1981-03-18 第94回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第4号
だからこれが五千万台というようなことになってきたときに、道路とかあるいは信号とかあるいは立体交差、その他いろいろな設備の問題も出てくるでしょうが、それを管理する、指導する、監督をする、そうしたものを扱う庁が要るのじゃないか、交通の総合的な対策という面で交通安全庁をつくったらどうかという声は出てくるわけですね。
だからこれが五千万台というようなことになってきたときに、道路とかあるいは信号とかあるいは立体交差、その他いろいろな設備の問題も出てくるでしょうが、それを管理する、指導する、監督をする、そうしたものを扱う庁が要るのじゃないか、交通の総合的な対策という面で交通安全庁をつくったらどうかという声は出てくるわけですね。
しかし、議論はされておりますが、行政の仕組みに欠陥があるのか、あるいはまた今日までのいわゆる交通全般にわたる、今度第三次の交通安全基本計画をお立てになるわけですけれども、こうしたことに対して歯どめをかけること、それはただ漠としたことじゃなくて、何か交通安全対策上の問題として、中には交通安全庁でもつくったらどうか、まあ第二次臨時行政調査会が発足をして逆にこれを縮めようとする小さな政府という動きの中で、
したがって、本来ならば、それらのように、むしろ交通安全庁とかあるいは交通省とか、そういうような独立したものにして、そしてほんとうに真剣になって対処をしていかなければならないほど大きな被害を国民は受けておるんだ、こういう認識をほんとうに持っておられるのかどうかすら実は疑わざるを得ない。実際にはそうなんでしょう。現実を見てみますとね。
ナショナル・トランスポーテーション・セーフティー・ボード、こういう交通安全庁のようなものが設置をされまして、最近に至りまして、商務省とかそういったような行政機構に属しておりました航空行政も、いわゆる運輸省というものが設立されまして、FAAと、いま申し上げましたNTSBがこの配下に置かれたわけでございます。CABは、以前からでございますけれども、大統領の直属になっておるというようなことでございます。
先般も、この委員会において、交通安全について松平長官に対しまして、交通戦争ということは司令官がいなければできないじゃないか、交通安全庁をつくったらどうか、考えておきましょうと、こうおっしゃったが、これと同じでありまして、こういうものはほんとうに司令官がいなければだめだ。
その結論として松平長官は、言うならば交通安全庁の設置について検討を進めると明言しているようでありますが、これは、いままでそういう組織までについてお話があった結論として出てきたものか。それとも、そういうことは内々関係閣僚会議の中ででも出ている話なのであるか。たいへんこれはいいことだと思っております。これはいかがお取り計らいになっていましょうか。
それで、社会党の提案にもありまするように、まあ私個人としては、交通安全庁というものがいいんじゃないかと思いますけれども、そういうものの設置につきましては、時間も、研究もする必要もあると思いまするので、とりあえず行政委員会をつくるんでありますけれども、名前にこだわりませんが、これは長官、ひとつわが国も交通戦争と言われる中で司令官がいないんだから、司令官のいない戦争はできないんだから、そういう責任機関というものをこの