1975-12-09 第76回国会 参議院 運輸委員会 第4号
これは小倉前社長が亀田社長と共謀して、室蘭の東北興業から千歳市柏台の十五万二千平方メートルの土地を二億七千万円で買って、これを道南バスに三億二千二百万円で転売して、その利ざや五千万円を着服したためであることは明らかだと思うんですね。これが亀田前社長の逮捕の原因となっているのでありますが、法務省からお伺いいたしますが、これに違いございませんか。
これは小倉前社長が亀田社長と共謀して、室蘭の東北興業から千歳市柏台の十五万二千平方メートルの土地を二億七千万円で買って、これを道南バスに三億二千二百万円で転売して、その利ざや五千万円を着服したためであることは明らかだと思うんですね。これが亀田前社長の逮捕の原因となっているのでありますが、法務省からお伺いいたしますが、これに違いございませんか。
五十年の五月の十九日に亀田社長の手で小倉前社長を告訴いたしまして、これは道南バスとしての告訴でありますが、小倉前社長及びこれと関係のあったいわゆる町の金融業者酒井という人ほか四人、これを手形詐取・偽造事件で札幌地検室蘭支部に告訴をいたしました。その後、五十年九月十日に小倉前社長が特別背任の容疑で逮捕されました。同時に、道南バスの財産保全命令が札幌地裁から出たわけでございます。
しかも、亀田社長時代は明らかに常駐監査役であります。この中にあって、しかも私は運輸省の指導が納得できないというのは、もちろん手形を乱発をして、土地のブローカーと手を組んで、多額の道南バスの十六億七千二百八十万円という手形が乱発をされている。土地ブローカーを使って約三億二千八百万円の金が、これまた道南の手形が乱発をされている。こういった問題を常任監査役は知らないというわけはないではありませんか。
負債額三十四億円、しかもその後、小倉元社長、現亀田社長が、九月の十日、二十日に、社長二人とも札幌地検に逮捕されるという、きわめて異常な社会的事件が発生をいたしました。これに対しまして、現地の住民は一日十万人の足が奪われ、しかも労務者は賃金が遅欠配、退職金総額が一億一千万、しかも燃料手当すらこの寒さを控えて与えられていないというのがこの会社の実態であります。