2002-05-20 第154回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
一方、酪農家も、廃用牛を処分しなければ新たな牛を入れることができないということも言われておりますし、食肉処理場についてはと畜場法に基づき都道府県などが所管しているそうですが、農林水産省としては、三十四もの都府県で廃用牛の受入れが不十分である現状をどのように認識され、屠畜場へ乳用種廃用牛の受入れ促進をするため今後どのような対策を講じようとしていられるのか、お考えも伺いたいと思います。
一方、酪農家も、廃用牛を処分しなければ新たな牛を入れることができないということも言われておりますし、食肉処理場についてはと畜場法に基づき都道府県などが所管しているそうですが、農林水産省としては、三十四もの都府県で廃用牛の受入れが不十分である現状をどのように認識され、屠畜場へ乳用種廃用牛の受入れ促進をするため今後どのような対策を講じようとしていられるのか、お考えも伺いたいと思います。
○政府参考人(須賀田菊仁君) 今般の乳用種廃用牛の流通円滑化事業でございます。現場で非常に深刻な問題になっているということは承知をしております。 私どもとしては、この滞っている廃用牛を一時集約施設に保管をいたしまして、できるだけその流通の円滑化を図っていきたいという観点からこの事業を仕組んだものでございます。
乳用種廃用牛の牛肉は国産牛肉の約二割弱を占める貴重な牛肉資源でありますから、廃用牛を国が買い上げて処分することは私は適切ではないと考えているわけでございます。 先ほども渡辺委員の指摘にもございました。
現時点で乳用種廃用牛の出荷の停滞が酪農家にとっても大変大きな問題になっておるということは、私も現地へ赴いた際には本当に痛切に感じました。このことは、私もいささか、本当に大変だなという思いで……