1985-02-20 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
私は決して事大主義者ではございません、冷静に物を見ているつもりでありますが、冷静な私の目から見てもこの山の荒れる状態というのは大変心配される。二十世紀において解決しなければならない人類に与えられた最大の課題の一つだと言ってもいいのではないか、こう考えますと、ここに手抜きをしたり怠慢をするということが許されないのは言うまでもないことでございます。
私は決して事大主義者ではございません、冷静に物を見ているつもりでありますが、冷静な私の目から見てもこの山の荒れる状態というのは大変心配される。二十世紀において解決しなければならない人類に与えられた最大の課題の一つだと言ってもいいのではないか、こう考えますと、ここに手抜きをしたり怠慢をするということが許されないのは言うまでもないことでございます。
それにおそれをなした事大主義者の竹田氏をはじめ少数の諸君がそれに屈しておる。内閣の与党である自民党の方々ですら、こんなばかばかしいことがあり得るかということを強く主張しておられるわけです。それができないなら、もうやむを得ないから、恥を忍んで返上したらどうだ、そういう意見は国際会議でもあったのですね。三木さんお聞きのとおりです。実に恥ずべきことじゃないでしょうか。
日本は、ここ長い間保守単独政権で、社会党が伸びそうもないというと、十分意識の発達していない選挙民は、事大主義者でありますから、社会党に入れても仕方がない、地すべり的に、むしろ当選する方に入れろというような傾向が生じて、なかなか伸び悩みます。そういうことは、あるいは心を寄せておった者、議会主義で社会改革ができるかなと思っておった人々をして、再び暴力とまでは申しませんが、革命を思わせる。
しかるに、委員会において、ただ早く通すことにのみ狂奔する自由党の人たちが、この条約を不平等と考えるのはみずから自立経済達成のための民族の誇りを持たないからだと言つているのは、それこそ強国に追従する事大主義者と言わざるを得ません。(拍手)また、それのみならず、私たちは、日本に起きている重大な問題と関連して、この条約を総合的に考えてみなくてはなりません。