1952-02-13 第13回国会 衆議院 決算委員会 第5号
それで法令違反の支出で国に損害を及ぼした、こういうことになりまして、当該支出を決定した職員に対しまして、弁償の検定をして弁償を要求するか、あるいは——これは検査官の会議によつて決することでありますが、当該事案が法令に違反しているけれども、いろいろな事情からいつて、いわば予算目的外の支出と考えられるような支出であれば、弁償処分の要求までは行かずに、しかしながら懲戒処分の要求は当然しなければならない、こういうふうに
それで法令違反の支出で国に損害を及ぼした、こういうことになりまして、当該支出を決定した職員に対しまして、弁償の検定をして弁償を要求するか、あるいは——これは検査官の会議によつて決することでありますが、当該事案が法令に違反しているけれども、いろいろな事情からいつて、いわば予算目的外の支出と考えられるような支出であれば、弁償処分の要求までは行かずに、しかしながら懲戒処分の要求は当然しなければならない、こういうふうに
あるいは商品売上げ代金の回収の努力が十分でなかつた、あるいは架空の名義によつて予算目的外の支払いをしていたというふうなことくらいしかあげられておりませんが、このほかにやみ売買によつて厖大な利益を得ておる、この厖大な利益を得て、なおかつここに純欠損が出て来ておるのでありますから、この組織がいかに腐敗し堕落し、人民の膏血をしぼつて人民を物価高騰の中に苦しめた組織であつたかということがわかるのであります。
ところが大体は予算目的外、たとえば工事費で庁舎を建てたり、目的以外に使つた案件が比較的多かつたのであります。昨年は少し検査の目先をかえようというので、ずいぶんつつ込んだ検査をしたのであります。そういたしますと、現在問題になつておりますつけがえというものが出て来たのであります。つけがえは終戰後間もなく行われ出したものでありまして、昭和二十二年から行われた形跡がございます。
各公団を通じて見ますと、資金を市中銀行に滞留させ、その資金を他に融資したり、商品売渡代金の回収努力が十分でなく、多額の売掛金を存しておつたり、架空の名義などにより予算目的外の支払をいたしておつたり、保管商品の管理が十分でなかつたり、職員が売渡代金等をほしいままに領得するものがあつたり、経理上妥当でないと認められるものが多く、甚だ遺憾にたえません。 第六は職員の不正行為についてであります。
各公団を通じて見ますと、資金を市中銀行に滞留させ、その資金を他に融資したり、商品売渡し代金の回収努力が十分でなく、多額の売掛金を存しておつたり、架空の名義などにより、予算目的外の支払いをいたしておつたり、保管商品の管理が十分でなかつたり、職員が売渡し代金等をほしいままに領得するものがあつたり、経理上妥当でないと認められるものが多く、はなはだ遺憾にたえません。
しかしこれは決して会計検査院の意見ではございませんが、私としては、卑近な例で申しますと、これはイギリスの例なんですが、たとえば橋をつくるというような予算を国会が議決したら、それがいつの間にか軍艦になつていた、こういうような予算目的外使用ということに着目しまして、二、三百年かかつて決算委員会という制度を実は気がついたのであります。
支出の面においては、國の工事等についての過大施設を抑制し、請負代金または物件購入代償の適正を期し、不用品はもちろん不急品の調達を避けるようにし、また経費を予算目的外に使用しないようにするとか、予算に計上されていないのに、工事、物件の契約をする等予算の制をみだるような運用をしないようにさせるほか、年度末経理における濫費の弊を根絶させるよう常時十分な検査を執行する決心であります。
支出の面においては、國の工事などについての過大施設を抑制し、請負代金又は物件購入代價の適正を期し、不用品は勿論、不急品の調達を避けるようにし、又経費を予算目的外に使用しないようにするとか、予算に計上されていないのに、工事物件の契約をする等、予算の制をみだるような運用をしないようにさせる外、年度末経理における濫費の弊を根絶させるよう、常時十分な檢査を執行する決心であります。
○会計檢査院事務総長(東谷傳次郎君) 二十四頁の北海道の官舎宿舎の問題でありまするが、私はこれはよろしいということは申上げたわけではないのでありまして、会計檢査院といたしましては、これは最も惡い違法と認めた事項の中に入れておるのでございまして、二十三頁のところに見出しとして、違法と認めた事項、その中の予算目的外の支出であるとこういうふうに断定をいたしておるのでありまするが、事情があつて建てる必要があるならば