1948-06-02 第2回国会 衆議院 議院運営委員会 第40号
この予算案の大綱か、參考書類か何か知らないけれども、それを審議するということが、予算案に関係しておる以上、その予算案の取扱いについて、特に國会の会期を延長しておつたわけであります。從つてその國会の会期を延長する際には、予算案がいつ提出されるかということが一番大きな要件であつた。その要件について政府の見透し、見解をしばしば質し、その見解に基いて國会の会期を延長したのである。
この予算案の大綱か、參考書類か何か知らないけれども、それを審議するということが、予算案に関係しておる以上、その予算案の取扱いについて、特に國会の会期を延長しておつたわけであります。從つてその國会の会期を延長する際には、予算案がいつ提出されるかということが一番大きな要件であつた。その要件について政府の見透し、見解をしばしば質し、その見解に基いて國会の会期を延長したのである。
○苫米地國務大臣 この予算提出の問題につきましては、この前からこの席でしばしば話があつたと思いますが、要点は、総理からは中旬には出す、こういう話を申上げたと思います。それから大藏大臣は十五日と言われたように私は思います。私はこの両方の発言がありますから、かりに十五日に出しても、予算の審議期間は一体どれくらいかかるでしようかと伺つた。そうしたらば最小限度三週間かかるという話がありました。
そこでわれわれの考え方からすれば、承ることは自由であり、また所管大臣が予算大綱に対して発言を求められることも自由である。だからその予算大綱に対して発言を求めらるることは一向差支えないが、それをもつて事前審議にはいるという、半ば強制的な御相談には應ずることはできない。そこに問題が生じてくる。
○政府委員(森下政一君) 栗山さんの最初のお尋ねは、二十三年度の專賣益金が予算の総額の殆んど四分の一に近く莫大な金額になつておるが、これは甚だ穏当を欠くものであつて、なぜ益金以外の財源を確保するごとに努めないか、こういうお尋ねであつたと思うのであります。誠に御尤もなお尋ねであると存ずるのであります。言うまでもなく、収入の第一義的なものは税収入であるわけであります。
それからもう一つは、本年度の予算の三千九百九十余億円に対して九百匹十何億円の專賣益金というような、國家予算のともかく四分の一程を占めておるわけでありますが、こういつた專賣益金で以て、國家財政の四分の一を賄うというようなことの妥当を欠くことは、もういつのときでも問題になつておつたのでありますが、どうしてこういうものがもう少し修正されて、そうして外の財源で補填されないか。
本年度の予算、これはまだ御決定にならないのでありますが、一應この専賣益金を出します計算に用いまして、やがて國会に提出されることになります予算に基いての原價を計算いたしましたものを申上げます。
ただ見通しといたしましては、現在問題となつておりまする昭和二十三年度の予算の中の價格補給金の中には、軽金属地金の調整補給金というものは表面上含まれていない。ただこの間商工省と物價廳との間の了解事項につきまして、物價廳の特殊な操作によりまして、少額の補給金を捻出しようということになつておるのであります。
○黒岩委員 先ほどの御説明によりますと、不足する分については、閣議の申合せとして年度内に追加予算をもつてこれに充てるというような御意向のお話があつたと思います。総額にいたしますと概算十五億円以上というような額になるだろうと思いますが、それだけの額のものを、確実に追加予算によつて補填をするというお見込みが、文相にはおありになりましようか、お伺いいたします。
○森戸國務大臣 今の御質問の暫定予算六億四千万円余でありますが、これはただいまお示しになつたように二十二年度に支拂わるべきものでありましたが、いろいろなことから本年度の暫定予算にはいつたのであります。しかし暫定予算にはいりますれば、形式の上では本予算に組み込まれなければならぬので、四十二億という中にはいつておるのであります。
これは或いはお手許に配つてあるかと思うのでありますが、すべてで六億七千七百五十九万五千円、こういう予算になるわけでありまして、その内訳その他につきましてはお手許に配つてございます。
それから私は衆議院でも数日前に委員案に出まして申したのでありますが、こういう機会に物價の補正をし、予算を編成する、それから経済査察ということで出発するというよい機会に、價格の統制その他についても、十分外すべきものは外し、必要なものは励行すると申しました。それと同時に、國民の生活を安定し、経済を復興するについては、闇の撲滅ということがどうしても必要でございます。
本年度の予算におきましては、これを更に拡充いたしまして、お手許にございます表にございます通りでありまして、予算も昨年二十二年度の経費は百万円足らずのものでございましたが、本年度の要求額は約三百六十五万円に達しております。
それから実驗用の、生物檢定用の昆虫飼育室でありますが、昨年度の予算に通りまして、これの設備も今進めておる次第であります。大体その程度で……。
○説明員(井上菅次君) 今の御意見でありまするが、時節柄なかなか設備を十分にすることは困難な事情にあるのでありますが、一應新らしい施設といたしまして、昨二十二年度の予算でこれが檢査所の設置の経費を要求し、成立したのであります。昨年度におきましては、これの單具機械購入費といたしまして約四十一万円計上いたしまして、昨年五月に西ケ原農事試驗場の中の元の飼育室を改造いたしまして発足いたしたのであります。
法律案の審議に伴つて当然その予算的処置が講ぜられる関係もございます。單に法律案を審議するだけでは農林委員会としても十分その審議の目的を果すことができません。
○八木委員 予算は別に殖やさないということでありますが、これをよく見ていくと、とにかく新規に殖えるように見えますが、それは間違いであつて全然殖えない、從つてこの予算が不成立に終つても、何らこの法案の趣旨には支障がない、予算的裏づけは全然必要のない法案である、こういうふうに理解していいかどうか、重ねて伺います。
予算の伴う法案は、どうしても予算的処置が伴わないと車がかたわになる。片方しか審議できないような感がするのであります。本案のごときわずかの予算が伴うものは別であります。そこでこの対策として予算委員会と本委員会とに関係を、その後お骨折りだと思いまするが、委員長からその経過見透しについて伺いたいと思います。
第百九十五條の監査委員の問題でありますが、これを法文によりますと、都道府縣が四人、市町村にあつては二人とするということになつておりまするが、市町村の中で、殊に大きな都市においては非常に事務が煩雜しておりますのと、予算その他が非常に大きいということ、さらに位民により監査の請求権が認められるようになつてまいりますると、この事務はことさらに煩雜すると考えなければなりませんので、この三項を都道府縣にあつては
しかしまだ予算の大綱の中に示されておる税種税額が異動するかもしれないというような危險な状態にありますので、地方財政委員会の方々に、もう一押しがんばつていただきたいと考えるのであります。それは入場税は一應地方委讓ということになりましたが、最近大藏当局などから聞くところによりますと、これを中央で徴收するか、地方で徴收するかという問題が、必ずしも明確にきまつていないようなことを承つているのであります。
特に地方財政はまつたく行き詰まつておるのでございまして、前年度の予算の約倍であります、千九百九十五億という國の予算の半分だけを必要としておるのでございます。
又この旅費に対する予算はどういうような状態になつておるかという質問に対しましては、後日取調べの上、報告をする、こういうようなことに答弁がございました。その後予備審査はいたしておりませんので、現在の事前審議の状態は只今申上げましたような程度でございます、御報告を終ります。
予算その他を考慮したしまして設置することにいたしたい。かように考えます。
それもどうしてもできぬというような場合にはゐこれは普通にはやつていないようでありますが、きわめて特殊な例として、やむを得ず予算を請求して、予算をとることができれば、廳舎を建てる。こういうことにいたしておるわけであります。
二十三年度の本予算に計上いたしたのでありますが、さいわいにしてこれは五月分の暫定予算に承認されまして、目下関係方面の承認を得るように努力いたしております。得次第改築にかかります。共電式に電話方式をかえることにつきましては、その應舎が改築されてから後の問題といたしたいと、かように考えております。
すなわち、選挙を完全公営にいたしますと、相当多額の選挙費用が要るということ、その費用を國民の現在の租税において補うということになりました場合には、確かに相当の額に上りますがゆえに、現在予算編成にもご苦労をなさつておられるような國家の現状から、まことに具合が悪い点があると考えますが、私は、これを補うために、選挙公営費用分担金というものを有権者から徴収するという案をもつております。
そのほかに、ただいまの御請願の中にありました農科についてでありますが、これは新潟縣が米産縣であること並びに日本海沿岸に農業方面の專門学校以上の学校が少いこと等から考えまして、お説のように農科関係の学校が必要であろうということはわれわれも感じておるのであります、現在新潟縣には縣立の農林專門学校がございますが、これを國立の諸学校の中に入れまして農科といたします場合にも、その施設なり、または予算等につきまして
國としても、これらを放置して、そのまま優秀な研究員が離散するというようなことは、わが國の科学研究発達上、多大の損失と考えるのでありまして、これについては種々の対策を講じておるのでございますが、特にこれら民間研究所のうち施設陣容等すぐれているものにつきまして、その活発な研究活動を推進するために、昨年度におきましては本予算四百万円、追加予算四百万円を計上いたしまして、これを交付いたしました。
昭和二十一年度一般会計第一予備金の予算額は二億円でありまして、昭和二十一年勅令第四百四十号、即ち昭和二十一年度第一予備金及び経済安定費を以て補充することのできる費途に関する勅令の第一條の規定によりまして、右の第一号予備金を以て予算の不足を補充いたしました金額は、一億七千八百七十余万円であります。
○國塩政府委員 最初の五月分に予算を計上した経緯でございますが、この法案の関係方面との関係で、五月一日から実施することができなくなつたのであります。それで審議をお願いする期間がなかつたという関係で、予算は準備してありましたが、法案そのものを國会に提出することが不可能になつたのであります。その間に予算だけ御審議を願つてという関係になりましたので、決して惡意はなかつたのであります。
それは昭和二十三年度の五月の暫定予算の中には経済査察廳の予算が組んであるわけであります。そしてこの予算はすでに議会を通過いたしております。これはわれわれ國会に席を有する者としてまことに不用意であつたことをみずから自責の念にたえません。しかし私どもがこの法案を頂載いたしましたのが五月十四日と思います。
それは予算に関連しておる問題でありますので、法律が出ないうちに予算が通つたということで大分しかられておるようでありますが、そこでその予算の提出にあたりまして、政府がいかなる説明をなし、いかなる予算の審議が行われたかを詳細に知ることが、この法案を審議する上においてきわめて必要なることと思いますので、過日の予算委員会において審議された項目について速記録を取寄せていただきたいと思います。
從つて私はその点を成るたけ省略いたしたいと思うのでありますが、ただ一言申しますれば、曾つて四月の暫定予算がここに上程されましたときに、私はやはりここから当時の全官公の爭議に対して、如何に政府が無誠意のことをしておるか、團体交渉権を無理に無視するようなことをして、それが却つて組合側の感情を刺戟し、爭議を不必要に激化さしておるという事情を指摘したと思うのでありますが、その大爭議が漸くにして片づき、そして
次の問題は、開拓と土地改良との比較考慮の問題でありまして、即ち、当面の食糧増産に対する緊急要請から、又限られた國家財政の下における予算の有効使用の観点から、政府は開拓事業と土地改良事業を如何に調整するか、言い換えれば、土地改良事業に、より多くの重点を指向すべきではないかとの質問に対しまして、政府当局は、両者それぞれの長所を有し、開拓も、海外からの引揚開拓民の関係もあり、又長い目で見れば必要と思う。
物量の裏附による実質賃金の保障然り、健全予算によるインフレ克服然り、昨年十一月黒字説然り、インフレ及び闇利得の徹底的課税然り、六・三制の予算然り、挙げれば枚挙に遑なしであります。すべて國民に対する政府の約束不履行が、國民の政治に対する信頼を振り捨てざるを得ないようにし向けておると断ぜざるを得ないのであります。
○小幡政府委員 この区間に國営自動車の運行の御希望もありますが、これも目下の予算の事情から困難な情勢にありますので、現在あります民営バスの育成に努力をいたしたいと考えます。
○田中(茂)政府委員 そういうわけでございまして、かかる線は全國に数線ございますが、十分に事情は承知していながら、これに対して予算の支出ができない。強いてこれを昨年のごとく無理をして予算を支出するということになれば、金が拂えないというような苦境にございます。
○田中(茂)政府委員 本請願の八鹿、岩美間の鉄道のうち八鹿・関ノ宮間は第五十六議会、昭和四年三月でありますが、資源開発、運輸系絡上の関係から建設費の予算に計上されましたが、着手しないうちに、財政の関係から第五十九議会、すなわち昭和六年三月に予算を削除されてしまつたのでございます。この区間は延長約十四キロでございます。
これは恐らく私はこの予算関係や、財政金融関係で、徴税の実際を知つておられる人は、税務職員が如何に薄給の下にあつて、或る場合には極めて危險な状態にあつて危險手当を貰うくらいは当り前であるというふうな点は誰だつて賛成できると思う。そういう点は私達危險手当を残すという意味において、この二十九條のこれを削るわけであります。
先に加藤労働大臣が、この二千九百二十円は一應当時といたしまして、予算的措置から見ても一月から三月と考えるのが当然であると、こういうようなことを言われました。更にこれはもつと遡りまして、昨年から始つて、昨年の八月から問題になつておるこの問題は、一應これはくどくど言いませんが、一應これは誰でも実際は一月から三月、少くとも二十二年度の問題であると我々はこう理解しておりますし、労働組合も理解しておる。
その物價改訂がズレて、今日もまだできないけれども、予算が三月までよりないのである。來年の予算のことであるから、それは明言はできないけれども、物價改訂と共に、今の賃金では食えない。食えない賃金であるから改正するのだということをはつきりと述べておられたのであります。只今西尾國務相の言つておられたことは、この決めたものは、新規の賃金の改訂のあるまで永続的のものである。
予算はとれておりますけれども、必要の人員を増加するということが政府の方針として一應昨年來きめられておりますので、その点は政府の方は了解を得たのでありますが、さらに関係方面からこない点がありまして、非常に遅れておりますことは申訳ないのであります。現在國の林業試驗場におきましてその事務を取扱つておるわけであります。 次に甘藷の苗でありますが、これは非常に御指摘のような点があるわけであります。
鹿兒島市山下町鹿兒島縣林業会長岩崎與八郎) 第六、植林用苗木の生産促進の陳情書(東京都千代田区丸の内東京都議会議長石原永明外九名) 第七、造林事業促進の陳情書(委都宮市江野町栃木縣林業会長福田七右衛門外一名)第八、森林対策に関する陳情書(大阪市東区大手前大阪府森林組合連合会長中井啓吉) 第九、造林事業の強化に関する陳情書(滋賀縣大津市湖南町滋賀縣森林組合連合会長佐野眞次郎) 第一〇、緊急造林費予算計上
造林五箇年計画はたいへん結構な案だつたのでありますが、その実施におきましては、なかなか予算などの関係で思うようにまいらぬように伺つております。最近当面した問題が多いために、ややもすると國家百年の大計を忘れる。
違法でありまするとか、或いは收入支出についてバランスが合わず、從つて執行できないような議決を議会がしたとか、或いは必要な事務に属する経費を削除、減額したといつたような場合におきましては、現在規定があるのでありまするが、その他の何ら違法でない、又今申しましたような特別の事項に該当いたさないような議会の議決でありまして、條例の制定、改廃、或いは予算に関するものがありました場合におきましても、その内容につきまして
第二号は、歳入、歳出予算を定めること。第三号は決算報告を認定すること。第四号は、法律又は政令に規定するものを除くほか地方税、使用料、手数料、分担金、加入金又は夫役現品の賦課徴收に関すること。第五号は、法律又は政令に規定するものを除くほか、違法に賦課又は徴收された地方税、使用料、手数料、分担金、加入金又は夫役現品の拂戻しに関すること。
○政府委員(鈴木俊一君) 再議に付しましたならば、再議に付してそれが同じ議決であつたというときは、その議決のありましたときに確定をするのでありまして、確定後は速かに直ちにその告示なり、予算の執行の措置を講じなければならんということであります。
新聞の報ずるところによれば、政府は、厖大な人民搾取の予算を提出せんとしておりますが、これよつてますます勤労階級の生活は破滅のかなたに押しやられるであろうことは、疑いない事実であります。勤労大衆の最低生活を保障する政治なくして、わが國の経済再建は断じてあり得ないのであるにかかわらず、かかる法律、そしてまた反人民的な予算を提出することは、まさに反動的であるといつて過言でないと思います。
次に、この法律案を実施するに必要な予算額は、一月ないし三月分については昭和二十二年一般会計予算補正(第十五号)及び特別会計予算補正(特第十号)に、四月、五月分についてはそれぞれの暫定予算に計上されてあります。 以上が本案の要旨であります。