いずれにしましても、今度は、子牛の生産者補給金と同時に、いわゆる乳用子牛とか交雑種等々の価格についてもありまして、それぞれをもう一度精査していかなきゃいけないとか、いろいろな事情もありまして、今回、その算定基準そのものも、この法律の中でもう一回その需給を見合わせて決める必要があるのじゃないか。
しかしながら、自由化以後、特に乳用子牛の育成経営におきましては大変な規模拡大が図られまして、他の和牛経営のように飼養頭数がほとんど横ばいで増えないという中で、五百頭、千頭あるいは一万頭規模の経営が続出していると。
牛肉の輸入自由化後、三年目にいるわけですが、乳用子牛、ぬれ子の価格が暴落をしてこれは底をついたと、きょうの新聞には、底じゃないかと言われておりますが、褐毛和牛も暴落したために、黒毛和牛と区別して保証基準価格を設定いたしました。
そしてまたこれは、酪農経営とまさにダブる問題でもございますけれども、乳用子牛、これにっきましてもまた大変な、いろいろ種類によって中身はまたいろいろあるわけでありますけれども、一番ひどいものはこれはもう半値以下、こんな状況で、四割程度さらにはまた三分の一程度にまで種類によっては価格が落ち込んでおる、このような大変な打撃を受けております。
それからもう一つは、枝肉価格が低落したことから子牛価格が軒並みに今低下いたしておりまして、乳用子牛の肥育素牛が安定基準価格は十六万が十一万を切るという状況、黒毛和牛もかなり下がりましたし、褐毛牛も下がってきております。これが一時的なものか、牛肉自由化がいよいよ具体的に生産農家に影響し出したのか、この辺が皆さん非常に心配をされておるところでございますので、十分な対応を要請しておきたいと思います。
○谷本巍君 それから、政務次官のお話を伺いますというと、乳用子牛生産者補給金制度ですか、これなんかにしても、言うなれば目的どおりの効果が得られているといったようなお話がありました。だが実態は、肥育農家にとっては素牛価格が下がっても一年以上肥育をして出荷するんですよ。出荷するときの枝肉価格はどうなっているか。先ほども審議官が語っておったように、とりわけ乳用牛が下がっていくというお話でしょう。
さて、その二つをもう少し伺いたいと思っておるのでありますが、不思議なことがございまして、いわゆる初生牛、生まれてから十日足らずの牡犢でありますか、この値段は平成四年の二月では、このデータによりますと四万六千二百七十三円、四カ月これを肥育いたしますと、保証基準価格というものがありますから乳用子牛の価格は最低でも十六万五千円という話になります。四カ月間で、農水省のお話では九万円くらいのコストがかかる。
酪農経営は、保証乳価等の乳価の引き下げに伴って、今申し上げましたように、副産物販売に頼る割合が非常に強いのでありますけれども、こういう状況の中で、この乳用子牛価格、ぬれ予価格も昨年末で前年同月比で四四%もダウンをしている、そういう調査が出ております。例えば平成二年一月に十三万円したものが九二年たった昨年十二月には四万三千五百円ぐらいにまで大変な急落をしている。
それと、続けて伺いますが、こうした自由化を控えまして乳用子牛とかぬれ子の価格が現在非常に下がっているわけであります。これが今後の酪農家や肉牛肥育農家の生産意欲を非常に減退させておる、そういう影響が出ていることは否めない事実でございます。これからもそのようなことが大きくならぬように願っているわけでありますが、乳用子牛等の保証基準価格等の算定に当たっては、それぞれ適正なバランスをとっていただきたい。
あしたは乳価の保証価格の諮問がされるわけでありますけれども、北海道は酪農とともに乳用子牛の育成肥育にも力を入れているところであり、価格の動向は酪農経営と密接に結びつくので、次のことをお尋ね申し上げます。
私どもは、この基準価格の引き上げを強く政府に要請したところでございますが、この子牛価格の基準価格を引き上げることによってぬれ子の価格も引き上げてしまうというようなことが、起こり得るというようなことが理由となりまして、今まで基準価格の引き上げが行われていなかったというところに大きな原因がございまして、現在肉専用種は相当の発動率がございましたので、相当の加入になっておりますが、乳用子牛については一〇%程度
今回、乳用子牛価格はえさ価格の低下あるいは枝肉価格が非常に堅調に推移をしておるということで肥育農家経営が子牛を欲しがっているというようなこともございまして、六十年の末ごろから高騰を始めまして六十一年に入ってもその傾向が続いているわけでございますが、そういうような子牛の価格は、価格算定の方法によりますと従来は直近三カ月の平均水準に物価修正をしてきたわけです。
酪農農民を困難な経営に追い込むことが副産物としての乳用子牛の生産減につながってくる。そして、これが牛肉の国内での自給を困難にする要因として作用する。何か悪循環が続くわけですよ。 この悪循環を断ち切るためには、やはり高い乳価を保証する。
○濱田説明員 乳用子牛価格につきましては、配合飼料価格の低下あるいは堅調な枝肉価格の推移を背景といたしまして、肥育経営農家の旺盛な素畜需要を受けて六十年末ころから高騰し始めまして、六十年度に入ってもその傾向は続いているというのは御指摘のとおりでございます。
その根源といたしましては、ただいま御指摘のような比較的事故の多い子牛についての共済がないということ等もございましたので、今回の制度化にかかわりまして協会を中心にした検討会であわせて実現方を要望した経過があるわけでございますが、残念ながら、これまでこの肉用牛の制度化にかかわって国として調査を進めてきておったわけでございますが、乳用子牛につきましては調査の対象になっていない。
なお、今後の問題といたしましては、保険需要がどうかというような点も含めまして、また搾乳牛経営、乳用子牛の持っております経営の被害の状況というようなものを踏まえまして、将来そういった推移を踏まえて考えていくべき問題だと思います。これはもう未来永劫全く保険になじまないのだというところまで私ども決めつけているわけではございませんので、これからも検討はしてまいりたいというふうに思っております。
○細谷(昭)委員 この制度に慎重に今後検討を加えなければいけないというふうになっておりますが、乳用子牛についてもぜひ前進した検討を要望しておきたいと思います。 次に、団体事務費についてお伺いしたいと思うのです。
その一つは、簡単に言いますと、「酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針」に基づく計画的な生産の拡大、二番目には土地条件、経営条件の整った地域において乳用子牛の哺育育成とか老廃牛の肥育等を行う乳肉複合経営の育成、三番目には国内飼料基盤の充実拡大を図るための農地流動化や草地開発の実施、四番目には配合飼料価格の安定、五番目には低能力牛の選抜とか淘汰等により一頭当たり搾乳量の向上を図るための乳用牛改良
○石川(弘)政府委員 乳用子牛につきましては、実は今回の低落の場合でももし外国との関係が心配になるということでございますと、理屈の上だけから申しますと乳用種の方が影響を受けやすいと思うのでございますが、実は乳用種の方が肉用種よりも価格変動の幅が比較的小そうございまして、特に五十年代に入りましてからも乳用種の価格変動は比較的低うございます。
今後乳用子牛の安定的な加入の促進が課題となるわけでありますが、政府はどういうふうに考えておりますか。 また、事業の拡大に必要な予算措置の拡充についてはどういうふうに考えておりますか。