1956-03-23 第24回国会 参議院 予算委員会 第19号
北海道方面隊と九州方面隊はほぼ完成に近づきつつあり、今後増強するのは主として本州の諸部隊となるであろう。三十一年度増勢計画における陸上自衛官十六万人と目標十八万人との開き二万人をどういう速度で埋めるかという年次計画も立っていない。海上自衛隊の艦艇は、三十一年度増勢計画が完成すると九万九千三百トンとなり、目標十二万四千トンとの開きは三万トンであるが、今後あまり大型艦艇の供与は期待されない。
北海道方面隊と九州方面隊はほぼ完成に近づきつつあり、今後増強するのは主として本州の諸部隊となるであろう。三十一年度増勢計画における陸上自衛官十六万人と目標十八万人との開き二万人をどういう速度で埋めるかという年次計画も立っていない。海上自衛隊の艦艇は、三十一年度増勢計画が完成すると九万九千三百トンとなり、目標十二万四千トンとの開きは三万トンであるが、今後あまり大型艦艇の供与は期待されない。
万一の場合やいろいろの場合ならば、何も九州方面隊ばかりではない。九州方面隊の九州の重要性という言葉は、あえて提案理由の説明にこれを使う必要はありません。これはわれわれの常識をもってするならば、鳩山総理は知らぬと言われるけれども、少くとも九州方面の重要性というものは、アメリカ兵が北海道から引き揚げた、この次は九州から引き揚げるのであろうかいなと考える一つのケースがあります。
○杉原国務大臣 私は委員会でも申し上げましたように、いろいろの観点からいたしまして、日本の国防上の必要からいたしまして、やはり九州方面隊だけは必要だと考えておる次第でございます。