2016-12-14 第192回国会 参議院 本会議 第18号
○吉川沙織君(続) 「両方とも直接選挙になっておりますけれども、お互いの性格や立場上それぞれの観点に立って、特に参議院は良識の府と言われておりますが、そういう両者の観点からお互いにチェックし合い、あるいは補完、協力し合うことによって政治の理想により一歩でも近づいていこう、そういう知恵の産物として二院制度をとられたものと思いますし、お互いが機能することによって所期の目的に達することができ、そのように機能
○吉川沙織君(続) 「両方とも直接選挙になっておりますけれども、お互いの性格や立場上それぞれの観点に立って、特に参議院は良識の府と言われておりますが、そういう両者の観点からお互いにチェックし合い、あるいは補完、協力し合うことによって政治の理想により一歩でも近づいていこう、そういう知恵の産物として二院制度をとられたものと思いますし、お互いが機能することによって所期の目的に達することができ、そのように機能
まず、今日は二院制度の中での参議院の果たす役割というテーマですから、我々おおさか維新の会が言っている一院制あるいは身を切る改革、これからするというと少し場違いな話になるんですけれど、現状の状況を鑑みまして、二院制の意義あるいは参議院の果たす役割などをちょっとお尋ねいたしますから、どうぞ教えていただきたいと、こう思います。
それ以前は地方行政やったり地方議会におったりして、いつも国会討論、衆参見ていて、国民の一人として、また地方行政の一人として常に疑問に思ったことがあって、衆参二院制度にずっと疑問を持ってきたんですね。そういうことで、我が党は一院制を党是としておって、その方法は、いわゆる統治機構の地方への移転、道州制による、それで憲法改正をして一院制にしていこうと。
飯尾先生にまたお尋ねしたいんですが、例えば仕組みの問題なんですが、衆議院優位、優越で行われる議案、法案については、二院制度、今はこういうことがありますからそれはいいとして、仮にそうであるならば、衆議院で最終決定ですから、参議院でノーが出ても最終衆議院の決定に従うわけですから、むしろそういう法案などというのは参議院先議にして参議院から衆議院に送るという仕組みを取れば、国民の理解も得られて、ああ、衆参の
国民主権の徹底を図るために国会の行政監視機能を高めるためには、二院制度が欠かせないと考えます。その意味では、例えば衆議院が予算など金目の議論を中心にするのに対して、参議院は組織や人事など行政監視の機能をより重視する役割分担が考えられます。参議院の行政監視機能を強める改革が必要との考えであります。
国務大臣の出席義務は、二院制度上の二重出席などを考えれば、行政業務に対してより充実した作業をなしてもらうためには緩和すべきだと考えます。 政党に関しましては、政党法などの法律に委ねるべきであるという立場です。憲法に対して明記する必要はないと考えます。あくまでも政党は、憲法上の存在ではなく、結社の自由その他各法の規定により存在を認められるべきものであると考えます。
また、衆参二院制度の中での選挙のあり方は、私もいろいろ考えてまいりました。 少なくとも、自民党が中心の政権から、自民党が政権に入っていない政権というのは、九三年に一度だけ細川政権、あるいは羽田政権で誕生しましたが、それ以外でいうと二〇〇九年がその後の初めてであります。
途中で上院の選挙等あっても、それによって下院の信任で成立した政府が退陣するようなことはないというのが普通でありまして、日本と似たような、連邦制でも貴族制でもなくて、いわゆる民主的第二院制度をとっているイタリアなんかでは、上院も解散権があり、解散します。下院が解散をしますと上院も同時に解散します。 ですから、日本と似た二院制ですけれども、イタリアの場合は極端なそうしたねじれというのは生じない。
本院は、政府・与党が参議院の審議権を尊重して、二院制度を認めた憲法の精神を没却することのないよう、また直近の国政選挙により示された国民の意思を十分尊重するよう要請するものである。 右決議する。 決議案に対しまして、本院の良識ある議員の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手) ─────────────
○内閣総理大臣(小泉純一郎君) 二院制度を前提にというお話ならば、私は衆議院と参議院の選挙制度は違ってもいいんじゃないかと思っております。
その立場から、国民世論の喚起に果たす二院制度の役割を指摘しています。 さらに、私は、一院制を強調する人々は議会制民主主義の歴史の中で二院制の実績を積んできた点を評価していないのだと思います。ブライスが指摘していますように、参議院は、衆議院との賛成あるいは反対以外の仕事を行ってきましたし、結論が一致した場合も法案の施行についての留意点を政府に豊かに示してきたと思います。
また、米国のベンジャミン・フランクリンは、二院制度は、一台の馬車の前後に馬をつなぎ反対方向に走らせるようなものだと述べております。 一般に、一院制、二院制については、それぞれメリット、デメリットがあるとされています。
結論から申し上げますと、私は二院制度であるべきだというふうに考えております。
では、この際一院制にしてしまえ、こういう乱暴な議論もあるかと思いますが、私は、これまでの二院制度が我が国の政治形態の中で定着をしてきた、そういう観点からすると、むしろこの二院制のメリットを生かしながら、その制度の存続、そして充実を図るという方向で憲法というものを見直していく必要がある、こう考えております。 一つの方向としては、選挙制度の問題があります。
最近、憲法改正の議論に付随しまして、衆議院、参議院の二院制度の見直し論が述べられております。この内容は、あたかも参議院を廃止する形で一院の制度にするというような議論でありますが、このことについて、衆参両院ともに合併をするので、参議院のみを廃止するのではないというような説明が行われております。
今森岡先生言われましたけれども、予算主義から決算主義という話から思い起こすのですが、例えば、日本は二院制度をとっておりますが、予算審議は衆議院がやる、決算は参議院がやる、衆参の役割分担を憲法の規定上明確に振り分けていく。そしてまた、その選ばれ方、選挙制度も基本的に違う仕組みにする。二院制を維持するとすれば、そういうことなどの区分けも明確に考えていくことによって二院制度が機能するのではないか。
だから、例えばドイツ辺りは連邦でやっていますから、連邦参議院というシステムがあって、二院制度でも衆参両院の役割分担がそこで、参議院はもう地域代表だという分担がはっきりできているわけですよ。イギリスの方も成文憲法を作る段階では連邦を目指そうという方向があるわけですよ。 我が国の場合は何にもないわけですよね。やっと大臣が道府県の見直しをせにゃいかぬと言われている。
たまたま二院制度であるならば、参議院の方にそういうふうな形でいろいろな民意を反映させるような選挙制度を考えたらいいんじゃないかというふうなのが私の基本的なスタンス。
○堀込委員 日本の二院制は、GHQが民主的な一院制というのを提案して、日本政府が二院制度を出して、結局、二院制度に落ちついた経過があるわけですね。そして、そうはいっても、両議院の構成をできるだけ異質なものにしていこう、こういうことで全国区制が生まれる。
次に、先ほど来お話が出ておりましたが、この選挙制度を変えるということは、まさに我が国の議院制度そのもの、どういう議院制度、二院制度の中で参議院がどんな役割を果たすべきかということが前提にあって、その役割を果たすためには今の選挙制度よりも新たな選挙制度に変えた方がいいんだということになるんですね。我々自民党の中でもこの問題についてさまざまな議論がございましたが、必ず最初に出るのがこの話でございます。