1951-11-07 第12回国会 衆議院 決算委員会 第7号
つまりあの乱俵の最後に残つた妙な炭を、公定価格で消費者に売れという芸当はとてもできなかつた。そういう情勢で値引きをしたのであつて、当然売れるものを値引きをした、そのために損をした、こういうものではないのであります。特に産地指定業者を痛めて、卸をゆるめていた、こういうようなことはありません。というのは、現在の都会の卸の收支状況を見ましても、相当嚴重に締めて取上げておるのであります。
つまりあの乱俵の最後に残つた妙な炭を、公定価格で消費者に売れという芸当はとてもできなかつた。そういう情勢で値引きをしたのであつて、当然売れるものを値引きをした、そのために損をした、こういうものではないのであります。特に産地指定業者を痛めて、卸をゆるめていた、こういうようなことはありません。というのは、現在の都会の卸の收支状況を見ましても、相当嚴重に締めて取上げておるのであります。
○島田委員 それは今までの乱俵手直し費の費目に上つている金額と運賃として上つておる金額は、帳簿面で今までの集計がはつきりしているでしよう。上つているか、上つてないか。
○濱田証人 乱俵手直し費を出してつじつまを合せておるというのは存じませんが、この前千葉県で問題になつたのはそれらしいということは聞いていますが、その他は……。
それから乱俵というのがございまして、これは炭を投げたりしますから、俵がこわれるのだそうです。それをつくろうのを業者は手直しということを言つておるそうであります。この手直しというものをやはり木炭事務所から業者に請負わせるのだそうです。
それで一旦それを買い受けましたが、よく現地を見ないで、見ず転で契約したというようなことのために、非常に乱俵があつたとか、数量が足りなかつたというようなことから、それは重大なる錯誤だから何とかしてくれということで、ごたごたひつかかつているというのがおもな事故でございます。
○山本(久)委員 ただいま調査団に対する御質問がありましたが、その要点から申しますと、種ばれいしよの腐敗等についてこの数量をごまかして、公団員が、不正を行うのじやなかろうかという意見でありますが、この問題について、私ども調査団は各倉庫を調べてみたのでありますが、数量については乱俵はありましても、その乱俵が数が算えることのできないようなふうでないのでありますから、必ずや数量の点については、正確な数字が
しかもその間におきますところの包装というものは、わらあるいはかやでできておりますような関係からいたしまして、非常に腐敗し、乱俵になつておる。まきにおきましても品質はかなり低下したものを事実持たされておるような状況であります。
第三は、乱俵で手直しが相当あるから、これが明確にならなければ調定できない。この三つの根拠をあげまして、調定遅延の理由といたしているわけであります。こういう理由のもとに調定が遅延になつているといたしますれば、卸賣業者の利益を実に親切に擁護して、結局調定が非常に遅れているという原因になつているのであります。
現物を押えた上で、かりに取引の上で何年千俵送つて何千俵は乱俵でこうなつたというはつきりした数字がつかまれなければならぬ。また荷直しその他においてこれだけ目方が減つたということが明らかにならなければならぬ。ところが肝心の現物において押えてないのですから、現物を押えずにこんなでたらめの数字を出して來ておる。これはおよその見当であろうと思う。
そろするといざ賣るとなつてみると乱俵になつているのがあるだろう、あるいは相当減耗しているのがあるだろうという減耗の関係、それからその減耗と同時にある程度の値下げをして賣り渡さざるを得ないということが起つて來るのではなかろうか、こういうことを想定してみますと、今の手持の処理というところで赤字が出て來るのではないかという想定で、二十四年度の赤字がさらに二十億程度出るかもわからないということを言つているわけです
しかもこれが米の場合は、生産地から消費地へ輸送したり、乱俵その他が起るという問題もございましようが、たとえて言いますと、ここに出ております資料によりまするならば、製粉などに対しても、損耗が一千七百万円から半年にあるのです。製粉会社を見に行きましたけれども、あの袋へ入つてちやんとしてトラックへ積んで送り出して配給所べ持つて行く間に、半年に千七百万円も損耗が出るということは、常識上考えられない。