1964-03-30 第46回国会 参議院 予算委員会 第21号
私は、かかる反民族的、反人民的予算に国民とともに強く反対するものであります。 —————————————
私は、かかる反民族的、反人民的予算に国民とともに強く反対するものであります。 —————————————
私は、日本共産党を代表して、重ねて、かかる反民族的、反人民的予算案に強く反対し、国民とともにその粉砕のために戦うものであります。 なお、民主社会党の予算組み替え案はもちろん、日本社会党の予算組み替え案さえ、政府の予算原案に反対する人民の要望を必ずしも十分に満たすものではございません。
わが日本共産党は、アメリカの戦争政策に追従しながら、帝国主義を復活強化し、独占資本の高度成長のために労働者と人民への搾取と収奪を強めるこのような反民族的、反人民的予算案に対して、断固として反対するものであります。(拍手)
従つて日本共産党はこれらの反人民的予算に断乎反対し、次のことを要求するものであります。
我が党はかかる軍事的反人民的予算を、人民のための予算に組替えることを強く要求いたしまして、本予算に対し断乎反対するものであります。
人民は、かかる——政策遂行のための反人民的予算に対しては、民族の平和と独立のために、いかなる彈圧にも屈することなく、断固これを拒否し、その実行を不可能にするでありましよう。 わが日本共産党は、これに対し次のことを要求するのであります。
つまり本予算は大衆收奪のための反人民的予算であります。このような予算案の根本性格につきまして、尚具体的に触れて見ますと、先ず歳出の方面においてこれを見ますというと、公共事業費でありますが、これは二十四年度に比べまして約六割増の九百九十億が支出されることになつておりますが、果してこれがどのような方向に使われておるかといいますと、例えば道路建設五ケ年計画ということがいわれております。
以上によつて明らかなことく、二十五年度予算は、まさに軍事的殖民地化予算であり、反人民的予算であると断定してはばからないものであります。
だからこそわれわれは、これを軍事的な植民地化予算と呼び、また反人民的予算と呼ぶのであります。この予算によつて表わされた吉田内閣の政策こそ、ポツダム宣言を蹂躙し、公正な全面講和を妨害するものと断ぜざるを得ないのであります。
すなわちこれをはつきり申しまして、反人民的予算であるということになるのであります。 マッカーサー元帥は、九原則の実施を要求するところの吉田首相にあてた書簡において、これによつて日本國民は非常な負担がかかるであろうが、これはあくまでも公平に分担しなければならないということを言つておるのでありますが、この予算は明らかにこの負担均衡の原則を失しておるわけであります。