、そういう点からいえば、国内の人絹用化繊のパルプとの競争からいってコストを下げるということになれば、アラスカ・パルプの運営からいってそう心配ない状態にあるというようなこと、ちょっと心配になるわけです。
○櫻井志郎君 林野庁の長官のお話で、まだはっきりしてないということでありますし、新聞紙上等でもまだはっきりした記事も私見ておらぬのですが、ただ心配されることは、人絹用の、何というのですか、溶解パルプというのですか、これらが相当自由化されて安い価格で入ってくるというようなことになると、いろいろ波及するところがあるのじゃないかと思います。
○参考人(古澤潤一君) 非常にアラスカパルプの生産しますパルプは高級なパルプでございまして、人絹用のパルプで、量は目標年間十二万トン程度であります。
日本パルプ日南工場は、昭和十三年より操業し、SP法により溶解パルプを作り、スフ、人絹用として販売し、一部製紙用パルプを作り、上質紙をすいています。
しかしこれは先ほど申しました各社で新しく作りましたクラフト法によって――現在では紙に使われておりますが、これも現在アメリカでは一、二の工場において、クラフトそのものをさらしまして人絹用パルプに使っておる例もあるのでございまして、将来日本は、いわゆる資源の面から広葉樹のパルプを人絹パルプにまで持っていきたいというのがわれわれの念願でございます。
昨年は人絹用パルプにおきましても、七、八万トンの輸入があったと存じます。また紙の方についても相当量の輸入があったのでございます。今年は幸いに昨年来急速に設備も増加いたしましたので、輸入量はやや減って参りましたが、それでも現在人絹用パルプにつきましては四万トンの輸入をきめられておりますし、さらに不足分を考慮いたしまして、現在二万トンだけは輸入の予備分としてとってございます。
その他はアルミ二ウムだとか人絹用並びに製紙用のパルプというような工業原料が大部分を占めておる状況でございます。これに反しまして日本からカナダに対する輸出品は多くが製造品でございまして、こまごました品目にとどまつております。例えば綿製品とか玩具、造花、こまごました金属製品、そういつた種類のものでございまして、今日までの貿易関係は甚だ日本に不利な状況になつております。
それからその次の行に参りまして、パルプでありますが、パルプにつきましても、今回は人絹の非常な値上りを見ましたので、主として輸出用に向けるという意味合いからいたしまして、人絹用のパルプが約六万八千トン、従来よりも相当多く組んでおる次第であります。
次に輸入貨物予算を内容的に申し上げてみますと、原綿は、前年同期の百九万俵に比較いたしまして、今期は百三十五万俵、人絹用のパルプは、前年同期の三万四千トンに比較いたしまして、今期は六万八千トン、カリは前年同期の十三万トソに比較いたしまして、今期は十八万七千トン、燐鉱石は三十五万九千トンに比べまして、今期は五十二万トン、機械は前年の四千八百万ドルに比較いたしまして、今期は六千二百万ドルとそれぞれこれらの
○藤野繁雄君 私も人絹用のパルプだけで木材の解決はできないということは承知しておりますが、最近のいろいろの科学の進歩によつて、合成繊維が非常に成績がいい、有利だというようなことを聞いておるのでありますから、若しそういうふうなことでありといたしましたならば、少くとも人絹その他に使用しておるところの本質パルプをなくなしてしまつて、それだけでも本質の繊維を他の方面に向けたほうが有利じやないか、こういうふうな
しかしながら同社としては、製品には人絹用パルプをおもにいたしておる関係上、ほとんどこれを針葉樹のみに依存し、また将来もその方針でおるとのことでありました。 広島県におきましては、農林漁業資金特別融通法の関係につきましてはこれまた同様の状態でありまして、現在決定いたしました貸出しの実績は、きわめて僅少のものであります。
外の纖維原料として麻類、パルプ類は、麻類は大体中國、インド、その他から計画量そのままとは行きませんが、まあ大体七十%から八十%入つておりますし、パルプ類は遠くスエーデン、ノルウエー、そういつたスカンヂナヴイヤの方からキ体人絹用パルプが計画量を上廻つて入つて來ております。以上大体輸入の主な品目についての実績と見透しといつたものはそういつたものでございます。