2003-01-29 第156回国会 参議院 予算委員会 第3号
京都の向日市というところで、昨年の十月の十五日ですけれども、創業一九一二年、明治四十五年のしにせの井上電機という企業が突然倒産をいたしました。一億円の資金融資をみずほ銀行に拒否されて自己破産に追い込まれたわけですけれども、社長は、もう万策尽きたということで、正に突然のことですから、朝の八時二十分に従業員、パートも含めて二百人、食堂に集めて、万策尽きたと。
京都の向日市というところで、昨年の十月の十五日ですけれども、創業一九一二年、明治四十五年のしにせの井上電機という企業が突然倒産をいたしました。一億円の資金融資をみずほ銀行に拒否されて自己破産に追い込まれたわけですけれども、社長は、もう万策尽きたということで、正に突然のことですから、朝の八時二十分に従業員、パートも含めて二百人、食堂に集めて、万策尽きたと。
京都でもその影響が非常に出ておりまして、京都は失業率、本当に今七・六%ということで大変な地域でございますが、老舗中の老舗、井上電機という中小企業が万策尽きて破産に至りました。十月の十五日なんですけれども、その井上電機の社長の説明の中で、この本当に万策尽きたというその言葉の中に、政府の不良債権早期処理方針の影響があったと。
報告書をざつと見たのでありますが、この二十六ページに事件発生までの発展的諸情勢という見出しで書かれてあるのでありますが、これによりますと、十月から十二月までの間にレツド・パージ闘争、反税闘争、学生運動、朝鮮人事件が記載のように十六件発生したのであるが、そのうち、十一月十三日井上電機事件をめぐる諸情勢は、円山事件にいろいろな意味において関連があると思われる。こうなつております。
更に二十七日当日、京都におきましては先に日本共産党京都府委員会が開催されまして、井上電機の犠牲者、レツド・パージを受けました犠牲者であります。それの奪還祝賀大会というものが計画されておりましたのですが、その集会の許可が与えられなかつたので、共産党の公開党大会と称しまして、個々の参集者五百名が気勢を挙げたのであります。