1972-05-25 第68回国会 参議院 逓信委員会 第17号
そこで、郵便市内あるいは郵便市外ということの実質的な意味は、結局、いまのポストの設置とかあるいは郵便配達度数の問題に関連してくるということで、これは過般、井出構想等においては、やはり市内、市外ということは、集配、運送度数によって考えるのか、通信度によって考えるのか。住宅地区は一度にして商業地区は二度にするのか。
そこで、郵便市内あるいは郵便市外ということの実質的な意味は、結局、いまのポストの設置とかあるいは郵便配達度数の問題に関連してくるということで、これは過般、井出構想等においては、やはり市内、市外ということは、集配、運送度数によって考えるのか、通信度によって考えるのか。住宅地区は一度にして商業地区は二度にするのか。
それは、井出大臣は昨年の四月二十八日に郵便事業の当面の課題ということでもって、いわゆる井出構想というものが発表されております。その課題のいわゆるねらいとしては、第一に情報化社会、このような状態の中で、産業構造の高度化から増大していくダイレクトメールなどの企業通信中心の郵便事業にどう対処していくのかというのが第一点ですね。
この今回の改正案につきましては、これはすでにこの委員会でも明らかにされておりますが、前提として郵政審議会の二度にわたる答申、一つは公社化の答申、一つは郵便事業の正常運営を確保するための方策に関する答申、十二月答申、それとこの二つを受けまして大臣が昨年の八月に発表されました井出構想、この三つが大体中心になりまして、今度の改正案の骨格といいましょうか、この大綱ができ上がって出されてきたのじゃないかと私は
○米田委員 これは私が冒頭にも申し上げましたように、審議会の二つの答申と井出構想を受けて今度の第三条が出てきておると思います。したがって、今度のあなたのほうのほんとうのねらいは、私は第三条ではないかと思います。そういう観点からいきまして、調和をすれば決して両方矛盾しないとおっしゃいますけれども、そんな器用にできますか。これはもう明らかに第三条がこれからどんどん郵政事業の中にまかり通っていく。
参議院の逓信委員会でありますから、慎重な御発言はもっともだと思うのでございますが、あなたはもうすでにこの問題については、しばしば明快な井出構想と申しましょうか、あなたの抱懐する所感というものを明快に発表されておるはずでございます。いまのは、きまればという——仮定をもってお答えいただきました。もう少し積極的な御発言をいただけないものですかね。
これがことばをかえて井出構想なる表現を用いて発表された。われわれはそういうふうに受け取りました。ところが、あなたの説明はそうではない。存分に討論をしてもらいたくて、掘り下げてもらいたくて出した。
○国務大臣(井出一太郎君) 井出構想というふうな、あのタイトルのつけ方も、実はこちらはそんなつもりではないのでございまして、この協議会をいま局長の言われましたように、その後も二、三回開いておるのでございますが、言うなればそのテーマとでもいいますか、こういう問題を一つ洗い出して、これをたたき台にこれからも検討を加えようではないか、こういう趣旨から発しておったということを私からつけ加えて申し上げます。
○森勝治君 そういたしますと局長にお伺いしますが、大臣も、井出構想の発表のおりには料金を上げる問題は考えておらないと言われた。あなたもそう言明されたことは間違いありませんね。
続いて質問をさせてもらいますが、実は「郵便事業の当面の課題」いわゆる井出構想というのが先ほど来問題になりまして、羽田委員、武部委員からもそれぞれ質問がありましたので、重複は避けたいと思いますが、なお疑問のある点につきまして、幾つか質問をいたしたいと思います。
郵便事業の持っております、内在しておる体質的なものに対する御認識も、御指摘のようなものだと思うのでございまして、せんだって新聞に載りました、しかもまたきょう御質疑を願っております当面の問題でございますが、これは井出構想というようなタイトルを用いた新聞もありましたが、そう大ぎょうなものではございません。
そこで、まあ何とか雇用関係を維持していきたいという観点から、井出構想にも示されているいろいろの改善方法が出ているわけでありますけれども、勤務能率に応じて云々という先ほどからの問題がございましたが、作業ぶりの客観的事実を把握するということを言われたわけですが、事実どういうふうな点を把握されて、それを勤務能率に応じた給与としていかれるつもりでおるか、その点についてお伺いします。