2015-09-15 第189回国会 参議院 環境委員会 第15号
御指摘の琵琶湖の河川環境整備事業でございますが、このマザーレイク21計画に位置付けられており、社会資本整備総合交付金等によりまして過去十年間で事業費約四十九億円、底泥のしゅんせつや、あるいは人工湖岸の再自然化等を実施をしているところでございます。この効果でございますが、滋賀県におきまして、淡水赤潮の発生日数あるいは発生水域等が減少するなどの効果を確認をしているというふうに承知をしております。
御指摘の琵琶湖の河川環境整備事業でございますが、このマザーレイク21計画に位置付けられており、社会資本整備総合交付金等によりまして過去十年間で事業費約四十九億円、底泥のしゅんせつや、あるいは人工湖岸の再自然化等を実施をしているところでございます。この効果でございますが、滋賀県におきまして、淡水赤潮の発生日数あるいは発生水域等が減少するなどの効果を確認をしているというふうに承知をしております。
例えば、私も湖東をずっとめぐりましたけれども、湖岸線の約三分の一が、治水のためと称して人工湖岸に置きかえられておりましたけれども、そのために、水質の浄化機能を持っているヨシ帯がもう大規模に破壊されておりました。ですから、こうした琵琶湖の環境を破壊するような開発優先を転換させるということは当然でございます。
そこで、前にも言いました人工湖岸の問題ですが、私は、前回までの質問の中で琵琶湖の自然浄化機能をしつこく追及してきました。特に人工湖岸化などを進める開発計画は見直すべきだということを再三にわたり主張してきたのですが、長官は、全くその必要はない、先ほどもお話のようにそういう態度に終始されておったのです。
それから最後に、人工湖岸になることによって自然浄化力が落ちるかというお話でございますが、これはやはり原理的には落ちると思います。ただ、私がさっき申しましたように、百メートル人工湖岸化したから水質がどれだけ悪くなったかはかれと言われましても、それは到底測ることができない程度の影響でございます。
霞ケ浦の湖岸線の総延長、そのうち現在の自然湖岸線の延長及び人工湖岸の延長、それぞれどのぐらいになるのか、ひとつ教えていただきたいと思うんです。 また、開発事業完成時における自然の湖岸線延長及び人工湖岸線延長はそれぞれどのぐらいになるのか、これもあわせて教えていただきたいと思うんです。
同助教授はこの報告の中で、ヨシは自然浄化作用を持っており、湖へ流れ込む水の浄化に大きな役割りを果たしていたと指摘、湖岸を人工堤や人工湖岸で固めて道路をつけるというようなことは愚かなプランである、自然界における物質の大循環を無視したものといえる。