人工透析そのものに対しては保険として対応されておりまして、聞くところによると年間約六百万円ぐらいの負担になるようですけれども、そのものに対しては保険が対象になって適用されるということで非常にいいわけですけれども、実際、週に二回か三回通院しなければならないということになりますと、本人もさることながら、その家族等の精神的、経済的な負担が非常に大きい。
二五ページにまいりまして、じん不全対策でございますが、新規疾病対策の重要なものといたしまして、じん臓機能障害者の救済をはかりますために、人工じん臓を国立あるいは公立病院に整備いたしまして、かつそのための人工透析医療基準の策定あるいは専門技術者の養成、さらに高額の自己負担を伴います人工透析そのものの医療費の公費負担を行なうものでございまして、合わせまして五億六千万円計上してあるところでございます。