1983-04-27 第98回国会 衆議院 運輸委員会 第10号
それから、例の船員雇用促進センターを活用したり、海技大学校で特別講習会を開きまして、甲種一等航海士、機関士免状、こういうものを乙免の人が取るための講習をやるというようなことをやりまして、国側もいわば正規の配乗ができるような職員の数を確保するための努力をする、こういうようなことで両方で努力をし合って、できるだけ早く正規の配乗ができるようにしたい、そういう気持ちでやっております。
それから、例の船員雇用促進センターを活用したり、海技大学校で特別講習会を開きまして、甲種一等航海士、機関士免状、こういうものを乙免の人が取るための講習をやるというようなことをやりまして、国側もいわば正規の配乗ができるような職員の数を確保するための努力をする、こういうようなことで両方で努力をし合って、できるだけ早く正規の配乗ができるようにしたい、そういう気持ちでやっております。
○政府委員(佐原亨君) 技術革新によりまして現在の乗り組み員も日常の実務を通じてかなり高度化された機械を取り扱っておりますし、新しい機械が導入されればそれをわれわれのほうの国家試験にも取り上げまして、その試験の内容といたすわけでございますので、昭和三十二年当時のかりに乙免なら乙免と現在の乙免を比べますと、かなりレベルアップを来たしておるということが言えると思います。
これは実は職員法の別表をごらんになればわかると思いますが、乙免というのは、内航の資格でかなり数多く出しておりますけれども、内航の船長には必ずしも英語は必要ではない。
ラワン船でいわゆる乙免の方、これは先ほど船主の方も言われましたように、英語も全然しゃべれない。そういう中で通信士はおのずから異種労働、いわゆる通訳からあるいは船内のトラブル、タイプ、全部やらざるを得ない形にいま追い込まれております。異種労働です。事務兼です。そういう中で非常に生命の危険――いわゆる積みつけについても、乙種の方はどうしても甲種の方より落ちる。
ただ行使範囲を、たとえば乙種船長の三千トンを五千トンに広げた、こういうのはある意味においては乙種船長の行使範囲を広げたのだから、その面だけは甲免が浮くではないか、こういうことになりますが、あそこに要求されておりますのは船長としての甲長だけでございまして、一般の職員は全部乙免でございますので、その点は需給に響くほどの数字ではございません。
それで、そういう甲種船舶通信士という一番優秀なトップレベルの人が乙免の中に入ってくると、これが通信というものについてはレベルはトップなんですけれども、船の海技知識というものについては、甲通といえども乙二程度の知識しかないわけです。それが船内の主導権を握ると、船内の安全が保たれないというのが現状なんです。その点は先生方もよく御理解いただきまして、よろしく……。