1974-05-09 第72回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号
三月二十二日、九州大学神経内科に入院していろいろ調査したようです。その後福岡県でも科学的な調査をして、これは新宮町で行なわれた下水工事に山田組が日東化学製のSS30Rを地盤凝結剤として使用した。この主剤であるアクリルアマイドが近くの井戸水に浸入して、それを飲んだ家族が奇病になったのだ。これが福岡県の調査結果のようですが、これは厚生省も認めた間違いない事実として議論を進めていいでしょうか。
三月二十二日、九州大学神経内科に入院していろいろ調査したようです。その後福岡県でも科学的な調査をして、これは新宮町で行なわれた下水工事に山田組が日東化学製のSS30Rを地盤凝結剤として使用した。この主剤であるアクリルアマイドが近くの井戸水に浸入して、それを飲んだ家族が奇病になったのだ。これが福岡県の調査結果のようですが、これは厚生省も認めた間違いない事実として議論を進めていいでしょうか。
また、負傷者のほとんどが顔、腕、頭に火傷の上、打撲、骨折等の負傷を受けていたが、一酸化炭素中毒におかされていることも予想されるので、九州大学神経内科黒岩教授、加藤助教授に福岡より自衛隊のヘリコプターにて来県、協力を求めました。医療用耐圧酸素容器を必要とする場合には急送できるよう佐世保米軍に依頼したが、医師による負傷者の診断では、現在までその必要はないとのことでありました。
負傷者のほとんどが顔、腕、頭等に火傷の上、打撲、骨折等の負傷を受けていましたが、一酸化炭素中毒におかされていることも予想されるので、さらに九州大学神経内科黒岩教授、加藤助教授に福岡より自衛隊のヘリコプターにて来県協力を求め、これらの処置のほか、医療用耐圧酸素容器を必要とする場合には急送できるよう佐世保米軍に依頼いたしましたが、医師による負傷者の診断では、現在までその必要はないとのことでありました。