1973-03-30 第71回国会 衆議院 予算委員会 第24号
硬直したいままでの姿がそのまま、少なくとも事労働政策については、私は一歩も前進がないというふうに考えます。
硬直したいままでの姿がそのまま、少なくとも事労働政策については、私は一歩も前進がないというふうに考えます。
予算の編成方針、経済安定方策等において、総司令部の占領政策にきわめて忠実なるところの吉田政府が、事労働政策に関する限り、その方針、その政策に従わないのは、どういうわけでありますか。一昨年、吉田首相が、不用意の中に、労働者に対して不不逞の輩と彼は言つた。
社会党にいたしましても、國協党にいたしましても或いは民主党にいたしましても、私の属する民主自由党にいたしましても、事労働政策に関しましては主義主張が二、三あるべきではないと思つております。労働者の独裁を主張する政党は違います。そうでない政党ならば労働政策は同じである。こう考えております。
私はどの内閣においても、事労働政策に関する限り、本質的の相違があるべきものではないと思つております。すなわち今総理の言われたことく、健全なる労働運動の馴致、健全なる組合運動の確立というところへわれわれは邁進いたしまして、急速に経済の復興を庶幾する、これはもういわゆる超党派的の國策でなくてはならぬと思つておる次第でございます。