1949-10-26 第6回国会 参議院 本会議 第2号 併し若しそういう個人的な気持で我々がこれを論じますならば、徳川幕府以來数百年の長い間に亘つて圧制と搾取の下に呻吟した数百万の耕作農民の存在を忘れては頂きたくないのであります。この個人的な愛憎の観念ではなしに、私共はこの農地改革が、日本の民主化を促進するための必然的な歴史的な條件であると解釈しております。そういう意味で、これを述行せしめるようなすべての方針には反対せざるを得ません。 羽生三七