1963-02-19 第43回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
——実は昨年私台北に参りましたときに、時の井口大使に会いまして、これは私的な話でございますが、井口大使の個人的な意見として、なかなか先方の状況ではこれに応じ得ない状態である、むしろそれよりも、とりあえず日本政府として、この財産に対しまして、何らかの処置をしたらよいのじゃないか、これは個人的な意見でございます。そういうふうなことを漏らすほど、事ほどさように先方としてはきわめて消極的である。
——実は昨年私台北に参りましたときに、時の井口大使に会いまして、これは私的な話でございますが、井口大使の個人的な意見として、なかなか先方の状況ではこれに応じ得ない状態である、むしろそれよりも、とりあえず日本政府として、この財産に対しまして、何らかの処置をしたらよいのじゃないか、これは個人的な意見でございます。そういうふうなことを漏らすほど、事ほどさように先方としてはきわめて消極的である。
今度も井口大使を通じて抗議をいたしました。
同時にモンゴルの加盟問題に対する台湾の態度、それに対して日本外務省もアメリカの委託を受けて、井口大使が台湾においてその問題についていろいろ動かれたようにわれわれ聞き及んでおりますが、その事実があるかどうか、その結果をどう見ておられるか、そして重要事項であるということならば重要事項の取り扱いとして日本政府としてはいくつもりであるかどうか、それを一括してお答えをいただきたいと思います。
○下田政府委員 その点につきましては、第一に、御本知のように、昨年九月河野農林大臣がアメリカに行かれましたときに、協定の方に規定してございますことについて事実上の合意ができて、その直後井口大使がイニシアルをいたした次第でございますが、その際は贈与の方につきましては何らまだ話がきまっていなかったのでございます。そこでとりあえず話がついておった協定事項だけにイニシアルをいたしました。
そういうことをわれわれは外に発表することを要求しているのではないのでありますが、概要において、たとえば事の重要性にかんがみて、総理大臣がアイゼンハワー大統領に親書を出すとか、あるいは外務大臣が特にアリソン大使を招致して、おごそかにこの趣旨を伝達して、その貫徹を期せられたとか、ちょうどその頃日本のアメリカ駐在大使がかわるというような一つの不幸な事態もあったようですが、そういうときにもかかわらず、たとえば井口大使
井口大使も帰ってきて、もっと日本は遠慮せずに率直にアメリカに発言した方がいいということを言っておられる。現にセイロンやビルマやインドネシア等等の国々は、あの禁輸品目ではっきり禁止されているなまゴムその他について、特別扱いで自由に貿易をやっているのです。そういう事実があるのです。日本だけがいつまでもちぢこまって、言いたいことも言わずにおらなければならぬという理由にはならぬと思う。
先般井口大使からの外務大臣に対する報告につきましても、MSA云々の問題もありましたし、かたがたそういったようなことについてお伺いしたい、
アメリカにおきましては、井口大使より申し出を受けたマーフィー国務次官代理は、世界情勢の現状においてなかなか困難な問題であるけれども、井口大使がアメリカを離れる直前のせっかくの申し出でもあるので、慎重検討いたしたいと答えたとの報告を受け取っております。
特に今本件は非常に重大問題化しておりますので、井口大使も十一月十五日ニューヨークで開かれた全米貿易協議年次総会に出席いたしまして、日本の立場を十分に説明し、また十二月十五日には、ボストンで開かれました国際問題協議会、ここでは日本の経済事情と対米貿易との関連というものを演説をして日本の立場を十分表明しておる、その他いろいろの努力をしております。
ベルヌ条約に対する留保と同じような内容をとり入れた二国間の協定を締結いたしたいと思いまして、ずっと実は二、三年来アメリカと新しい二国間条約の締結交渉をして参ったのでありますが、これはアメリカの先ほど申しました二国間条約方式を廃棄して、対外著作権関係はすべて万国条約一本でいくというアイゼンハワー政権の政策決定のあった直後でありますので、どうしてもアメリカはこの要望に応じませんで、先月ダレス国務長官から井口大使
と、これに伴う技術等の援助を行う用意がある旨の申し入れがあった次第でありますが、政府といたしましては、わが国における今後の原子力の平和利用の研究及び開発の問題の重要性にかんがみ、慎重に検討した上で、適当な条件のもとにこれを受けることとし、これがため、今春以来米国政府との間に、本件に関する日米間の双務協定締結に関する交渉を行なった結果、合意を見るに至りましたので、十一月十四日ワシントンにおいて在米井口大使
○下田政府委員 この交換公文は六月二十一日にいたしましたので、当時の担当者であるロバートソンあてに井口大使から出したわけで、返事もロバートソンから来たわけです。正式調印のときはロバートソンがたまたま不在でございましたので、その代理者としてのシーボルトが署名に当ったわけであります。
これは十一月十四日にワシントンで調印いたした場合には、井口大使と向うのシーボルトとシュトラウスになっているわけですが、この協定に関する交換文書では、こちら側は調印者は井口大使になり向うはロバートソンになって変っておりますが、その間これは何か多少の意味を持っておりますか。どういう事情によるものか、一つ伺いたいと思います。
それで最後まで執拗に交渉いたしておりましたが、先月アメリカのダレス国務長官から井口大使あてに公文書をもちまして最終的に米国としてはどうしても日米間の二国間条約で処理することは不可能であるということを申して参りました。そこでやむなくそれではやはりこの万国条約で処理しようということに政府の方針を決定いたしました。
これがため今春以来、米国政府との間に、本件に関する日米間の双務協定締結に関する交渉を行なって参りましたところ、去る六月、案文について一応の妥結を見ましたので、仮調印を行い、さらに打ち合せを遂げた上、十一月十四日、ワシントンにおいて、わが井口大使とシーボルト極東関係担当の国務次官補代理及びシュトラウス原子力委員会委員長との間に、この協定の正式調印を見るに至った次第でございます。
外務省といたしましてもアメリカ政府の意図、それに関するいろいろな条件を鋭意在外機関を動員いたしまして調査した結果、いわゆる日本政府の自主権をそこなうがごとき、ひもつきと称するものはないという確信を得ましたので、政府は総合部会、原子力平和利用準備調査会の御決定を経まして、さらに閣議了解をいたしまして、本年の六月下旬、在米井口大使に訓令をいたし、適当な条件のもとに、濃縮ウラン受け入れに関する米国政府との
○下田政府委員 井口大使からの電報ないし公信によりまして英語によって日本政府は考えたものです。しかし出先の本省の日本人のことでありますから、英語を読みましても、観念としてはやはり日本語に翻訳して頭に入れるということは日本人である以上いたし方ございません。
提供と、これに伴う技術等の援助を行う用意がある旨の申し入れがあった次第でありますが、政府といたしましては、わが国における今後の原子力の平和利用の研究及び開発の問題の重要性にかんがみ、慎重に検討した上で適当な条件のもとにこれを受けることとし、これがため今春以来米国政府との間に、本件に関する日米間の双務協定締結に関する交渉を行なった結果、合意を見るに至りましたので、十一月十四日ワシントンにおいて在米井口大使
これがため、今春以来、米国政府との間に、本件に関する日米間の双務協定締結に関する交渉を行なって参りましたところ、去る六月、案文について一応の妥結を見ましたので、仮調印を行い、さらに打ち合せを遂げた上、十一月十四日、ワシントンにおいて、わが井口大使とシーボルト極東関係担当国務次官補代理及びシュトラウス原子力委員会委員長との間に、この協定の正式調印を見るに至ったのであります。
以上のニュースは、アメリカの陸軍省発表のもののようでございますし、あるいは大使館を通じておるかどうかわかりませんが、井口大使の、共同通信岩館特派員に語ったところによれば、「頭部の原爆はまだ日本にきていないと思う」こう語られております。読売には、この両兵器用の原子砲弾及び原爆は、当分の間太平洋の米軍基地(たとえばグァム島)に貯蔵するものと見られる。
従って私どもの知っておる範囲においては、井口大使の手を通じてアメリカ側にどういう折衝をされたか、これはあとでお伺いしますが、折衝された結果断わられたということを聞いたのです。従ってその具体的な折衝の経過等について、院議をどういうふうに取り扱われたかをまず話していただきたい。
同時に伝えられるところによると、アメリカの空気が非常に強硬であって、井口大使から日本の政府に向って、鳩山内閣は軟弱だというようなことを伝えてきたことによって、がぜん政府では驚いて閣議を開き、今後は断じて土地収用を強行するというような意味の発表をいたしておりますけれども、そんな閣議が開かれてそういう決定が行われたのかどうかをお聞きしたいと思います。
ところが、皮肉にも、すでに、これらの答弁をやっておりますずっと以前に、日本政府は、アメリカに対しましては、駐米井口大使をして防衛六カ年計画を示しておったということが、公文で明らかになっておるのであります。(拍手) 以上の点から見ますと、国会においてはほんとうを言わないということでありますけれども、最初は言うつもりであったのであります。