1949-04-25 第5回国会 衆議院 逓信委員会 第8号
從つてそういう今度のような亡國予算を根拠としてつくられたところの、その一環としての通信特別会計における今年度の予算が、本予算の性格をそのまま受けざるを得ないのは当然であります。從つてその歳入源であるところの郵便料金の値上げそれ自体も、これはやはり大衆課税の変形として現われざるを得ないのであります。
從つてそういう今度のような亡國予算を根拠としてつくられたところの、その一環としての通信特別会計における今年度の予算が、本予算の性格をそのまま受けざるを得ないのは当然であります。從つてその歳入源であるところの郵便料金の値上げそれ自体も、これはやはり大衆課税の変形として現われざるを得ないのであります。
さらにこれは、自主的再建を捨てて民族を破滅させる亡國予算である。しかし、われわれ共産党は、單にこの予算に反対するだけはでなく、この予算を新しい個別の無産階級的の立場から編成し直さなければならぬということを主張しております。われわれは、この予算案を編成し直さなければならぬが、これについてわれわれの見解は、八つの條件をここで申し上げようと思う。
今まで申し上げましたことを簡單に私がここで結論として申上げれば、当予算案を執行するときは、インフレの高進、人民の生活の破綻は必至であると同時に、経済再建は不能となり、ひとり独占資本の支配態勢のみが強化されることになり、さらにこれは自主再建を捨てて、民族を破滅させる亡國予算である。こういう理由によつて、私はこれを返上して再編成を要求するわけであります。
こういう点からのみ申上げましても、この予算は何と申しますか、亡國予算とでも謂わざるを得ない。我々はこういう予算には絶対に賛成するわけにはいかんのであります。このことを先ず最初に明らかにして置きたいと思うのであります。 我々の考えるところの予算、眞に救國予算、國を建直すところの予算というものは、如何なるものでありましよう。それは歳入の面におきましては、勤労者の負担を軽くするものである。