1949-04-01 第5回国会 参議院 本会議 第7号
從來予算の執行に関しては、小切手の認証制度等により、主として予算報行の最終段階たる支拂の面から統制を加えて來たのでありますが、今回新たに支出負担行爲の認証制度を設けまして、予算報行の当初において、特に指定する認証官が支出負担行爲の内容を十分に審査いたしまして、予算支出の抑制、又は適正化を図らんとするものであります。
從來予算の執行に関しては、小切手の認証制度等により、主として予算報行の最終段階たる支拂の面から統制を加えて來たのでありますが、今回新たに支出負担行爲の認証制度を設けまして、予算報行の当初において、特に指定する認証官が支出負担行爲の内容を十分に審査いたしまして、予算支出の抑制、又は適正化を図らんとするものであります。
予算の款項に揚げてある事項が予算支出の目的として先ず定められましても、予算支出の金額は節から目、項、款へと集めて四案というもおは編成されるのであります。故に支出の基準は款、項、目、節であります。予算の議決は款、項について行われますが、予算の審議は目、節の検討を要することは明らかであります。予算書に記載の予算総則の第三條には、これは一般会計であります。特別会計は第二條であります。
とにかくこのような非生産的な、そうして放漫な予算支出というものが、皆さん御存知のような大資本家なり、或いは高級官僚、或いは不腐した政治家というものの間で釀し出してしるああいうスキャンダルの源泉になり、ああいう者の物質的な基礎を提供するものでということになるのでありますから、この点はどうぞ嚴密に議員諸公が再檢討されまして、最小限の金額に止めるように御努力を頂きたいと思うのであります。
然るに政府は一トン一万一千円でこれを賣渡して、その差額約一万円は國民の負担となり即ち價格調整金として予算支出の部に計上されておるのであります。このようなやり方は私の憂うるような経営の放漫、資材の濫費を惹き起す慮れなきや否や、説明を要せずしてお分りのことと思うのであります。
ところでこれらのものは款項目節というところの普通の予算支出の方法が取られておらないのでありまして、これは又非常に私は不潔な支出のし方であると、こういうふうに考えるのであります。而もこの終戰処理費と公共土木事業費と、この二つは日本の土建事業を一手販賣にしていると言つても過言ではないのであります。
事実縣によりましては或いは町村会が決議をいたしまして、そうして未拂のために予算支出をしておるところもあるのでございます。いろいろな点があろうと思いますが、そういう点につきまして、放つて置くのでなしに、何らかの措置をこの機会に講ずる、こういう二段構えで参りたいということを考えておるわけでございます。
この二つの点について更に申上げますと、たびたびこれまでここで述べられた方々も、恐らく一人残らず触れられたと思いますが、三千七百円の平均賃金水準と、それから今回の予算支出とが、果して両立し得るものであるかどうかという点でございます。
事実今日までの我が國経済は、いわゆる緊急援助費等、米國政府の予算支出による外資の援助によつて崩壊を免れて來たのでございますが、併しながら今後進んで経済の復興を図るためには、政府による援助のみならず、いわゆる民間外資の導入をも図る必要があることは言うまでもありません。
事実、今日までのわが国経済は、いわゆる緊急援助等米國政府の予算支出による外貨の援助によつて崩壊を免れてきたのであります。しかしながら、今後進んで経済の復興をはかるためには、政府による援助のみならず、いわゆる民間外資の導入をもはかる必要があることは言うまでもありません。
次に第二の点は、復興金融金庫がいたしております融資は、その名前は金庫でありながら、過去一年間の実際の運用状態を見ておりますと、これには一種の國家の予算支出、そういうような性質が多分にあることを否定することができないのであります。つまり偽装的な予算支出が、復興金融金庫の手を通して、金融という形において行われておるということは、爭うことのできない事実であります。
しかも、この案が実施された場合におきましては、單に官公労のみではなく、一般事業界において、地方自治團体の職員その他においても、必然的に生活補給金を要求することは当然でありまして、しかもその影響が、実に厖大なる予算支出とならざるを得ないのであります。しかも、この予算の財源は、ただいま委員長みずからが承認いたされたことく、ほとんど大衆課税あるいは大衆の犠牲のもとにこれがなされるのであります。
○小峯柳多君(続) 鉄道運賃に関する問題、あるいは料理飲食店に関する措置、また予算支出を伴うところのいろいろの新物價体系を、次々に議会に諮らず発表いたしております。またいろいろの会合で閣僚たちがおそろいで西下いたしましたり、また各團体や組合との應接に日もなお足りないような勉強ぶりでございます。
第一條の規定は元來特別調達廳の目的を規定したものでありまするが、多少不備の点がありまするので、これに関して特別調達廳が主務大臣の指示を受けないではその業務をなし得ないということを規定いたしまして、予算支出の適正を保持しようといたしたものであります。政府といたしましては、この改正によりまして特別調達廳の契約を適正ならしめ、延いて財政の運営に大きな寄與をいたすことを期待しておるものでございます。