1957-06-19 第26回国会 衆議院 農林水産委員会食糧に関する調査小委員会 第4号
予約買付制度−需給調節を円滑ならしめるために、方法として早く予約買付米価をきめるという行政上の措置をとられる、これは必要に追られてとられる手段でありますから、私はこれは認めます。しかし消費者価格を今あわててきめなければならないという根拠は何にもない。どうして消費者価格を今無理にきめなければならないのか。非常に異論のある消費者米価を、なぜ一体食糧庁が背負って立たなければならないか。
予約買付制度−需給調節を円滑ならしめるために、方法として早く予約買付米価をきめるという行政上の措置をとられる、これは必要に追られてとられる手段でありますから、私はこれは認めます。しかし消費者価格を今あわててきめなければならないという根拠は何にもない。どうして消費者価格を今無理にきめなければならないのか。非常に異論のある消費者米価を、なぜ一体食糧庁が背負って立たなければならないか。
その点は私今言及を避けますが、あなた先ほどの御答弁の中で、予約買付制度は大へん順調に行っておって成功を収めているので、ここしばらくこの制度をやりたい、こう言っておりました。成功した中身の中には、あなたの手足となって働いている全食糧の諸君が非常に難儀をしているということがあります。
三十三年度のことも、あるいは考えておるのかもしれませんけれども、前の河野農林大臣がさきに新聞談話等で発表しまして、それに関して農業団体、社会党等から鋭くその欠点をためされて、だんだん考え方を変えて、この予約買付制度に転換をしたという経緯があるわけでございます。
しかし今後こういう制度を続けていきます上からは、こういう災害等によりましていろいろ困られる農家もできてくるわけでございますから、この問題はもともと災害対策として起きたのでございますけれども、予約買付制度そのものについての根本的な、付属的なこの問題でもございますから、よく考究を今後いたしたいと思います。
あるいは血糊証券発行限度について、ことしの秋のでき工合を見て、大体予約買付制度がどのくらいになっておるかわかっておるのですから、臨時国会の当初において当然手当をすべきものなんです。それをほかの補正予算等もあって、政治的にやかましくなるなどと思ってやっておったのですから、この責任はほんとうは大蔵省が負うべきです。
あの当時の足鹿委員の質問の内容につきましては、昭和三十年度のいわゆる事前売り渡し供出制度なるものは、これを実施するに先だって、当時河野農林大臣は外遊中でございましたけれども、農林大臣の通達の形をもって、この予約買付制度を行う場合においては特集米というような制度は行わないということを事前に明らかにして、この予約買付に入っておるわけです。
○一萬田国務大臣 従来農業課税につ一きましては、これは供出が行われておりましたので、石当りで計算をいたしておりましたが、それが予約買付制度に変りましたので、反当りに変更いたしました。そこで一体反当りについて農業所得はどのくらいあるか、こういうふうな問題が起るのであります。
今まででございますと、どうしても米が、戦争で食糧が足りなくなる、占領で非常に窮迫しておるということで、相当強く政治がいろいろ制約を加えていかなければならなかった時代でございますから、そういうふうに法律が先に進んでいきましたけれども、むしろ私は、昨年、施策として変更いたしまして、従来の供出制度を予約買付制度に変えた。
そこで私は今年の豊作に関連をして、またいろいろな事情から米の予約買付制度を廃止をして統制を撤廃をする、こういうような方向が起きてくるのではないか。こういうことをおそらく全国の農民がみんな心配をしておるだろうし、関係団体も集まっていろいろ協議なんかもしたようであります。
この非課税措置によって、全農家のうち二割程度のもののみが恩恵を受けることとなるが、果して妥当かどうか、租税面の優遇等によって予約買付制度の実効を期することは妥当であるかどうか、農産物価格協議会の性格及び権限如何等について、熱心なる質疑応答が行われたのでありますが、その詳細は速記録により御承知願いたいと存じます。
○一萬田国務大臣 これは、基本的には、先ほども申しましたように、予約買付制度によって米の買い入れが順調にいくように、ただいまの話しで農家の数はなるほど少いのでありますが、しかし集荷される米の数量からいけば、おそらく七割くらいの数量には及ぶだろう、かように考えておるので、これが集荷する上において売り渡しによほど奨励になる、かように考えるのであります。
○一萬田国務大臣 それは、今度の予約買付制度によります米穀の集荷を容易ならしめると申しますか、この奨励のための方法と考えておるのであります。従いまして、これは、私はやはりいろいろな方法があると思うが、最もよい方法といたしまして、約一石当り百円程度の減税になるような措置をとったわけであります。
従いまして、予約買付制度におきましても、たとえば予算米価を、産地に行ってよく出来秋を見て米価をきめたらいいじゃないかという御意見も、私はこれも筋の通った一つの考え方だと思います。
それでいつインフレになるかどうかわからないというような多少気迷い気分も年末から正月にかけてあって、株が上ったりいろいろいたしましたので、そういったことも多少影響があったかと思いますが、今後経済が大体順調に参りまして、また米の予約買付制度も行われて金が出る、それから郵便貯金の方も大いにまた運動を開始するということによって、国民所得全体の伸びに並行して、大体予定通りに追いつけるというふうに考えております
私は、現内閣としては予約買付制度でこれでやっていくということにきまっておりますことは申し上げるまでもありません。私自身米に統制を撤廃すべきものだという考えを持っておるということは、かねて私は申しておるわけでございます。その際に、私の考えておりまする統制撤廃の際の米価についてはどうかと申しますと、これは世間で間接統制という言葉を使っておりますが、価格統制をやっていくつもりだ。
そうでなくて、今私が申し上げましたような線で、いずれにしても、今日この予約買付制度を実行して参ります上におきまして、一番私は大きく考えなければならない問題は、この価格は一体これでいいか悪いかということと、同時にその価格で買い入れて、これを消費者に今日の値段で売って参りました際に、食管会計の会計がどういうことになるかという、この二点であると思うのであります。
今年、予約買付制度という新しい制度をやろうとする時に当って、この生産費所得補償方式を確立する絶好の機会であると思います。
法律案提案理由説明書によりますると、米価審議会について、「従来その組織、所掌事務、委員の定数、専門委員の設置等については政令で定め、委員及び専門委員は、食糧庁長官が任命することになっておりましたものを、この審議会の重要性に鑑みまして、この際委員及び専門委員についての主要な規定を法律で定めることとし、その任命を農林大臣が行うこと」にきめたわけでありますが、今年から従来の供出割当制度を廃止されまして予約買付制度
○田畑金光君 お話によりますると、まあ過渡的な制度として今年の予約買付制度をとられたというわけでありますが、言うところの条件が整備されたならば統制を撤廃し、自由販売制に移すということも考えておられるように承わるわけであります。そこで条件の整備と言われまするが、条件の整備とは一体どのようなことをさしておられるのか。いろいろな面があると考えるわけであります。
これがいわゆる予約買付制度による予約金だと解釈をしておりますが、今の政府において予約奨励金という制度はきまっているものか、きまっておらないものか、あるいはこの閣議決定は何を意味するものか、この点を一つ明確にお答え願います。
そのうち食糧管理特別会計について見まするに、米の予約買付制度を前提として、消費者価格を十キロ七百六十五円に据え置き、生産者価格を石当り九千七百三十九円に予定しております。この結果、この会計全体を通じて二十九年度分を合せて百億円程度の赤字を生することになっておりますが、この赤字につきましては、今後の実行により数字の確定するのを待って処理されることになっております。
それは暫定措置としての予約買付制度をやるんだということをはっきり言われておったのでございますが、予算委員会でわれわれと審議をされているうちに、あるいはそれよりももっと河野さんがみずから農林大臣になられて、そうして実際にやってみて、自分が責任者としてやってみて、やはり米の統制撤廃ということは日本ではできないんだということを考えられたのじゃないかということを、私はむしろ聞きたいために、今質問しているわけです
その暫定的な経過措置として予約買付制度をとっていきたい、こういうことでありますから、これらの点については御了解願いたいと思うのであります。」
とるのが予約買付制度でありまして、そこでときどきに、お前は予約買付制度を失敗して、失敗に、むしろこれに骨を折らないで、自由販売に持っていくつもりだろうというような御疑問がたびたび出るようでございますから、そういうことは考えておりません、政府が一たん予約買付制度でやるときめました以上は、これはいたずらに混乱を起すようなまた疑問を生ずる、そういうようになることは絶対に避けなければならないのでございますから
政府がすでに決定しました予約買付制度につきましては、集荷の第一線に立つべき農業団体等はすでに協力能勢をとりまして、予約買付数量の末端における割当等さえもやつておるのでありますが、この米価では全く集荷の見通しが立たないということで、いわばお手上げの形になっておるのであります。
しかも今日まで食管法は、要するに米の流るるルートを、政府できめたルートを流していくということに相なっておるのでありまするが、今回のこの予約買付制度も、要するにこのルートを変えようとするのじゃないと私は考える。ただその供出方法が割当てでいくか、あるいは予約買付でいくかという供出方法に対する改善が行われるということだけで、そのルートは一向私は変らんと見ていいと思う。