1992-04-07 第123回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
それをその飲用乳の決定のルートを見ると、生乳指定団体が乳業大手三社に販売する、そこで価格の交渉があるわけですけれども、それに対して、さきの乳価の審議会の時点で、大臣、局長が不在のときの質問では、政府はそれに介入することができないというお答えがあったわけでありますけれども、この五円を上げるという手だては考えることができませんか、現状の規定、制度の中でですね。そのことについてお尋ねをしたいと思います。
それをその飲用乳の決定のルートを見ると、生乳指定団体が乳業大手三社に販売する、そこで価格の交渉があるわけですけれども、それに対して、さきの乳価の審議会の時点で、大臣、局長が不在のときの質問では、政府はそれに介入することができないというお答えがあったわけでありますけれども、この五円を上げるという手だては考えることができませんか、現状の規定、制度の中でですね。そのことについてお尋ねをしたいと思います。
「今期、最高益を更新」乳業大手三社、これはどういうように農水省は理解をされてみえるのですか。「雪印が増益確実になるなど三社そろって最高益を更新する」こういうことが書いてある。もう一つのでも、「原料安で収益最高に」と書いてある。
○島田委員 さきごろ、つまり、日付で言いますと三月五日に、日本経済新聞が乳業大手三社の五十七年三月期決算、つまり、五十六年度の下期の決算予想を発表いたしております。 それによりますと、要約して申し上げますが、A社は、原料用乳製品は堅調に推移した。アイスクリーム、市乳もまずまずである、まだ決算が済んでいませんが。また、工場の集約化、借入金大幅減額などが大変大きく寄与している。
——いまお渡しをいたしましたものは私が牛乳について入手いたしました資料で、雪印と明治と森永の乳業大手三メーカーが示した卸売価格の改定表でございます。これは五月の七日の日付でございますが、一斉に各系列の専売店へ対して各メーカーが示したものでございます。
たとえば乳業大手メーカー三つをとってみますと、五十一年度の決算で百七十五億六千二百万円の経常利益で、前期と比べますと二八%増となっております。この傾向は五十二年度上期の決算でも引き続き続けられているという状態です。
その中で先ほどの明治、森永、雪印という乳業大手三社の五十二年度三月期決算を見ますと、経常利益が年間百七十五億円余りになってございます。また、販売促進費、これは後で御説明申しますが、これが三社で百七十二億円。
製造業者の利潤というものを、政府は総資本の回転率を一・七七回に見——これは乳業大手三社の有価証券報告で出しておるその資金の回転を一・七七回に見、このメーカーの総資本の純利益率を平均四・四%と見、売り上げ高の純利益率を二・五%と見て製造販売費用というものを見ておる。