2005-04-08 第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
今先生もう十分御承知のとおり、現行制度は事前拠出でございますが、他方で、事後拠出については、保険会社の破綻が生じた場合、厳しい今の市場の環境下で他の保険会社に拠出を求めることとなることに対する不満が出てくることがあり、あるいは破綻保険会社に対して拠出を求めることができず、各保険会社の負担の平準化が図られることがなくなってしまうことがある。
今先生もう十分御承知のとおり、現行制度は事前拠出でございますが、他方で、事後拠出については、保険会社の破綻が生じた場合、厳しい今の市場の環境下で他の保険会社に拠出を求めることとなることに対する不満が出てくることがあり、あるいは破綻保険会社に対して拠出を求めることができず、各保険会社の負担の平準化が図られることがなくなってしまうことがある。
それから、金融審議会の中では、事前拠出じゃなくて、これまでの実績から見ると事後拠出でもいいんじゃないかというような指摘があったというふうに聞いています。この点については制度を変えていないということで今までどおりのようでありますけれども、三年後に見直しの規定が置いてあるという中で、大臣、この事前拠出、事後拠出についてはどのようにお考えになっていますか。
三つ目には、いわゆる今、事前拠出制度ですけれども、破綻する前に業界団体それぞれお金出すわけですが、事後拠出制度に移行してほしいというふうな三つの附帯決議を、附帯事項を保護機構の総会で各生命保険会社が集まって決めています。
その中で、例えば年間負担額の軽減でありますとか、今お話ありました事前拠出制から事後拠出制への移行等、様々な要望があったことも事実でございます。
先生御指摘のように、諸外国におきましては、今申し上げましたような保険会社の規模の問題もございますが、おおむね事後拠出制をとっておるというのは事実でございます。
例えば、この保護機構に対する業界の拠出方法ですけれども、実際、調べてみますと、アメリカ、カナダ、イギリス等々では、あくまで事後拠出制ということで、それが大体主流になっているようです。また、従前のいわゆる契約支援制度でも、破綻が生じてから事後的に拠出するという仕組みだったと思うんです。
その仕組みがどうなるかということによって税制上も決めていかなければなりませんが、例えば、現在の場合には事後拠出、そして拠出したときに損金という形式でできるわけですが、今後、事前ということになった場合に、その負担金の性格についてチェックをさせていただくことになろうかと思います。ただし、税制上対応が可能な仕組みというものもあろうと思います。で、その辺は十分詰めていきたいと思っております。
また、保険は保険契約者保護基金というのがあるのですが、これは全部基金というものは事後拠出でいい、こういうふうになっているわけです。 私は、よくわからないのですが、銀行と証券と保険でこういうふうにばらばらに破綻処理の方法を決めているというのは、どういう基準でなぜそういうふうに決めているのか、その辺について大蔵大臣お答え願いたいと思います。
お尋ねの負担金の拠出につきましては、御指摘のような観点で時間をかけて検討が進められたわけでございますが、その際、事前積み立てとすべきであるという考え方もございますが、いろいろ比較検討いたしますと、事後拠出の方が積立金の資産運用等の組織が不必要になるために基金をより簡素な組織とすることが可能になるという利点がございますし、また、アメリカ、カナダ、イギリスなどの諸外国における支払い保証基金におきましても
○政府委員(山口公生君) 資金の拠出が事前か事後かという問題は、今検討していただいているところでございますが、特に事後拠出でやります場合には、積立金の資産運用のための組織が要らないというようなことから、基金がより簡素な組織とすることが可能になるという利点もございます。また、諸外国における同じような基金におきましては、事後拠出がとられているのが一般的でございます。
○山口(公)政府委員 この保護基金に対する負担金の拠出につきましては、事前積み立てとすべきであるという考え方もございますが、事後拠出の場合には積立金の資産運用等の組織が不要であるという、基金をより簡素な組織とすることが可能になる利点もございます。また、御指摘にありましたように、諸外国での支払い保証基金においては事後拠出が一般的でございます。
○中村(時)委員 そこで、再度重ねてお願いなんですが、事前拠出、事後拠出、外国の例を見れば事後拠出の例が多い、事前積み立てというのは少ないようなお話でありましたけれども、それは事前積み立てがゼロということはないと思うんです。
○中村(時)委員 それから、この点について一番大きな問題は、事前に資金を積み立てておくべきなのか事後に拠出すれば事足りるのかという点にあろうかと思いますが、この前の参考人の方々の御意見をお聞きしますと、例えば櫻井さんは「どちらかといえば事後拠出を基本に検討していくのではないかな、こういった考え方に今立っておるわけであります。」こういうふうにおっしゃっております。
○山口(公)政府委員 保険契約者保護基金に対する負担金の拠出の形でございますが、おっしゃられるとおり、事前積み立てという考え方も十分成り立つわけでございます、事後拠出という考え方も十分成り立つわけでございます。
それから、負担金はどうするのか、事前に積み立てるのか、それともそういった拠出をする時期が来たときに事後拠出をするのか、一時で払うのか、分割で払うのか、いろいろなやり方があるわけですが、そういったものについてもいろいろなことを考えておりますけれども、これは実は税制が絡んでまいります。
損害保険業界では、現在のところ、現実に破綻が起こった後に負担金を拠出する事後拠出の方法を中心に考えておりまして、コスト負担につきましてもまだ十分な論議を行っておりません。今後、諸外国の例も参考にして引き続き検討をしていきたいというふうに存じます。 以上でございます。