2021-04-27 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第13号
○政府参考人(井上智夫君) 事前放流については、ダム上流域の予測雨量に応じて放流を開始する必要があり、また、河川管理者とダム管理者が連絡を取り合いながら連携して実施する必要があります。
○政府参考人(井上智夫君) 事前放流については、ダム上流域の予測雨量に応じて放流を開始する必要があり、また、河川管理者とダム管理者が連絡を取り合いながら連携して実施する必要があります。
○政府参考人(井上智夫君) 気象予測に基づいて事前放流を開始するためには、事前放流の開始のトリガーとなるダム上流域の予測雨量の算出が必要となるほか、洪水を迎える前からダムの操作に従事することが必要となるなど、職員の負担が増大するおそれがあり、このため、事前放流に関する作業を効率的に実施すること等が重要と認識しています。
○井上政府参考人 これは、実際に降った雨ではなくて、予測雨量から考えているものでございます。気象庁の方から出されている短時間の降雨予測の中で、この降雨量がこれに達した場合には事前放流を開始していただく……(岡本(充)委員「二十四時間ですか、四十八時間ですか」と呼ぶ)はい、これはこれから三日間、三日前からできるような形で放流をしていただくということになります。
このため、国土交通省では、ガイドライン等を作成し、予測雨量に応じて、放流しても回復可能な貯水位、すなわち事前放流が可能な貯水位を算定する手法をお示しするとともに、貯水位が回復しなかった場合の損失補填の考え方などを示し、地方公共団体等に通知をしているところでございます。
そして、二日正午までの二十四時間降水量は、奈良県の天川村で観測史上最大となる二百十八ミリ、上北山村では三百六十七・五ミリ、そして二日の午前中には、気象庁は二十四時間で最大雨量が、予測雨量が近畿地方で八百ミリに達するという予報を出しています。 これ、空前の雨が降るということになっているんです。
○福本潤一君 ダムの建設、ハードの建設、なかなか厳しい時代に入っておりますので、今の中水道と、あとソフト、ダム操作の運用で対応していく方向性、考えていただかれるのは今後の方向と思いますが、将来予測、雨量のですね、さらには水利権に伴うアロケーション、この問題もきちっと対応した上での政策推進であっていただきたいというふうに注文を付けておきたいと思います。
気象台が気象情報として出しましたのは十一時二十分の大雨洪水警報でございますが、この大雨洪水警報をもって、直ちにその予測雨量をもとにして洪水を計算して想定するというようなことには到底なり得ない。気象庁の大雨注意報にしろ警報にいたしましても、これは一般に大雨が降るということを注意を喚起する以上の、私どもがダムを操作する上で利用できるような制度とはなっていないわけでございます。