2017-05-30 第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
京都判決では企業責任も断罪されました。 生存原告六百五十人で始まった建設アスベスト訴訟ですが、提訴後は百六十人以上が死亡しています。国の責任は明らかです。これ以上の裁判の長期化は人道上も許されない、直ちに補償あるいは謝罪に応ずるべきだと考えますが、いかがですか。
京都判決では企業責任も断罪されました。 生存原告六百五十人で始まった建設アスベスト訴訟ですが、提訴後は百六十人以上が死亡しています。国の責任は明らかです。これ以上の裁判の長期化は人道上も許されない、直ちに補償あるいは謝罪に応ずるべきだと考えますが、いかがですか。
続いてお伺いしますが、先ほども京都判決を引用いたしましたけれども、すなわち被告会社らの利潤追求行為、そうしてそれに追随した国のきわめてなおざりな薬事行政、これが判決の中で指摘をされております。私はこれは重大な指摘だというように思うんです。
○神谷信之助君 営利を追求する企業と、そして国の果たすべき役割り、責任とはおのずから違うというふうにおっしゃるわけですが、それだからこそ逆に今回の問題で非常に重要なのは、これは京都判決で次のように言っております。「このような結果をもたらした原因が、国民の生命・健康・生活を無視した被告会社らの利潤追求行為にあり、これに追随した被告国のきわめてなおざりな薬事行政にあったことは明白である。」