2014-03-05 第186回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
しかし一方で、経常収支で見れば、貿易収支は赤字だけれども、海外からの要素所得とか投資収益収支とかそういったものはまだまだあるので、それで経常収支は何とかもっているという意見もあって、その要素所得を入れたGNI、いわゆる国民所得ベースで、グロスの国民所得ベースで見たらどうかという議論もあるんですが、これも、実質ベースで見ると交易損失があって、マイナスになるという状態なんですね。
しかし一方で、経常収支で見れば、貿易収支は赤字だけれども、海外からの要素所得とか投資収益収支とかそういったものはまだまだあるので、それで経常収支は何とかもっているという意見もあって、その要素所得を入れたGNI、いわゆる国民所得ベースで、グロスの国民所得ベースで見たらどうかという議論もあるんですが、これも、実質ベースで見ると交易損失があって、マイナスになるという状態なんですね。
○前原国務大臣 先生おっしゃるように、実質GDP、それに交易利得、交易損失と言ってもいいかもしれませんが、それを加えたものが実質GDIということで、プラス、マイナス両方あると思います。
このことが、化石燃料を多大に使うことによる交易損失を減少させて、日本のGDI、GNIを増大させることにつながります。そして、このことが、可処分所得の減少を防ぎ、賃金デフレを反転させてデフレ脱却につなげることができ、国民一人一人を豊かにすることになります。 発電部門に競争原理を導入するためには、送電部門の中立化も避けては通れません。
ただ、私はなぜそこで交易損失と一緒にして質問したかというと、今私がお聞きしたのは、内訳を聞きたかったんですよ。だから、きちっとそこら辺の内訳の認識があるのかないのかで、先を見ているのか足元を見ているのかということを推しはかりたかったものですから。 もう一度、その内訳を答えてください。原油価格だけですか、それは。
○森川政府参考人 この交易損失というのは、マクロの統計から出てくるものですので、具体的に何が何兆円という計算は難しゅうございますけれども、石油を初めとするエネルギー、それから輸入する原材料あるいは食料品、こういったものが組み合わさってそういう数字になっています。 また、これのほかに、円の為替レートが変わりますと、これももちろん交易条件に影響いたします。
○森川政府参考人 交易損失二十一兆円についてお答えいたします。 一般に、交易利得、交易損失とは、輸入財価格と輸出財価格の比であります交易条件、これが変化することによって生じます利得あるいは損失のことでございます。ある基準年から交易条件が変化することで生じます、国内居住者、要するに日本人の実質購買力の海外からの流入あるいは流出をあらわす指標でございます。