1981-10-22 第95回国会 参議院 内閣委員会 第4号
質問がされておるわけですけれども、人事行政の公平な確保、職員の利益保護等のために人事院制度、これは欠かせないことでございますけれども、いろいろとやかくの最近はうわさがございまして、この人事院制度のあり方についていろいろと批判がましいこともあるようでありますし、公務員はもとより、これは国民各層の期待と要望にこたえるために人事院の一層の努力、奮闘をわれわれとしては望んでおるわけですが、こういったような人事院無用論
質問がされておるわけですけれども、人事行政の公平な確保、職員の利益保護等のために人事院制度、これは欠かせないことでございますけれども、いろいろとやかくの最近はうわさがございまして、この人事院制度のあり方についていろいろと批判がましいこともあるようでありますし、公務員はもとより、これは国民各層の期待と要望にこたえるために人事院の一層の努力、奮闘をわれわれとしては望んでおるわけですが、こういったような人事院無用論
それによって人事院勧告というものは、これは第三者機関だから左右されないはずなんだけれども、そういう固定的なものを組んでしまうというと、もう人事院無用論になってしまいますよ。そういう性格の問題に発展するのでこれはだめだ。だからこれは予算を組む技術的な問題であるから、完全実施をできるような、それは頭のいい人がおるのだから、大蔵省なんか、それだけの能力を十分持っているんですよ。
そういうことになりますと、これも人事院無用論、こういうことが起こってまいります。そういうことは当然民間に影響を及ぼすことははっきりいたしております。労働省あたりは、いまの日本の労働賃金というのはどうきまるのかといいますと、まず民間が春闘でベースアップをやる。それから三公社五現業等が公労委を通じてベースアップされます。仲裁裁定あるいは調停が出てやります。
ですから、人事院無用論が出たのはこの時期です。続いて三十二年の七月、これは、ベースの改定はしておりません。三十三年もベースアップの改定はしておりません。初任給と期末手当だけです。それから三十四年もベースアップの改正はしない、中だるみ是正と期末手当だけです。
にもかかわらず、政府がみずから人事院の権威と権限を無視するこのような政府の態度こそが、人事院の存在意義を希薄化し、人事院無用論、廃止論まで飛び出す結果を招来せしめている大きな原因ではないでありましょうか。
私は、こういう人事院のだらしのない態度が続く以上、人事院無用論が出てくるのは避けられないと思う。そういう意味からも、私は、人事院としては、人事院の持っている一つの大きな権限というか、人事院全体の権限の中で非常に大きな比重を持っているこの給与問題について、もう少し人事院がしゃんとしなければ、私はますます人事院がその斜陽傾向を露呈してくる原因になると思うのです。
今人事院無用論がいろいろ世上言われておるのは、こういうところから来ると思う。こういう法律の条項を知っておられるならば、かりに調査が時日がかかってもそれをやるだけの努力をされたておるかどうかというところに問題があると思う。
○小柳勇君 人事院総裁がそういうことでありまするから人事院無用論など言われるわけです。もう少しやはり、そういう争議権を取って、組合すら結成させないような空気の中で、人事院ができておりまするから、総裁は公務員全体の立場を擁護する立場で政府に強く勧告なり、働きかけられることを要請いたしておきたいと思いますが、総理大臣、この公団、公社の総裁という人がたくさんおられるわけです。
人事院無用論を急先鋒に立って述べましょう。人事院の今日の機構そのものから申しまして、総裁としてあなたは何がゆえにこれを認めたかということを、私どもはさかのぼってながめなければならない。今日の膨大な機構を持った人事院などは必要ない。
(拍手) 〔政府委員浅井清君登壇、拍手〕 〔「答弁如何によつては人事院は危いぞ」「人事院無用論」「人事院は廃止だ」と呼ぶ者あり〕
淺井総裁は人事院の最高責任者として、国内に横行する人事院無用論をどうお感じになつているかは知るよしもありませんけれども、併し少くともこれには相反する二つの考え方があるようでございます。