1984-04-12 第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号 それを、現状においては生産第一主義をとるかそれとも公益優先かという二元対立的発想を基本としていることが問題であって、今日までの政策、行政がこの型の発想を基本としている。したがって、保安林制度が法令上、行政の建前上は整備された厳格なものであるにもかかわらず、現実には森林の公益的機能というものが実効的に保全されているとは言いがたい、そういう二重構造が生まれている。 小川国彦