1970-08-13 第63回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第2号
そこで問題は、御承知のとおり自主流通の米の問題、これは各団体がそれぞれ協議をして、そうして政府の要請される百万トンをことしは必ずひとつ目的達成しよう、こういう意気込みで進んでおるにもかかわらず、もし政府が予約集荷の関係において幾ぶんそういう手心を加えられるとか、あるいはまたその収穫された米に最後までの責任を当然持たれるべきでありますけれども持たれない、こういうことになりますというと、その米が第二次自主流通米
そこで問題は、御承知のとおり自主流通の米の問題、これは各団体がそれぞれ協議をして、そうして政府の要請される百万トンをことしは必ずひとつ目的達成しよう、こういう意気込みで進んでおるにもかかわらず、もし政府が予約集荷の関係において幾ぶんそういう手心を加えられるとか、あるいはまたその収穫された米に最後までの責任を当然持たれるべきでありますけれども持たれない、こういうことになりますというと、その米が第二次自主流通米
○亀井善彰君 長官見えておりますから、この際承りたいと存じますが、現在の予約集荷の受け付け状況、大体の数字は承知いたしておりますけれども、ごく最近の受け付け数字をまずひとつ承りたいと存じます。
○桧垣政府委員 四十四年産米については、生産時期以前に予約集荷を受け付けまして、これは農家の希望により全量政府が受け入れるつもりでございます。
例年であれば予約集荷の申し入れの時期にすでに入っておりますし、生産者米価を早急に決定する必要に迫られておりましたこと、また、米価審議会が諸般の事情によりまして会期を二日も延長せざるを得ず、しかも答申を得るに至らなかったことなどから、米価決定までに政府内部の意見の調整、関係方面との連絡等に引き続いて時間を要する結果と相なった次第でございます。
たまたまことしは予約制度の十周年にあたりまして、力を入れて予約集荷をしたいと言っておるようでございますが、その辺よく相談いたしまして、できるだけ早目に概算払いができるような体制をとってまいりたいと考えて準備をいたしております。
ところが、その資料を見るというと、「最近の連年にわたる拙作によって米穀の需給関係が著しく改善されてきていることに加え、予約売渡制度もすでに八年の経験を経て軌道に乗ってきていることを考えあわせると、予約集荷の奨励のためのこの措置の必要性はすでに終了したものといえる。」、大体、米穀というものの需給関係が非常によくなったということです。
予約集荷制度を最初にきめましたときに、六月にきめるということを言いまして、それはいろいろな事情で今日だんだんずれてきておりますが、これはその前にきめるのが妥当であろう、特にこれからは青田売りということもあるから、なるべく早目に、六月にでもきめておいたらいいじゃないかということを申し上げたのですが、これは一カ月早いからだめだ、二カ月早いからだめだという問題じゃございません。
○河野国務大臣 ただいまのお話の通り予約集荷制度は継続して参る所存でございますが、その米価の決定は、確かに五年前に私始めたときには、当時非常に米の足りない時代でございまして、これによって生産意欲を高揚していただく必要があるということで、植付前に米価の決定をするということでスタートいたしましたけれども、その後いろいろな事情があったのでございましょう、だんだんおくれておりますことにつきましては、私も実はこんなにおくれるならかえって
特に申し上げておきたいと思いますことは、青田売り等についてはどういう考えを持っておるか、だんだんそういうこともできるじゃないかという御指摘もありましたが、これらにこたえるに予約集荷制度というものを、二千円出す、もちろんその通りいたしますということで、現在やっておりますことについて変えようということはない、しいて変えるといえば政府以外に売ってはいかぬということを、政府以外に売ることもけっこうでございます
麦には予約集荷制度というものがございません。配給制度がございません。これは麦と同様だとおっしゃいますけれども、その点が違うと思います。米については、消費者の生活を安定、保護するという意味において、一定の価格で売る義務を政府が持っているという点が違う点で、私は、麦と同じように前進し発展していけない、いき得るものではない、基本が違う、こう思います。
ところが、私農林大臣になりました際に、なるほど社会党さんのおっしゃることもごもっともだ、できるならばこの法律の内容にあるところの、売らなければ罰するぞというようなことを、農民の意思を十分反映し、御協力を願う形において予約集荷制度というものを実行いたしました。幸いにしてこれが豊作その他の恵まれた条件のもとに、この五年間無事に過ぎてきたわけです。
そういうときに、今も何か、臨時特例が千幾らついたことによって、入る米がよけい集まるかどうかという話がありましたが、私は、自分の感覚からいけば、こういうものによって予約集荷が多くなったと思わない。
ただ、私はこの際希望を申し上げますが、何といっても、米の需給関係がこれだけ緩和してきたときに、不足時代の予約集荷という制度を作って、この制度の推進のために、当初は七億なり十億の金を使ったのはわかりますけれども、相変らずそういうことを年々やってきて、今後なおおやりになるということについてま、私は疑問があります。
米作農家は、東北と新潟、北陸三県を合せたところで調べてみると、予約集荷量の半分を供出しておるわけである。これは年々そうなんです。そういう米作地帯が、全国平均に数字を出されるとこういうことになる。芳賀君が言われるように、そんなら一町五反以上の農家を全部富農層と見るかということについては、非常に問題がある。
第二点といたしましては、本年度も予約集荷ということに相なりますので、当然それを推進するための予約諸条件の問題、これを一つ考慮していただくということであります。
しかし、農林省あるいは農業協同組合を通じてそういう指導をした建前から、農村にはそういう一切行政の立場に立っての考慮は払わないで、ただ、もう一度こういうものを手を変えてきたという印象が強くなるということは、将来の予約集荷というものに悪い影響を及ぼしはしないかという心配を一つ持っている。
それから、来年からこの予約集荷というものがゆるんで、お互いに警戒をする。これは、だれしも税の対象になることはいやですからね。そうすると、予約というものをずっと内輪にしてしまっておいて、早く完納してしまって、また匿名の現金で売る。やみ売りと同じことになります。そういうことから、今の米の統制の制度それ自体にひびを入らせるという危険性がある。
食糧庁の事務当局にまずお伺いいたしますが、昨年は私の記憶では第二次の予約集荷をなさったと思っておりますが、その内容をちょっとお知らせ願いたいと思います。
それから新潟、秋田、ああいう方面でいろいろ水害等の災害地帯がある、そういう村なりそういう地帯における米の扱い方ですね、予約集荷及びそれを実行すること等については、相当難点が非常にあるわけであります。
ところで本年の予約集荷の一応まとまりました数字は三千二百三十万石見当、前年の収穫推定高と本年の予想収穫高とを比べますと、六百万石ほどの増産に相なるわけであります。このことは食糧自給度の向上の点からいってまことに喜ぶべきことであろうと思うのであります。しかし予約集荷によって政府で買い入れられるところの量というものは、大体今のところは三十二年度とそう差はない。
以下のことは生産県における配給辞退の深刻な実相を如実に示しておりまして、予約集荷対策とともに配給面の問題の深刻さを思わせ、食糧管理制度の基本的問題の一端を提示しているようでございます。
予約集荷制度それ自体は、食管制度の建前からいえば、本質的に問題があることは大臣御承知の通りなんです。食管制度においては、生産者は全部政府に売る。消費者は、食管制度のもとにおいては、配給以外は買えない建前になっておるのであります。その責任を政府が持っておる。だから、その責任を果たす努力とやはり熱意がなくちゃなるまいし、行政庁もそういう工夫と努力は、私はぜひ必要だと思います。
なお、この予約集荷制度の運用につきましては、一そうの工夫をこらして、いわゆる強く熱意をもってこれを改正するようにいたしたい、こう考えます。
それに関連して伺いたいのは、予約集荷制度に対する政府の態度であります。三年前に予約集荷制度がとられて、これは食管制度の政策論としては私は大きな転換であったと思います。ところが、もちろん予約集荷制度は農民各位の自主的な考え方によって集荷が予約される、そういう制度ではありますけれども、半面、政府としては、全部流通する米を国民に公平に配給する責任を、食管制度上持っているのであります。
予約奨励金にしてみても、現在の予約集荷制度そのものを廃止しない限りは、それは一つの米価そのものですよ。こういう議論は成り立っております。従来もしばしば繰り返しておりますが、それを米価審議会の答申も待たずして、一方的に予算の編成の上において取りはずしておいて、そうして低米価でないというお言葉は、私は聞えないと思います。そういうことではなしに、もっと真剣にお考え願いたいと私は思います。
○神田(大)委員 私は、農家が米作を準備する用意——現在は予約集荷制度でございますから、一体ことしの米価はどのくらいになるのだというようなことを、やはりある程度見当をつけて、そうして作付というものはしてきたと思うのであります。
ところが具体的に時が進行いたしまして、本年昭和三十二年産米の予約集荷をしなければならぬという段階になりまして、すなわち五月になって同様の方法で計算をされますると、十一月から四月までの時の進行に伴って物価が上昇して参りまして、四月末の農業物価指数は一二四・三五という指数を示した。