1966-04-19 第51回国会 参議院 農林水産委員会 第19号
そのそれぞれの受け取り価格を合算いたしまして、総数量で割った価格というものが、現実の取引価格より下回るということであれば、それは私は現在の乳業界を取り巻く環境のもとでは、乳業者が必要以上の利潤を得ておるということに相なると思います。
そのそれぞれの受け取り価格を合算いたしまして、総数量で割った価格というものが、現実の取引価格より下回るということであれば、それは私は現在の乳業界を取り巻く環境のもとでは、乳業者が必要以上の利潤を得ておるということに相なると思います。
そこで、別に国会でむきになって反論する必要もないと思いますが、こういうような反論というものは、やはり乳業界の一角において依然として相当の勢力を占めておるわけです。
そういうことまで乳業界はやるんですよ。公正取引委員会まで調査に行ったのを買収供応してそういうことをやるという悪らつきわまる乳業界なんです。森永の大野氏のところの車に乗せてやったということは全部確認している。あげた芸者の名前までこっちはわかっている。そういうインチキなことまでやったのだ。全く言語道断だ。そういう乳業界の本質というものをいま少し知っていなければだめですよ。
それから、ただその時分に、原料品が間に合わない場合には、乳業界以外の材料関係が当然これに供給を迫られる。御参考までに申し上げますが、今申し上げました大豆脱粉のようなものは乳製品と比べまして決して安くはございません。かなり高いもので、わずかの格差でございますが、そういうものを入手しないとできなかった、こういう実情であったわけでございます。
ただ具体的にどうかということになりますと、いろいろ御議論のあるところでございますので、われわれといたしましては、また、畜産業界、乳業界に初めてこういう国家的な、オフィシャルな値段が決定することでもございますので、価格審議会に十分学識経験のある方々の御参画も得まして、そうして決定方式等十分御検討していただいて、万遺憾なきを期したいと存ずるわけであります。
何とか維持してたえておる面もありますけれども、戦後やはり六倍、七倍と伸びておるのは、そこに何らかの利点があるのだと思いますが、乳業界におきましては、農協さんがおやりになっていた乳製品工場までも含めて、戦後ずいぶん工場がつぶれております。乳業者が非常に淘汰されておる。これは、やはり、そこに価格構成なり経営上も無理があったということで、これは現実にもう淘汰されておるのです。
巷間伝え聞くところによりますと、乳業界では委託加工に対する態度をきめられたというような話を聞いておりますが、さような事実はございますか。
また、これを乳製品の方にいたします場合は、脂肪が多ければバターが多くできるし、固形分が多ければ脱脂粉乳が多くできるわけでありますから、その製品は目下乳業界と話して値上げをしないと、メーカー価格と小売価格は据え置きを要望しているのでございますが、三十三年から今日までにはある程度の値上がりをしているのであります。
あわせまして、酪農振興基金は、農林省が乳業界の状況を在庫その他において必ずしもよくわからない恨みもあったような場合には、業者に一々運転資金と設備資金の債務保証をする機関でございますので、しかもその債務保証の相手及び出資者は大中小メーカー、農協をともに含んだものでございますので、その意見を聞けばよけい政府はよくわかるだろうというので、その趣旨をこの法案にも盛ったのであります。
そういう程度では、これからの波のひどいこの乳業界のバランスというものはとれないのじゃないか。ですから、これは、もっとバターと粉乳、こういうことでありますればいいですが、特に学校給食ということになると、片方において予算の制約というものもあるわけです。計画的にやって七万五千石程度のものを保管をして、これで果して生乳の価格の維持ができるかどうか。
しかも、今の大体の乳業界の傾向というものは、こういう集約酪農地帯では、市乳もある程度生産しますけれども、乳製品の場合はだんだん集乳所になってきております。そして、たとえば平塚で——私どもは静岡とかその辺ですが、平塚とか志村へ持ってくる。そこで五百トン処理とかあるいは千トン処理とかいう格好にして持ってきて、向うは集乳機構になっておる。
先ほど言いましたように、金融等の措置についても相当に弱いものでありますから、その方面等に対しましても今後今までの施策では十分でないというようなことを申し上げたのでございまして、今までの買い上げ等によりましても、需給の面から言いましても、同時にまた乳業界の弾力ある経営につきましても、相当に寄与したと思っております。
しかし、それにしても、乳業界の方は、普通の金融機関、あるいは中小メーカーになりますと特殊のそういうような系列に属する系統機関を持っておりませんから遅滞しておるのですけれども、今局長に説明させた通りななにを片方で推進すると同時に、この製品の裏づけにつきましては明確になっておるのですから、遅滞なく双方とも並行りして受け払いをさせるようにしたい、こう考えております。
この点につきまして、塩見事務次官は、八月二十日に乳業界を代表する乳製品協会の代表と会見されて、業者側との間において農林省としての了解をなしておるということが伝えられておるわけであります。
その後種種な経過がございましたが、七月七日に当委員会の決議も出まして、七月の十一日に乳業界の代表を大臣が招致いたしまして、先ほど大臣の方から御報告申し上げましたような、七、八におきまする生産者乳価の引き下げをしないこと、それから、消費者価格の引き下げをするということ、この二点につきまして強く要望をされたわけでございます。
これは文部省はどうお考えになっているか知らないが、今生産農民と乳業界とまさに三つどもえの乳価値下げ問題の戦いをやっておるのですよ。しからば、これをどこで政府が調整をとって原乳値下げも食いとめるし、市乳価格ももっと下げていくか。農林大臣も、学校給食を来年はどうしても倍までふやそうという努力をするということで、今大蔵省と折衝を始めておるでしょう。
この新聞記事によって、また酪農乳業界は巻き返してくるのですよ。われわれがせっかくここまで努力したものを、これは当然農林大臣と文部大臣とトップ・レベルでこの大きな政治問題の話し合いをつけて、しかる後あなた方が協議する問題です。しかるに、それを順逆を誤まって、全く一事務官僚がこういうでたらめな発表をした責任をとらぬということはあり得ないと思うのですよ。
これによって乳業界はまたすぐ策動を始める、そういう大きな政治問題になっていることを、あなただって、毎日の新聞で御存じでしょう。繭糸価格と乳業問題は産業面で取り上げているでしょう。この発表の責任をどうしますか。
現在の乳業界というものはすべてばらばらなんです。全部が歩調はとれていない。勝手なことを言っておる。特に大乳業メーカーの横暴というものは言語に絶しておる。これらに対して、どうしても政府がきめ手を持たなければ、いかに大臣がうまいことを委員会でおっしゃっても、これはだめなんですよ。だから、そのきめ手というものは何だといえば、集団飲用に対して助成をしてやる。
なかなか数字を明確に言えないと思うが、私どもは、今の乳業界全体と酪農というふうな関係を考えた場合、乳価、乳製品の安定、この基金の目的をはっきり生かしていくという観点からしますると、少くとも民間出資一億の引き受けについては、中小のメーカーもしくはその団体並びに生産者団体が大メーカーに対して、少くとも出資上におきましても優位を確保できるような限度において考えるべきだと思う。
だから限界をなるべく整理して、こういう点に重点を置いた場合において乳業界の全体の安定度合いが高まる、あるいは取引の改善ができるというところに大目的というものを置く必要があると思う。
従いまして残余財産がありましたものを国庫に全部帰属させるのか、あるいはもっとそれを乳業界のために使用するのか、どういうようなやり方でやるかということは、その場合におきましての国会の御審議を仰いできめていく、かような考えでおります。
それから出資のワクの問題でございますが、大体私たちの考え方では、乳業界の従来の例から見ますと、月生産の一・五カ月くらいの在庫と申しますのは、通常の状況としてあるように考えております。でありますからそれをこえる分がどのくらいあるか、こういう形になって参りますが、その通常在庫をこえるものを一応算定いたしまして、そしてこれを債務保証の対象の数字に考えてみたわけであります。
根本的に乳価安定については間接的な乳価安定をやるんだということになったら、あなたは一つ思い切って農林漁業金融公庫法を改正して、そして特に酪農施設に関してはただ農業協同組会、並びに連合会だけでなしに、そういう乳製品の製品施設とか生乳の処理施設については長期にわたる低利資金を貸す、こういうように直した方が、はるかに乳業界全体としても私は安定してくると思う。そういう意思ございませんか。
なお、やはり酪農の問題といたしましては、確かに乳業界におきましても、大企業と中小企業との間に、あるいはまた大企業の内部におきましても、それぞれ一面競争関係があるわけであります。
それが実際の実勢以上の形になって参りますので、これは非常に値幅の変動が激しい形になって、乳業界全体あるいは農民の方へそれがすぐ値下げの形になって出て参ります。そういう問題を救う必要があろうかと思うのであります。従いまして、実際にこれを運営いたします場合には、そこらの事情をよくわきまえた運営をいたさねばならぬと考えております。
弊害といいますか、趣旨が実現されないで、むしろ逆効果のような現象も考えられるのではないかというような感じを持つわけでございまして、あくまでもこの基金で酪農政策全部を片づけようなんて考えないで、この基金によっては、これに参加する全体の酪農関係者、農民から大企業従事者まで含めているのでございますから、その関係者の間で相争う部面は大いに争わなければならぬと思いますけれども、この二つの機能に限定して、共同で乳業界
この法案につきまして、私がこうした方がいいじゃないか、なお御考慮をわずらわす方がよくないかと思います点を申し上げますと、それは第一にこの基金が保証をなさいまする時期を、常時ふだんに発動するという建前にしないで、そして乳業界の不況時において、一定の基準を定めておいたところに従って迅速果敢に発動するというようになさいますことが、一番効果的ではないかと思うわけであります。
それからもう一つ、毎日新聞の三月十四日の都内版に「乳業界にテトラ旋風」という見出しでもって報道されておりますが、これを見ますと、「テトラ牛乳は、容器が完全に殺菌してあるので衛生的だし、日光をさえぎるのでビタミンを破壊しない、また価格が一円安いという消残者のプラスのほか、生産者にとっては費用のかさむ洗ビン器がいらないし、ビン割れもなく、そのうえ重さもビン詰めの半分(ビン詰め百二十匁、テトラ五十二匁)で