2011-12-07 第179回国会 参議院 決算委員会 第2号
予算執行を止めたまま政府の事業をたなざらしにして早急な予算の組替えを怠り、年明けに第二次補正予算を編成するまでの間、数か月もの無駄な予算空白を生じさせたのであります。これによって経済効果の減退はいかばかりであったか計り知れません。 第二の問題は、政権交代後に八ツ場ダムの建設を凍結したことであります。
予算執行を止めたまま政府の事業をたなざらしにして早急な予算の組替えを怠り、年明けに第二次補正予算を編成するまでの間、数か月もの無駄な予算空白を生じさせたのであります。これによって経済効果の減退はいかばかりであったか計り知れません。 第二の問題は、政権交代後に八ツ場ダムの建設を凍結したことであります。
予算空白を異常な事態と受けとめないほどに政府の財政運営節度は麻痺しています。法治国家であるわが国で政府が法律に従わないことの政治責任の重大性を政府はどう受けとめているのでしょうか。議会による財政コントロールは憲法の命ずるところです。一日たりとも予算の空白を生じさせてはならないとの本委員会の決議を熟読玩味すべきことを要請して、私の反対討論を終わります。(拍手)
暫定予算は、本来、年度内に政府が提出すべき義務を負うものであり、それを怠った上に、予算空白が既に生じた四月二日に提出されたことは、政府の予算提出権の乱用であり、財政史上前代未聞の汚点を残す結果となったのであります。予算委員会における委員長の遺憾の意表明は、立法府の立場として当然のことであります。六十四年度以降、二度とこのような事態を招くことがないよう……
これこそ国権の最高機関の形骸化をもたらすものであり、予算審議をゆがめ、予算空白をあえてつくり出した竹下内閣の責任は重大であります。国民は、税制は密室で論議すべきではないと厳しく批判しています。私は、直ちに国民不在の密室協議をやめ、正々堂々とした国会審議を強く求めるとともに、大型間接税の導入に反対し、国民の平和と生活向上のために引き続き奮闘する決意を表明して、反対討論を終わります。(拍手)
○政府委員(中村泰三君) 郵便貯金の利子それから簡易保険の保険費、郵便年金の年金費の支払い額につきましては、昭和六十二年度の実績から、今回の予算空白期間中、四月一日から五日までの四日間の支払い額をそれぞれ推計いたしますと、郵便貯金の払い戻し利子で約十三億円、それから簡易保険の保険費は約五百十六億円、郵便年金の年金費は約三億円でございます。
○政府委員(清水傳雄君) 労働省におきます予算空白中に支払い義務の生ずる法律事項といたしましては、雇用保険法に基づく失業給付金等がございます。これらにつきましては、労働保険特別会計法施行令第七条等の規定によりまして前渡されている前渡資金を充てることによって対処をいたしているところでございます。
○三治重信君 同僚議員から暫定予算に関する中心的な質問は大体出尽くしたのですが、私はまだ若干各省に、どういうふうにしているかということが漏れている省庁がございますので、ひとつ四月一日からの予算空白中の支払い義務を生ずる法律を持っておられる省庁——法務、郵政は先ほど御答弁なさいました。
予算空白中の支出は憲法、財政法の規定に反するのではないか。予算の空白が予想される場合、暫定予算を速やかに提出すべきではないか」との質疑がありました。
ちょうど、今の予算空白期間というものを想定しないで憲法、財政法があるから暫定予算という問題があっていつも問題を惹起する、それと同じことではなかったかという勉強もしてみましたが、何分その当時の憲法に携わった人の意見を聞くにも既におおむねのお方がお墓の中にお入りになっておって、そのことはわかりません。
ところがGHQの許可が得られず、このとき初めて三日間の予算空白が生じたのであります。当時の我が国政府には、一日たりとも予算空白は許されないとの確固たる認識があったことは会議録からも明らかであります。これこそ占領政策によって無理やり引き起こされた戦後財政史上の一大汚点であったのであります。 しからば、今日の予算空白は何によるものでありましょうか。
○国務大臣(竹下登君) まず、この問題、いわば委員長見解からくる一つの宿題として私どもも取り上げておりますが、先般、鈴木一弘委員から御提案のありました予算空白問題についてはと、それで協議して委員長から遺憾なことと考えますと、これは空白の可能性が生じてきておりますことは、まことに遺憾でありますと。ところが、今、現実空白でございます。
いわゆる予算空白は、現行財政会計制度上は予定されておらず、適切な事態ではないと考えます。いわゆる空白時の支出の中には、国庫金の支出によらず正当な方法でないと思われるものもあるのは事実であります。
○和田静夫君 ここで委員長に、当委員会運営の責任者として、国会役員としての立場から、五十九年度暫定予算及び六十年度以降の予算空白回避、暫定予算制度を定着させるべしというような見地から御見解を承りたいのであります。植木委員長に負けない立派な見解を述べてもらいたいと思います。
暫定予算に関する質疑として、「過去何回かの予算空白では、監獄法に基づいて支給される被収容者作業賞与金が職員互助会による立てかえ払い等で行われており許されない。これらは暫定予算提出を政府が回避しようとするためであるが、五十九年度暫定予算提出を機に今後予算の空白を生じさせない決意を聞きたい。
その財政民主主義違反との関連で、総理、五十七年度予算が四月五日、それまでになかった五日間の予算空白を生じた事態を踏まえて、参議院での予算審議権の確保の観点から、与野党一致の結論を当時の植木予算委員長が政府に委員長見解の形で発表して会議録に載っています。五十九年度予算の審議権を尊重するために暫定予算は当然今日提出をされるべき状態になっていると思うんですが、いかがでしょうか。
このほか、地方財政対策の欠如と国の財政再建優先により、地方財政に一方的にツケ回し、しわ寄せの予算となっていることなど、五十八年度予算に対する批判は多々ありますが、最後に、本予算は成立が新年度に四日間もずれ込み、四日間の予算空白期間を生じております。昨年、予算委員長見解は、空白を生ぜしめないよう政府に暫定予算の提出を求めましたが、政府はことしもこれを無視しているのであります。
しかし、残念ながらきょうの事態を招くに至りまして、いま御指摘なさいましたとおり、現実いまのこの時間、言ってみればいわば予算空白の時期と、こういうことになるわけであります。しかし、これまで予算委員会の皆様方の御努力によりまして予算審議が円滑に進められてきたということに対しては、大変心から感謝を申し上げております。
また、予算空白にどのような責任をお感じになっていらっしゃるか。中曽根内閣としては初めて成立した初の予算がこういう形でスタートを切ることになりますが、総理、いかがでございますか。
まず、予算委員会の運営の基本にかかわる課題として、一定の期間内に充実した予算審議を行うべき重要な責務と、予算空白の長期化に伴う困難な委員会運営の問題が提起され、鈴木総理大臣及び渡辺大蔵大臣の答弁があり、また多くの具体的提案もありましたので、これらを踏まえ、予算委員長は、「昭和五十七年度予算審査に当たり、年度末の日切れ法案の処理にも時間を割かれ、また、暫定予算の提出がないまま、予算の空白の長期化による
○田代富士男君 財政法三十条の暫定予算の提出のことでございますが、これを怠り予算空白期間を惹起いたしまして、国民生活に重大な影響を与えております。当参議院の予算委員会で委嘱審査等、より充実した審議と取り組んでおる現在、これは看過することはできません。
ここで過去の予算空白を調べてみますと、四十四年度は一日だけ、五十年度は二日間、五十三年度から五十七年度までは五年連続二日ないし四日間四月にずれ込んでおりますが、このような予算空白恒常化と財政当局の予算なしの悪慣習に対するなれっこの態度は、これは承知できないと思いますが、これは大蔵大臣いかがでしょうか。
それは予算空白の問題なんです。時間がございませんから簡単に申し上げますが、予算不成立の場合、予算が不成立の場合について、憲法も財政法もはっきりした規定がないわけです。そこで、たとえば暫定予算がかりにこれが否決されたような場合には不成立になってしまうわけですね。
この点を私は承わりたいと同時に、この予算空白の日の政府支払については、違法の疑いが相当にある。只今、内村君も指摘の通りでありまするけれども、この空白支払を法的な立場から一体蔵相は如何に考えておるか。この点を承わりたいのであります。 次に、補助金等の臨時特例に関する法律案でありまするが、本法律案は、本予算と重大なる関係を持つていたのであります。
○林(百)委員 だからわれわれは予算空白の問題を参考までに聞いておるので、この前廣川君の問題が取上げられたが、廣川君を呼ぶかいなかは次会に留保しようということになつておる。そこでわれわれは、政府と與党と打ち合わせの結果あの声明を発表した真意はこうだということを官房長官から聞けば、わざわざ廣川君を呼ぶ必要がない。しかしこれは政府の関知しないことだというなら、廣川君をこの委員会に呼ばなければならぬ。
そこで、緊急質問はやらないかわりに、次会に官房長官に来てもらつて、林君の言葉をそのまま使えば、予算空白の間事務的にどういうふうにやるか、官房長官に聞けばよい、こういうことだつたと思う。
○中村正雄君 では一応読上げますが、最初は読売新聞ですが、「二日間の予算空白という空前の醜態をさらけ出しながらも幸うじて本年度予算案の成立をみた政府では四日朝増田官房長官が総司令部にリゾー民政局次長を訪問、予算成立の報告を行つたうえ今後も地方税法の改正案、電力再編成法案など重要法案が残つておるので終盤の国会対策について種々懇談を重ねた、ついで同長官は院内における政府、与党の連絡会に出席してその懇談内容