1950-02-08 第7回国会 参議院 本会議 第16号
その結果といたしまして、政府は国家公務員法を改正し、同法第九十八條によつて公務員の有する基本的人権を縛つた。同法百二條によつて政治活動を縛つた。又公共企業体職員に対しましては公労法を作つたのであります。これらの一連を私は今考えて見まして、人事院の勧告のこれは單なる字句ではない。
その結果といたしまして、政府は国家公務員法を改正し、同法第九十八條によつて公務員の有する基本的人権を縛つた。同法百二條によつて政治活動を縛つた。又公共企業体職員に対しましては公労法を作つたのであります。これらの一連を私は今考えて見まして、人事院の勧告のこれは單なる字句ではない。
しかしながらその思想というのは、あくまでも基本人権の擁護の上に立つた民主主義に基くものでなければならないと考えるのであります。思想の自由が保障されておるからといつて、軍国主義や超国家主義が許されようはずはないのであります。われわれはポツダム宣言の命ずるところに従つて、正しい日本の民主化を実行しなければならないと考えております。
公共放送をやる立場にありますから、その誤りが公共の利益に影響し、個人の名誉を侵すと認められるものに限つて訂正放送をしてこそ、その放送が公共にも影響があり、個人の人権を尊重するということになろうことと思います。 その次は聽取料についての御質問であつたと思います。
で新聞紙上で大分問題になつたようでありますが、人権擁護局長の声明その他がありまして、この問題は只今濱田委員からも御指摘がありましたように、なかなか容易ならん事件ですが、どういうふうな方針になつておるのか、警察官等職務執行法の七條に関連しまして、その方針を伺つて置きたいと思います。
従つて極反動はいろいろな代名詞によつて呼ばれまして、人権蹂躙的な罵言までも受け、或いは非道徳的な取扱いも受け、絶えず私共同志が闘争をして参りましたのも思想運動の内容には触れずに、いわゆる人間として、日本人としてお互いが助け合うて軍事捕虜若しくは抑留者という立場において相摩擦をし、相剋をするということは望ましくないじやないかというのが、いつでもグループの人との話題にはなつたのであります。
その前に、現在シベリアの民主運動についていろいろ言われておりますけれども、そして又、大体において非常にシベリアにおける生活というものが陰惨な生活であつたと、又その半面非常に同胞相食み人権を蹂躙したようなことが行われたと、そういうふうなことが今言われております。
○木下源吾君 私は只今のべースの引上げが民間に影響するという問題については、曾て或いはそうであつたかというようなことも考えられるのですが、民間の給與に影響するのだという一点が、いわゆる人事院の公務員の基本権、人権の制約、或いは政治的活動の制約、団体交渉権、罷業権というものの制約をして、これを未然に防止するという考え方に出たのではないか、こういうように考えておるが、そういう点についてのお考えはどうですか
現在のわが国のように人権が尊重され、また私有財産が保護されておる国におきまして、個人の財産が法律によつてむやみに国家に取上げられるということは考えられないのであります。
非常にいわゆる人権蹂躪の告訴などが沢山出ておりまして、幸いにして昨年は犯罪と認むべきものがなかつたのでありますが、副検事につきましては僅かに八名でありまして、ただそのうち一人だけ業務上横領、收賄で公判を請求されたものがございます。事務官の方は相当これは横領でありますとか、或いは甚だしいのは恐喝、收賄というようなもので起訴されたものが相当多数おります。
○並木委員 さつき鈴木さんや土橋さんから御意見が出ましたが、だれだつて憲法に保障された基本的人権を制限されることを好まないのは当然であります。しかし幾度もここで繰返されたのですが、選挙という特殊性にかんがみて、公共の福祉という点から、その公正を期するために、いろいろの面において制限を加えざるを得なくなつて来ている。これは今度の、また従来の選挙法の一貫した特色であると思います。
憲法第十一條には「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に與えられる。」こういう大宣言規定を設けておるのでございます。
憲法第十一條は「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に與へられる。」ということは、明らかにその通り規定してあるのであります。第十二條におきましては「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
すべて言論は自由であり、思想発表の自由も基本人権でございますが、政府機構の内容を構成している役人は、その点においては制約を受けておる次第でございます。所属長官と意見が違う、また政府と意見が違うというような場合もあり得ると思いますが、ことに危機説といつたようなことがもしありとするならば——まだ調査中でありますから仮定でございますよ。
第二編の政治條項でございますが、政治條項は第一款が一般條項となつておりまして、ここでイタリアがその管轄下にある一切の者に対して人権と基本的自由の享有を確実にし、かつファシスト的組織の復活を許してはならないことなどを記載しております。主として十五條ないし第十八條に限つてあります一般條項は、将来におけるイタリアの国家的性格を格づけた趣旨の規定でございます。
そこへ持つて来て誠に地味な、而もこれに従事する者の人権や生活に関する問題をお述べするわけで、誠に効果が薄くなりはしないかという点が私心配されるのでありますが、委員各位におかせられましても、一つみずからカンフル注射をされて、この労働者の生酒問題に触れる件につきましては御熱心な御同情を以て御聽聞願いたいと存ずるのであります。
これらの漁船には多数乗組員の貴重なる人命を托し、且つ彼らが凡ゆる労苦を克服して生産獲得せる漁類並びに漁具が満載しあり、不法拿捕によつて受ける経済的打撃は実に甚大なるのみならず、水産勤労人の尊き人権は全く蹂躙せられんとしているのである。
このことは、憲法第二十八條に規定する勤労者の基本的人権が第十二條及び第十三條に規定する公共の福祉という見地から制限を受けたものであると、審議の際政府は説明いたしております。これら勤労者の生存権を確保し、経済的利益を確保するために、罷業権に代うるに、公務員に対しましては人事院の制度、公共企業体従事員に対しましては仲裁委員会の制度を設けて万全を期するものであるということを又説明されております。
又現在の客観情勢より判断いたしまして、日本の在外資産は不返還と考えるべきでありますが、先にも述べました通り、今後日本国内における賠償取立が緩和される場合におきましては、基本的人権が平等に尊重されるゆえんからも、又それでなくてさえも非惨極まる運命に飜弄されている引揚者達は、余りにも過重な犠牲を負担することになり、戰争犠牲の公平な負担という立前から申しましても、政府として何らかの調節的処置が講ぜらるべきであり
この日本の民主主義に対して国際的に信頼が高まると共に日本国の安全は保障せられるのであると申しましたが、これ又一つの表現の仕方でありますが、今日、日本の最も要いるところは、民主政治の何ものであるか、みずから自由を尊重し、人格を尊重し、人権を尊重すると、この趣意を日本の国民に徹底周知せしむることそれ自身が、日本の安全を保障するゆえんであり、又日本の進歩を助くるゆえんと私は確信いたします。
○石田(博)委員 私どもの方は、本会議が開いておる限りは、できるだけ出席してもらいたいということを代議士会においても言つておるが、何分子供ではございませんので、おのおの自分の御判断によつて、聞きたい御演説聞きたくない演説があるわけでありますから、基本的人権の関係からいつて、むりに拘束するというわけにも参りかねます。しかしことさらに退場せしめるようなことはいたしません。
最後に基本的人権の尊重、この重大な問題について依然として人権蹂躪の非難が絶えない。又事実も絶えない。これは国民の生きる権利というものを首相は尊重されているのか。現在非惨極まりない親子心中の数が激増している。東京都内だけでも昨年一ケ年間に主として生活苦を原因として一千人の人がみずからの生命を断つているのだ。
○国務大臣(殖田俊吉君) 人権擁護の重大なことにつきましては、昨年の本会議におきまして羽仁先生にお答えをいたしたと思うのであります。人権蹂躪がまだ跡を絶たないではないかというお話でありますが、人権蹂躪或いは人権擁護というごとき、この国家生活の最も根本的な問題が、單に政府の決心とか或いは政府の態度如何でさように豹変し得るものではございません。
ことに、民主主義の支柱であり、民主革命を通じて確立しかかつた基本的人権が、ともすれば崩れて行く事実をわれわれは各所において見るのであります。かかる状態が反映して、講和條約において、こまかく日本民主化の條項が規定されるとするならば、日本の独立後においても、常に内政干渉の機会を有し、政治の自立化は容易に確立されない結果になるのであります。
私はやはり我々が主張しておるように、我々この日本の国に棲息する人は、すべて一つの立派な社会保障制度によつて、その人権の本当の基本であるところのものを保障し、その上に立つて、そうして我々働く勤労大衆が互いに手を組んで、日本の経済の復興なり産業なりを図ることなくしては、私達の将来は誠に暗いものであるということを一言申述べまして、そうしてこのためには、我々は身命を賭して、そうして勤労大衆と共に鬪うであろうことを
口に民主主義を唱えても、その行うところ独裁專制の影を宿し、国民に與えられた基本的人権を十分尊雄し得ないものは、まさに反動であり、ウルトラ・コンサーヴアテイヴであると存ずるが、この点に関し総理の答弁を求めたいのであります。(拍手) 総理は、昨年一月の総選挙において、講和問題は織り込み済みであると言われているが、当時選挙民は、講和の内容につき希望を表明すべき状態になかつたことに申すまでもありません。