2009-04-14 第171回国会 参議院 環境委員会 第5号
例えば農薬なんかも、結構昔は米にも水銀の農薬とか、それから今でも果樹、リンゴとかああいうものは砒素、鉛系の農薬なんかも使われていましたし、シロアリの駆除剤はあの和歌山のカレー事件で砒素が、亜砒酸が使われていましたし、そういうのがまだ使われているんですよね。そういうものをやっぱりどんどん減らしていくか代替のものに替えていく。
例えば農薬なんかも、結構昔は米にも水銀の農薬とか、それから今でも果樹、リンゴとかああいうものは砒素、鉛系の農薬なんかも使われていましたし、シロアリの駆除剤はあの和歌山のカレー事件で砒素が、亜砒酸が使われていましたし、そういうのがまだ使われているんですよね。そういうものをやっぱりどんどん減らしていくか代替のものに替えていく。
その鉱滓によって、あそこの高千穂の辺を流れている川には魚が一匹もいない、亜砒酸を焼いてきた煙によって、あの付近の山では木の成長がよその地域に比べて三分の一ぐらいしか成長していないという、そういうひどい残滓がございました。 自然の問題は、最近流行の公害という形で片づけられます。私たちは、そこの中において戸別訪問でこの地域を訪問しました。そうしますと、戸籍に載っておられない人がごろごろといる。
特に、民間の化学関係の機関、それから大学等の研究機関の中で、亜砒酸とか、何か毒物事件がありましたね。ポットの中に何か毒物を入れられたとか、こんな事件もあって、そういうことを考えると、オウムだけじゃなくて、これは大変なことだというふうに思えてならないのですよ。そういう点で、危機管理ということも含めて、2・3・7・8TCDDについてはどうなっているのかをお聞きしたいと思います。
○小林(守)委員 かぎのかかるところに完全に保管しろということなんですが、亜砒酸とかいろいろなほかの毒性の物質だってそういうふうになっているんだと思うのですよ。それがいつの間にか持ち出されるわけでしょう。そんなことじゃ、ちょっとどうにもなりませんよね。これは考え直してもらわなくちゃ困るのじゃないかと思うのですが、いかがですか。
このCCA処理木材は、クロム、砒素、銅の化合物が一立方メートル当たり十五キログラムもの大量のCCAが使われているために、土壌に投棄をした場合は腐敗をする、腐敗によってクロムや砒素が土壌に流出する、焼却すれば六価クロム、これがその焼却灰の中に残留をしたり、それから猛毒の亜砒酸が大気中に飛散したりして、深刻な環境汚染を引き起こしております。
ここは亜砒酸の焙焼炉があって亜砒酸の公害が大問題になった。宮崎大学の教授方が全部調べて論文を書いた。これを見ますと大変です。やっぱり逆転層がある。しかし、ここは谷の間千五百メートルですよ。あそこより広いんです。それでも大変なことです。こういう亜砒酸などの拡散の点で、谷間というところは極めて悪条件だ、第一に谷の壁で囲まれて汚染物質の脱出経路が制限されて出ていかないんです。
お尋ねの件につきましては、事案は、一月十八日の午前中、大阪市東区の薬品製造販売店に対してあらかじめ電話で注文し、同日午後三時三十分ごろ、四十歳ぐらいの女性が同店にあらわれて、所定の用紙に氏名、住所等を記載して注文の亜砒酸二本を買って帰ったものでございます。これは三千二百円でございました。
そのために、ことしの一月中旬、大阪の薬局から不審な女性が亜砒酸一キログラムを簡単に買われておる。これについてのチェックをいたしましたか、ひとつお聞きいたしたい。
○岡本委員 もう一遍ちょっと厚生省に聞くのですけれども、こういった亜砒酸とか毒物を販売するときに、取扱責任者、何か資格のある人がやはり必要なんでしょうか、どうなんですか。
片方、また韓国で現実にその物件を原料といたしまして亜砒酸を精製しておるという現実にかんがみまして、おかしさは残るわけでございますけれども、鉱山保安法なり廃棄物処理法を適用するにはむずかしい、こういう結論になったわけでございまして、外為法だけで送致をいたした、こういうことでございます。
二番目には、輸出された先——韓国でございますが、それが韓国において亜砒酸の製造原料として使われた、こういう事実があることに照らしまして、本件物質については鉱業廃棄物ではないと、こういう解釈をとっておるわけでございます。
○説明員(斉藤明範君) ただいまの御質問の事件は、非鉄金属あるいは鉱産物等の国内販売あるいは輸出入を業としておりますいま御指摘の四業者が、昭和五十三年三月から五十四年十一月までの間に大手鉱山二社でございますが、これから硫化砒素滓を仕入れまして、これを韓国の業者に亜砒酸の精製原料といたしまして輸出した事件でございます。
御承知のとおり、松尾鉱山は大正四年に開業して昭和三十三年に閉鎖、土呂久は明治の末から昭和三十七年まで同じ亜砒酸の製造の過程があったわけでございますが、特にこの地域において、すでに閉山しましてから十数年たちました後に、当時高千穂町の田舎の小学校の教師が、去る四十六年十一月、自分のところに学んでいる子供たちの健康状態というのが非常に異常な体質である、こういうことでいろいろと調査した結果が、主としてこの土呂久鉱山
○兒玉委員 それから、先ほど冒頭に、地元の代表者からの陳情の内容を若干読み上げたわけでございますが、その中で、この認定する際の基準が皮膚と鼻だけの症状に限定されている、ところが全体的にはやはり砒素関係の、これは土呂久の場合でも亜砒酸を製造する過程における排煙によって、吐き出す煙によって相当の気管支系統の患者が多いということが実際に証明されているわけでございますが、この認定基準というものは余りにも限定
実は、私ども参りまして、余りにも悲惨な状態の方々がおられるし、それから、あの当時の工場の実態というのは、父親が働いておる、母親もアルバイトのような形で炭を運ぶ、できた亜砒酸を運んでくる。そして二つ、三つの子供をほったらかしていくわけにいかぬから、子供はついていく。そうして子供は窯の周り、で遊んでおる。頭から真っ白になる状態で亜砒酸の粉をかぶって大きくなっていく。まともに育たなくて、子供で死ぬ。
○水田委員 時間の関係がありますので、これは資料として要求したいのですが、どういう条件、ここに工場があり、どういう範囲へ亜砒酸を焼いた紛じんが飛んでいったであろう、影響を受けたということを何によって判断してこの区域を決めたということを、何か条件とそれから図面をいただけませんか。
百七項目について亜砒酸による中毒、砒素による中毒の症状というものが紹介されております。また、労働省の労働基準局長の「職業性疾病の予防と補償」という本が出ております。この本の中で、砒素中毒の職業病の検診に当たってはどういう症状を見るか、どういう障害が起こるか、この中にもたくさんの全身障害が記載されております。
○説明員(橋本道夫君) 慢性砒素中毒の問題でございますが、最初四十八年一月に出されました専門委員会の意見では、砒素に対する、亜砒酸に対する暴露歴、それから皮膚の色素沈着及び角化、あるいは鼻中隔におきます瘢痕形成あるいは穴があいているというような状態及び髪の毛やつめの中の砒素の含有量というものを参考にしてやるということでございましたが、さらにこの問題もう少し広げるべきである、神経系統の問題というのが非常
明治から昭和の初めにかけましてが堀藤十郎さん、それから昭和十年から二十五年までが日本鉱業が亜砒酸などを生産しておりまして、その後鉱業権が転々と移って、吉岡鉱業が最終的な鉱業権者ということで四十六年十月二十三日に鉱業権が消滅する。これが実態でございます。
○政府委員(城戸謙次君) 堀藤十郎氏及び日本鉱業、この二者が、従来の亜砒酸を生産していた非常に主要なる方であるという意味で原因者の一番主たるものであろう、こういう意味でございます。
いまも言われたこの亜砒酸がま、これはもうないと言いますが、そのままになっているじゃありませんか、現在のこの笹ヶ谷の鉱山でも。そして四十七年ごろから立ち入り禁止になっているでしょう。もうこういうのは、あとかたもないなんと言いながらも、現在そのままになって立ち入り禁止をしているでしょう。どうもあなたの手元へ、ほんとうのことがいってないじゃないですか。国会の場所でうそを言っちゃいけませんよ。
その後いろいろの変遷はもちろんございまして、多数の鉱業が稼行されておるわけでございますが、一応鉱業法が施行されました明治二十六年以降のことから申し上げますと、いまはなくなっておりますけれども堀藤十郎氏が鉱業権を設定いたしまして、粗銅、亜砒酸の生産を行なっております。
○江口政府委員 いまの亜砒酸のかまあとでございますが、現在私どものほうでは十九個というふうに考えております。先ほど立ち入り等をさせておらないということでございますけれども、特に亜砒酸がま等につきましては、厳重に封鎖をいたしまして地面に埋めるというような処置を第二期工事において行なっておる。四十八年度は実はそういうことで進めておるという状況でございます。
第一は、鉱害防止義務者でございました住友金属鉱山に対しまして、亜砒酸の製錬施設の取りこわし、それから堆積場の流出防止あるいは覆土植生等についても工事を実施いたさせておりまして、これは四十七年の十二月末ですべて完了しております。その後現地の鉱山監督局におきまして検査を行ないまして、一応現在までのところ所期の成果をあげておるというふうに考えております。
まあ、私どもといたしましては、水稲に被害が発生するときの土壌中の砒素濃度ということで、ある程度の目安がついておるんでありますけれども、水稲の被害発生と最も相関関係の高い砒素の形、これは亜砒酸みたいなかっこうになっている場合もあるし、砒酸になっているやつもあります。
また場合によりまして砒素というものは非常に有毒な物質だというふうに言われておりますけれども、いわゆる日本薬局方にも亜砒酸という化合物がありますけれども、非常に微量であれば、それがむしろ効果があるというようなこともあります。
○政府委員(船後正道君) 宮崎県の土呂久地区における砒素による公害の健康被害の問題でございますが、先ほど通産省から御説明がございましたような経緯を経まして、宮崎県で社会医学的な調査を進めておりましたところ、昨年七月に、亜砒酸等に暴露されたことによる慢性砒素中毒と思われる皮膚所見が地元住民に認められました。
最近では、昭和六年以降主として中島鉱山がすずの採石を断続的に行なっておったわけでございますが、昭和二十九年、地元といわゆる公害防止協定を取りかわしまして、亜砒酸の製錬を行なっておるわけでございます。 昭和四十二年に中島鉱山が経営不振に至りまして、鉱業権を現在の住友金属鉱山に譲渡いたしまして、中島鉱山株式会社は解散いたしましたわけでございます。
大正も初期から亜砒酸の製造が始まって、全国一番の生産量になりました。問題になりますのは、六百九十年という長い間の採掘によりました鉱滓、あるいは亜砒酸の焼きかすの堆積されたものから汚染源が出ておる。この汚染源の根絶というのはどのような措置をされているかという点がこの質問の主要な問題であります。そこから出まして、笹ケ谷川という川がありますが、それらの周囲の田畑の土壌が汚染されている。
大正末期から戦前の、掘れよ掘れよと言って掘っていた、ああいう異常な、しかもあの亜砒酸の炉などは、いまでは考えられないような全く非人道的な掘さくが行なわれておった。そういう異常な環境から公害病が起こっておる。 だから、そういう異常な環境にあったということを認めて、その上で発生している公害病、そういう被害については、重い軽い、外部症状だ、内部症状だ、そういう区別はあり得ないと思うんですね。
戦時中のそれこそたいへんな中で働いて、ああいう悲惨な姿になっているわけですから、こういう人たちこそ国の責任において救済すべきであると、このように思うのですけれども、私は亜砒酸鉱山の場合も金山の場合も、この労災関係は、企業の責任はあるでしょうけれども、やはり国の責任として救済をすべきであると、このように思うのですが、この点はいかがでしょうか。
○内田善利君 それでは私の本題の質問に入りますが、土呂久の亜砒酸公害に対する問題でございますが、すでに七名の方が、宮崎県では亜砒酸中毒による公害と認定されておるわけですが、現在、検診のときに三人漏れた、その方を含めて七人の第三次検診が行なわれておるわけですけれども、この点どのようになっておるのか、環境庁にお聞きしたいと思います。
この点につきましては、先生御指摘のとおり、この無水亜砒酸の健康に及ぼす慢性影響といたしましては、皮膚障害のほかにも、呼吸器の悪性腫瘍とか、あるいは肝障害だとか、そういったものが知られておりますので、今後も土呂久並びに土呂久以外のいわゆる砒素山周辺の健康調査、こういったものを踏まえまして、認定要件につきましても引き続き検討をいたす予定でございます。