1974-03-26 第72回国会 参議院 法務委員会 第9号
これはまあ佐々木先生昨年御指摘いただきました五条支部でございます。で、乙号支部のうち不在庁は九十五庁ございます。それから簡易裁判所でございますが、簡易裁判所のうち、乙号支部と一緒にあるところの簡易裁判所で簡易裁判所判事がいないという庁が十一庁、それから独立簡裁が二百六十ばかりございますが、そのうち不在庁が百四十四ということでございます。
これはまあ佐々木先生昨年御指摘いただきました五条支部でございます。で、乙号支部のうち不在庁は九十五庁ございます。それから簡易裁判所でございますが、簡易裁判所のうち、乙号支部と一緒にあるところの簡易裁判所で簡易裁判所判事がいないという庁が十一庁、それから独立簡裁が二百六十ばかりございますが、そのうち不在庁が百四十四ということでございます。
○佐々木静子君 こういうふうな裁判官の不在庁で、これ五条支部のときにも申し上げましたように、そこの市民の方が非常にお困りになる、あるいはそこの職員が裁判官がおらないためにたいへんに困るという問題が起こっているというようなことをよく耳にするわけでございますが、その件について最高裁とするとどのようにお考えでございますか。
○田宮最高裁判所長官代理者 五条支部の点につきましては、御指摘のとおりでございます。ただ奈良地方裁判所全体といたしますと、これだけの裁判官が必要だということでおったのでございますが、実際に五条支部に裁判官を配置するかどうかということは、奈良の裁判所のほうでいろいろお考えになった結果、そういうふうな結果になったわけでございます。
たとえばこれは昨年総務局長に申し上げましたが、たとえば奈良地裁の五条支部というのはなかなか由緒のある甲号支部の裁判所だったようですが、四十七年の十一月に一億四千万円余りの経費をかけて鉄筋四階建て、延べ面積二千二百平方メートルの新庁舎ができたのに、専任裁判官を大阪家裁に転勤させて裁判官が一人もおらなくなった。
裁判所に働く職員全部の不足の問題がいろいろなところにひずみとなってあらわれてきている現実は、これはもうとうてい否定することができないと思うわけでございますが、いま特に御質問にございました裁判官の不足、これは先ほど裁判所側の御答弁がございましたけれども、ともかくいまの数では絶対に不足している、六十三も裁判官が存在しない裁判所ができているということで、先日も私ちょっと質問さしていただきました奈良県の五条支部
○佐々木静子君 五条支部でまた民事事件が再開できるということは非常にけっこうだと思います。いま、開廷日数のことがございましたが、これは仮処分事件のある場合で、あまり、週に一回ぐらいしか裁判官がいないというんじゃ話にならぬわけですので、開廷は、裁判官は何日こちらへ来られることになるわけなんですか。
これは総務局長よく御存じのことだと思うんでございますが、奈良地裁の五条支部ですね。これがことしの五月二日で裁判官がおらなくなった。これはあるいは人事局の御管轄になるのかもわかりませんけれども、この五条支部というのは明治十年に区裁判所として発足して、近畿における裁判所のうちでも特に由緒の深い、古くからの伝統のある裁判所で、しかも甲号支部である。この五条支部で突然裁判官が一人もおらなくなった。
当初はそういうような計画だったのでございますが、実は、これも私どもの人事異動の関係でございますが、ことしの四月に奈良の裁判所の管内で半分ぐらい異動がございまして、御承知のように、裁判官が異動しますと、その当初は、前の記録を読むというようなことで非常に多忙になりますので、そういう時期ですと、五条支部のほうに毎週一回なり填補に行くということになりますと、また、本庁のほうの仕事に支障を来たすというようなことがございますので