2020-12-02 第203回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
このため、このデータだけでは水蒸気の鉛直分布を知ることはできませんが、このデータにあわせて、気象衛星観測あるいは高層気象観測等の他の観測データをあわせまして、これをコンピューターに入力し、数値予報技術を用いることで、水蒸気の鉛直分布を含む大気の状態を一定の精度で推定することが可能でございます。
このため、このデータだけでは水蒸気の鉛直分布を知ることはできませんが、このデータにあわせて、気象衛星観測あるいは高層気象観測等の他の観測データをあわせまして、これをコンピューターに入力し、数値予報技術を用いることで、水蒸気の鉛直分布を含む大気の状態を一定の精度で推定することが可能でございます。
気候変動によるものと見られる自然災害も近年頻発している中で、自然災害多発国の日本であり、一方で、すぐれた気象予報技術を持ち、また防災インフラの整備の力も持っている防災先進国でもあるのが日本であります。 一方で、途上国で発生している自然災害の場合に、災害そのものが大きい場合もありますけれども、亡くなる人の数の多さが際立っているのは、それを防ぐインフラが未整備であることが大きな要因の一つです。
こういった現状を踏まえまして、気象庁といたしましては、竜巻注意情報の精度向上に向けまして、実際に竜巻が発生した際に現地調査を速やかに行い、竜巻の発生条件を分析するとともに、次世代型の気象レーダーの導入等による積乱雲の監視能力の向上やスーパーコンピューターによる数値予報技術の開発などを進めているところでございまして、引き続きしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
そうした意味において、日本は今、気象衛星ひまわり八号、九号はもちろんですし、気象データの解析、またその予報技術、これらは世界最高水準にあるというふうに伺っております。 このような気象分野での国際社会における日本の役割、貢献について、改めて長官にお伺いしたいと思います。
また、観測・予測技術につきましては、世界最先端の気象観測機能を有するひまわり八号の利用技術や次世代気象レーダー導入に向けた技術開発を行うこと、さらには、数値予報技術の高度化による集中豪雨や台風などの予測精度の向上を図ることなどについて、人材の育成強化も含め取り組んでいく必要があるとされております。
そのため、気象庁では、気象レーダーによる観測やスーパーコンピューターを用いた数値予報技術について技術開発の取組を進めております。また、昨年九月からは、目撃情報を活用しまして確度の高い竜巻注意情報を発表する取組も開始しているところでございます。
○中島委員 さまざまな地元の意見や調査の結果と予報技術の向上ということをあえてもう一度答えていただいたんですが、これはもう結果は出ていると思うんですよね。 先ほど私、農家の方のお話をしました。結果的に、今回、警告になっていなかったんですよ。昨年の八月に運用され始めました。先ほど、誤解をされている方も多いんじゃないかと。
ナウキャストの原理でございますが、先ほどの気象ドップラーレーダー等の観測網、さらにはスーパーコンピューターを用いました数値予報技術、これを応用しまして、一時間先までの詳細な予測をするということで、その予測要素としましては降水、雷、竜巻等の突風でございまして、これは発達した積乱雲に伴って発生する極めてシビアな現象の全体でございまして、これらについてナウキャストという情報で発信してございます。
この六月に新たに開始した、経験したことのないような大雨の状況について伝える情報でございますが、これにつきましては、さらなる行動ということで、避難等の安全確保行動をさらに促す、あるいは大規模災害に備えて迅速的確な応急対応に資するといったことでスタートしたものでございますが、先生御指摘のような予報という観点ではまだまだ不十分でございますので、今後予報技術を高めて、さらに、前もって情報を発表できるような努力
台風や集中豪雨の自然災害時に限りあらかじめ潮位の低い干潮時に開門することにより水位調整をしようとしても、諫早地域は山に囲まれ、上昇気流が発生しやすく、集中豪雨が起きやすい地域特性を持つことから、現在の気象予報技術によっても的確な予測は困難な地域であり、あらかじめ台風等を適切に予測して閉門することは困難である。
地震というのは、台風とか大雨だとか予報技術が発達しておりますから逃げる時間というのは結構あるんですけれども、備える時間も、地震というのはなかなか予測が付かない、そういう問題。あるいは、山崩れ、地すべり。日本列島、地形が急峻でありますから、これは生まれ育った地域が悪いとかいいとかいうことじゃなくて、そういう地勢学的に厳しい環境の中に我々日本人は住んでいます。
このため、関係省庁が連携して、過去の災害データの収集、分析を行いつつ、観測・予報技術の高度化等の状況を踏まえ、情報伝達や避難の在り方等の対策について取組方針をまとめることとしております。 以上、報告させていただきます。
こういう状況を踏まえて、どうやって減らしていこうかと考えると、本当に頭の痛いところでございますが、さはさりながら、調査はしっかり、延岡を含めて二件起こっておりますし、災害のデータの収集や分析、今後の予報技術等の向上の努力等を踏まえて、やはり努力をしていかなくちゃいけないんだろうと思いますし、防災担当部局として最大の努力をしてまいりたい、こう申し上げたいと思います。
これらの現象は、いずれもごく短時間のうちに極めて限られた狭い場所で発生、消滅するその特性からいたしまして、現在の予報技術では、現象の発生時刻、発生場所及びその規模を具体的に特定して予測することは困難なところでございます。
今後の洪水警報につきましては、レーダー観測データのより有効な活用、それから、気象庁に加えまして都道府県等からの雨量観測データ等の気象データの収集、これは従前も進めておりますが、これのさらなる推進、さらには本年度のスーパーコンピューターの更新を機に計画をしております数値予報技術の高度化、こういったものによりまして、降水予測の改善を図り、中小河川等に対する的確な洪水警報あるいは注意報の発表に努めてまいる
もとより、局地的な集中豪雨の的確な予測は防災上極めて重要であり、気象庁では今後、数値予報技術の継続的な改善、さらには気象レーダーデータのより有効な活用を図るとともに、都道府県等の観測データ収集を一層推進し、豪雨予測の精度向上に鋭意努めてまいる所存でございます。
後半の質問でございますが、今後どのような改善を考えているかということだと思いますが、当庁としましては、先ほど申し上げました、スーパーコンピューターによります数値予報技術のさらなる改善、それから、レーダーによります観測データの有効利用、それから、気象庁の観測データに加えまして都道府県等の観測データを収集する、こういったことをさらに推進する、こういったものを一体的に取り組みまして、集中豪雨を含めた予報の
○長坂政府参考人 集中豪雨の予測方法についての御質問でございますが、気象庁では、地上におきます観測、気球によります上空の観測、さらには衛星観測等のデータに基づき、スーパーコンピューターを用いた数値予報と呼ばれる予報技術を用いますと同時に、全国に展開いたしておりますアメダス、気象レーダー、これらを活用しまして、さらにきめの細かい集中豪雨の解析、予測等を行っているところでございます。
まず、現在の津波予報技術の現状でございますが、気象庁では全国大体六十キロ間隔でございますが、ここに地震計を配置いたしまして、常時、二十四時間体制で地震活動を監視してございます。津波は海域における地震の発生で起きるわけでございまして、我が国周辺の海域における地震は全国に展開しました地震計でほぼ確実にとらえられているというふうに認識してございます。
また、先ほど御指摘ございましたような集中豪雨等、非常に局地的に発生する気象現象の予測精度を図る必要があるわけでございますけれども、さらにきめの細かい数値予報技術の導入を考えてございまして、現在スーパーコンピューターの更新を進めてございます。
○泉信也君 気象庁の行政改革についてはこれからの議論でありますけれども、気象技術の予報技術あるいは観測技術の向上あるいは錬磨を図っていただくことが最も大切であります。