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40件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

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2017-03-23 第193回国会 衆議院 憲法審査会 第2号

従来から、公共福祉による制約というのは、非常に、人権相互間の衝突の解消であるとか、政策目的によって人権を制限する原理としては解釈してはならないという、消極的な解釈が一般的であったように思われますので、その辺、緊急時でも公共福祉による制約でカバーできるというところについてはちょっと抵抗があるところであります。

松浦一夫

2015-07-29 第189回国会 衆議院 法務委員会 第33号

憲法上の権利が制限されるのは、他人人権を害さない範囲自分人権行使することができる、まさに人権相互調整の問題で、人権自体に内在する原理である、こういう考え方が一般的に考えられています。抽象的な、捜査の必要性有用性ということによって通信の秘密を制限するのであれば、戦前の暗黒社会と同じようなことになってしまうのではないでしょうか。  

長澤彰

2015-03-20 第189回国会 衆議院 法務委員会 第2号

平成二十五年四月二十六日の答弁書、「「公共福祉」とは、人権相互矛盾衝突調整するための原理である」。そしてまた、平成二十五年四月二十二日予算委員会、ここでは、当時の法制局長官が、この公共福祉は、「人権相互矛盾衝突調整するための原理だというふうに考えられております。」とあります。  大臣の認識とこの政府答弁あるいは法制局長官答弁との間に、そご、異なるところはございますか。

山尾志桜里

2015-03-04 第189回国会 参議院 憲法審査会 第2号

公共福祉論ですが、実は学説の唱えるところ、通説宮沢説通説とするならば、宮沢説の主張するところと判例とは大きく異なっておりまして、宮沢説では公共福祉というのは人権相互矛盾衝突調整するものであると、実質的公平の原理であると言っていますね。確かに、そう書かないと司法試験にも通らないようでございますけれども。  

百地章

2014-05-28 第186回国会 参議院 憲法審査会 第5号

自民党草案では、十二条、十三条におきまして公共福祉公益及び公の秩序と改めておりますが、これは従来、公共福祉という表現が曖昧で分かりにくいという批判があることや、また公共福祉について、人権相互衝突の場合に限るものであるという解釈が主張される一方、例えば町の美観あるいは性道徳の維持などに見られるように、現に行われている人権制約人権相互衝突という点だけで説明することが困難であるということを

船田元

2013-06-12 第183回国会 参議院 憲法審査会 第6号

そうすることで、憲法によって保障される基本的人権制約は、人権相互衝突の場合に限られるものではないことが明確となります。  審査会における議論の中で、公の秩序に変えることによって人権が大きく制約されることになるのではないかとの指摘がなされておりますが、あくまで概念を明確化するものでありまして、そうした疑念は生じないと考えております。  

中川雅治

2013-06-05 第183回国会 参議院 憲法審査会 第5号

恐らくこの公共福祉に対する逆に不満があったわけで、その公共福祉に対する不満というのが、人権相互調整原理という、かなり狭い意味でしかこの公共福祉という言葉憲法学では使われてこないことが多いと、そういうところだと思うんですが、実際には、この人権相互調整原理という理解の仕方というのは少し古い理解かなというふうに思っております。

小山剛

2013-05-14 第183回国会 参議院 予算委員会 第17号

前川清成君 ですから、今総理お答えいただいたとおり、現行憲法であっても、ここに書いてありますが、二十条の信教の自由にしても、表現の自由にしても、人権相互間の調整、すなわち内在的制約を受けるのは当然のことなので、私は改正草案にあえてたけだけしく公共福祉による制限というのを書き加える必要はないと思っています。  

前川清成

2013-05-14 第183回国会 参議院 予算委員会 第17号

自民党は、公共福祉というのは、人権相互衝突の場合に限っているが、そういうものではないために公益及び公の秩序という概念を持ってきたと書いているんですよ。天賦人権論を否定する。つまり、天賦人権論を改めなければならないと自分たちQアンドAにはっきり書いているじゃないですか。  ところで、集団的自衛権行使について、総理は読売新聞のインタビューについて話をしています。  

福島みずほ

2013-05-10 第183回国会 衆議院 法務委員会 第12号

それで、今は恐らく、公共福祉というのは、ここにも書いてあるんでしょうが、辻元さんがおっしゃったように、人権相互がぶつかったときの調整概念というふうに考えられていると思います。  そして、こうなった背景には、明治憲法の構造というものに対する非常なアレルギーがあったんだろうというふうに私は思います。

谷垣禎一

2013-04-25 第183回国会 参議院 予算委員会 第12号

今回の改正では、この十三条について、公共福祉ということについて、意味が曖昧である公共福祉という文言公益及び公の秩序改正することによって、憲法によって保障される基本的人権制約人権相互衝突の場合に限られるものではないことを明らかにしたものであります。  なお、公の秩序と規定したのは、反国家的な行動を取り締まることを意図したものではもちろんありませんと、こういうことであります。

安倍晋三

2013-04-22 第183回国会 参議院 予算委員会 第9号

内閣総理大臣安倍晋三君) これは、自民党制作日本国憲法改正草案QアンドAによりますと、ここで公共福祉という文言公益及び公の秩序改正したことによって、憲法によって保障される基本的人権制約人権相互衝突の場合に限られるものではないことを明らかにしたものですと、こう解説をしております。なお、公の秩序と規定したのは、反国家的な行動を取り締まることを意図したものではもちろんありませんと。

安倍晋三

2013-03-21 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第3号

人権相互矛盾衝突調整する原理とは別に、公益という観点あるいは国家的利益という観点があると私は思います。例えば、先ほど説明がございました町の景観や静穏を維持するということがあり、また一方で、安全保障上の機密は、公益観点から、国民の知る権利を制限することが可能であると考えます。これは、個人個人人権衝突とは別の次元の公共福祉解釈であると思います。  

高鳥修一

2012-06-07 第180回国会 衆議院 憲法審査会 第7号

先ほど橘部長よりお話があったとおり、通説では、公共福祉とは人権相互矛盾衝突調整するための実質的公平の原理ということでありまして、平たく言えば、人に迷惑さえかけなければ権利は最大限に尊重されなければいけないという理念でございます。  しかしながら、私たちの経験上も明らかなとおり、人に迷惑さえかけなければいいという方々が実は結構他人に迷惑をかけていたりすることもございます。

柴山昌彦

2012-06-07 第180回国会 衆議院 憲法審査会 第7号

この概念については、学説通説的見解によれば、人権相互矛盾衝突調整するための実質的公平の原理意味するもの、このように理解されているところでございます。  しかし、これに対しては、従来から次のような御批判があるところでございます。  例えば、人権制約する根拠となるのは必ず他の者の人権でなければならないとの前提は、人権という概念をよほど拡張的な意味に用いない限り理解が困難である。

橘幸信

2005-04-06 第162回国会 参議院 憲法調査会 第6号

その意味人権相互調整が必要になりますが、現行憲法に言う公共福祉とは人権相互調整意味すると通説理解しています。  もしも基本的人権公益に反しない限りでのみ保障されると改正してしまったならば、明治憲法下での法律の留保付き人権保障のレベルまで後戻りしてしまい、近代憲法的な基本的人権保障は立ち所に吹っ飛んでしまいます。

前川清成

2004-11-11 第161回国会 衆議院 憲法調査会公聴会 第1号

国民権利を侵害しない範囲で、人権相互調整福祉の増進というものがあるわけでありますし、それも、憲法の本来の姿といたしまして、国家、国との関係で定められるというものであります。憲法九十九条は、国民名あて人にはしておりません。これがこの憲法基本を示しているというふうに思います。  

浅岡美恵

2004-05-20 第159回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第4号

野呂参考人 これも非常に大問題でございまして、十分お答えができるかどうか、心もとございませんが、一つは、公共福祉という場合に、人権相互、憲法上の権利相互調整という問題が起こってくるであろうと思うわけでございます。どうしても人権行使というのはほかの人の人権と対立する場合がございまして、これを調整するためのルールを定める、これが最低限のものでございます。  

野呂充

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