2007-11-28 第168回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
司法は、二風谷ダム訴訟で土地収用の取消しこそ認めないものの、我が国の統治が及ぶ前から北海道に居住し、民族の独自性を持っていると先住民族であることを認め、事業認定は違法としました。行政は、九七年の三月、橋本総理はアイヌ民族に先住性があるということはだれも疑う余地がないと認めたが、文部科学省は法案による先住者の明記を避けました。
司法は、二風谷ダム訴訟で土地収用の取消しこそ認めないものの、我が国の統治が及ぶ前から北海道に居住し、民族の独自性を持っていると先住民族であることを認め、事業認定は違法としました。行政は、九七年の三月、橋本総理はアイヌ民族に先住性があるということはだれも疑う余地がないと認めたが、文部科学省は法案による先住者の明記を避けました。
○喜納昌吉君 それじゃ、その定義のことを聞く前にちょっと聞きたいのがあるんですけれども、司法は二風谷ダム訴訟で先住民族と認め、事業を違法としながらも、土地収用の取消しはしなかったという矛盾があるんですね。事業は違法なのに土地の収用の取消しをしないという。事業は違法なんですけれども、その強制した土地の取消しをしないと、撤回を、非常に矛盾した答えを出すんですよね。
○池端委員 先ほども出ておりましたけれども、先般のいわゆる二風谷ダム訴訟におきまして、去る三月、札幌地裁は判決をなさったわけでありますけれども、その判決理由で、 アイヌ民族は、我が国の統治が及ぶ前から主として北海道に居住し、独自の文化を形成しており、これが我が国の統治に取り込まれた後もその多数構成員の採った政策等により、経済的、社会的に大きな打撃を受けつつも、なお民族としての独自性を保っているということができるから
○石崎委員 それから、先ほど鰐淵先生も触れられましたけれども、三月に二風谷ダム訴訟判決というものがありました。大変その判決内容を私も驚いて読ましていただきましたけれども、同化政策の歴史的経緯に対する反省の意を込めて最大限の配慮がされるべきなのに、最も重視すべき価値を不当に軽視、無視したという大変厳しい違法判決ということであります。
○風間昶君 もう余り時間がないですから、予定の項目をちょっと飛ばして、萱野議員も原告の一人となって進めてきました北海道二風谷ダム訴訟の札幌地裁判決、三月の末に出たわけですけれども、その中で、建設省とは書いてないけれども、建設省だと思うんですが、建設省による事業認定そのものが違法であって、それに引き続く北海道土地収用委員会裁決も違法である、すなわち収用委員会がアイヌ民族の宗教や文化についてもっと慎重に
先月末の北海道二風谷ダム訴訟の判決の中で、裁判長が「自然との共生という精神的文化を基礎に、地域と密着した先住少数民族であるアイヌ民族の民族的・文化的・歴史的・宗教的諸価値を後世に残していく」というふうに述べていらっしゃるわけですけれども、そうすると、政府としては少数民族としてのアイヌ民族をどのように位置づけていらっしゃるのか、お伺いしたいんです。