2016-10-13 第192回国会 参議院 予算委員会 第4号
したがって、今後は、河川法に基づき、これは予備放流水位と書いてありますけれども、ダムの放流を行う目安になる水位なんですが、これを思いっ切り下げていく必要があるのではないかと。あるいは、洪水を避けるためにより多くのダムの水を放流するというためにも、ダムの操作規定の見直しを今後していかないといけないと、私はそう思っています。
したがって、今後は、河川法に基づき、これは予備放流水位と書いてありますけれども、ダムの放流を行う目安になる水位なんですが、これを思いっ切り下げていく必要があるのではないかと。あるいは、洪水を避けるためにより多くのダムの水を放流するというためにも、ダムの操作規定の見直しを今後していかないといけないと、私はそう思っています。
○政府参考人(池内幸司君) 長安口ダムにおきましては、操作規則に基づきまして、予備放流水位以下に貯水位を下げて洪水調節容量を確保するとともに、洪水調節を行っております。 多分委員の御指摘は、それ以上に下げるかどうかという御指摘だと思いますが、長安口ダムにつきましては、洪水調節に加えまして、かんがい、発電等、多目的ダムでございますので、これ以上下げるというのは技術的には困難でございます。
永源寺ダムの常時満水位と予備放流水位、これは管理規則ではどうなっているか。放流したときの水位の関係はどうかということを伺いたいと思います。
それから予備放流水位につきましてはそれから五十センチ下がりまして二百六十九メートル五十センチということになっております。
超えてはならないという水位、常時満水位と、そこまではためなければいけないという予備放流水位との差がわずか五十センチでしかない。調節できるのはたった五十万トン、全貯水量の一・五%でしかない。住民たちから、十九号台風については早々とテレビなどでも予報があったわけだから、なぜせめて前日から放流してくれなかったのか、こういう疑問が出されておりますけれども、当然ではないかと思います。
○広瀬説明員 大渡ダムの地すべりが発生しまして、私どもとしましてはいろいろ調査をしているわけでございますが、五十七年五月、貯水池をだんだん下げまして六月二十九日には予備放流水位まで達したわけでございます。
いま私の資料の中には、多目的ダムの中で予備放流水位を下げてダムの治水能力を上げたり、いろんなケースがあるわけです。多目的ダムではそういうことはできるのですけれども、発電ダムは利水に重点を置いておりますから、治水には一切責任がないのです、さっきのとおり。しかし私はこの前の委員会でも、これは建設省に言ってあります。
○川本政府委員 現在常時満水面近くまで水位が上がっておるところでございますけれども、それを徐々に下げておる最中でございますが、予備放流水位が百七十七メートル五十という標高でございまして、その辺まで下げていく、そう思っておるところでございます。
○川本政府委員 先ほど申し上げましたように、五十五年の十一月に試験湛水を開始いたしまして、それからの挙動をずっと監視を続けてきておったところでございますが、その経緯から考えますと、先ほど申し上げました予備放流水位である百七十七メートル五十までの水をためる過程におきましては地すべりのような現象は起きておりませんので、私どもといたしましては、いま水位を先ほど申し上げた予備放流水位まで徐々に下げることによって
私は方々の学者に、ダムの専門家に聞きましたら、予備放流水位の百七十七・五メートルというのはダム操作上の問題なんですね、ダムの災害との関係であるわけじゃないのです、だから、水位というのはもっと下げて調べるべきだというのがほとんどの学者の意見です。それから村当局も県の方も百七十七・五メートルではだめだ。百五十三メートルまで下げてもらいたいというのが両村の村議会の建設省に対する要請でございます。
百七十七・五メートルというのは予備放流水位なんです。五十センチずつ下げますと大体五十三日かかるのです。だから六月の下旬まで水を下げていくわけです。その間調査できないのです。建設省はそういうふうに県に対して答えておりますが、何で百七十七・五メートルの予備放流水位まで下げて調査をするのかというその根拠がわからないのです。どうですか。
先ほど申し上げたように、五十五年の十一月に試験湛水を開始いたしまして、五十六年の六月、昨年の六月には標高で言いますと百七十七・五メートルの予備放流水位に達しました。
○川本政府委員 操作規程の改定につきましては、当該立岩ダムにつきまして申し上げますと、昭和四十八年に、まず一つとしては、予備放流水位を低下させるということの改正がございます。それから第二点といたしまして、ゲートの操作を単純化する。いわゆる洪水のときにはゲートを全開にしてしまいまして、自由越流方式といいますか、そういった単純な操作でゲートを動かすということ等のダム操作規程の一部改正を行いました。
なお、最近のいわゆる梅雨前線豪雨、集中豪雨などに見られますように、降雨が異常に長く継続する場合、そういう洪水の特色というものも考慮いたしまして、一定の予備放流水位をあらかじめこういう利水ダムでも設定しまして、各洪水ごとに洪水警戒時におきましてダムの水位をいわゆる当該予備放流水位に低下させるなどのことによりまして洪水に対処しておる、そうしまして的確なダム操作を行わせるよう対処しておる次第でございます。
○二宮文造君 利水よりも治水を優先させるという基本的な考え方、また発電よりも灌漑を優先させるという考え方、これは当然の考え方ですが、さて、もっとこの中身に立ち入りまして、多目的ダムの場合、その管理規程、この中によく無効放流を厳しく抑えて、また一方、予備放流水位と言うんですか、それに下限を設けるような管理規程があることが見受けられるんですが、私はダムの構造上、可能な限りその制限水位や予備放流水位というものは
それで、先生いまおっしゃいました予備放流水位の件でございますけれども、予備放流水位につきましては、古い時代の操作規則におきましては、洪水警戒体制をとったときは、洪水の規模を予測して洪水調節計画を立て予備放流水位を定めることとされておりまして、計画規模の洪水が予測された場合に限りまして予備放流水位の最低限度まで下げ得るものとされておったというふうに、先生おっしゃるように下限水位的な考えがあった。
そこで申し上げますけれども、私この規則を見てみまして、第四章の洪水調節等というところの条項を読んでみますと、第十三条の第三項に、「洪水調節計画を立て、予備放流水位を定めること」、そして予測しなきゃならないということが第一項にある。そして第十五条に、その予測のもとにその放水量というものをきめていくということになっておるわけであります。
○川崎説明員 解析につきましては、これは長安口ダムはたしか三十一、二年に竣工したダムだと思いますが、しかし、その当時と現在とではかなり変わっておるかもしれませんけれども、その後さらに一昨年に、このダムにつきましては建設省でも指導をいたしまして、一部予備放流水位等を変更したりそういった措置をいたしておりますので、その時点で、過去の出水状況等については十分検討いたしておると考えております。
そういった方針で、このダムも予備放流水位等できるだけ、下げれるだけ下げようじゃないかということを検討して下げさしたわけでございますから、その時点では、それまでの洪水等について一応検討はいたしていると思います。
したがって、それぞれの立場からの主張があるわけでございますけれども、なるべく洪水の調節を優先にする、安全度を増そうじゃないかというような方針で関係者と協議をして、予備放流水位等を下げさしたというように聞いております。
予備放流水位は標高で二百五十七・五メートル、水位計による表示三十七・五メートルでございまして、わずかに予備放流は二・五メートルであります。最低水位が標高二百二十メートル、水位計による表示ゼロメートルですから、四十メートルが最低と常時満水位の間にあるわけでありますけれども、この間予備放流水位は満水時よりもわずかに二・五メートルしかない。
「貯水池」というところでありますけれども、常時満水位、標高二百六十メートル、予備放流水位、標高二百五十七・五メートル、二・五メートルのゲートの下げ幅が規定をされたのですが、従前のダム操作規程によりますとそういうものはないわけであります。したがって、ダムとしては一メートル下げてもよければ、場合によっては三メートル下げてもよければ五メートル下げてもいい。
だから、その範囲内において私どもは既往の洪水を解析いたしまして、あらゆる場合を想定して、最大公約数的な立場でとって、その洪水調節マイナス二メートル五〇というものを予備放流水位というのをきめたのでございまして、その段階において十分長期間かけてやったわけでございます。
○参考人(桑原進君) ダム操作規程では、予備放流水位がマイナス二・五メートルとなっております。千四百トン以上の洪水——千四百トンという洪水が予想されますときには、それより水位が高ければ放流をして二・五メートル下げるというのが規程になっております。今回はそれ以上に水位が下がっておりますので、利水ダムでございますので、水を有効に使いたいというつもりでそこまで上がるような形になっております。
秋葉では運用によりまして予備放流水位からさらに一メートルばかり上げまして、下流に対する配慮をいたしました。そういうように非常に努力したつもりでおります。おりますが、こういう結果になりましたことについて、私は非常に残念だと思っておるわけです。そういうことで、もうちょっと調べさしていただいてからはっきりしたことを申し上げたい、かように思っておるわけでございます。