1951-11-20 第12回国会 参議院 農林委員会 第10号
これはもう製糸業者のほうがいつもうまく乘切つておるというような状況でありますので、そこで十條に対するところの裏付の方法をみつちり考えないというと、これは養蚕農家というものは、單にこの法律は繭というものはつけたりに過ぎないということになつてしまうので、そこでそれに対する政令等によつて乾繭倉庫を必ず利用をして、そうして政府は糸価安定法とタイ・アツプして繭の価格の操作もするのだと、而も特別融資というものを
これはもう製糸業者のほうがいつもうまく乘切つておるというような状況でありますので、そこで十條に対するところの裏付の方法をみつちり考えないというと、これは養蚕農家というものは、單にこの法律は繭というものはつけたりに過ぎないということになつてしまうので、そこでそれに対する政令等によつて乾繭倉庫を必ず利用をして、そうして政府は糸価安定法とタイ・アツプして繭の価格の操作もするのだと、而も特別融資というものを
又国営検査も強力に断行しなければならないが、事情止むを得ないというが、事情止むを得ないところを乘切つてこそ、そこに農村の安定化と、国民生活の安定化が生れることになるのでありまして、勇気を持つて、又全国民のために非常な熱意を持つてこれを断行しなければならん、私はかように確信するものである。よつて検査事務に対しても、国営検査を断行するの決意ありや否やということを明確に答弁されたい。
それならば、どうしてこの敗戰日本がそういう対外依存を避けて、追随外交を避けることができるか、自主性外交をとることができるかと申しますれば、これは近代の政治の歴史が我々にしばしば物語つておりまするように、勢力の弱い国際的な国家の外交政策の要締はどこにあるかと申しますれば、国際的ないろいろの勢力関係をその国のために上手に乘切つて行く。
従いましてこの手当によりまして、目下大体乘切つて行くことができる。若しこの五月が乘切ることができますれば六月になりますれば麦の代金とか藷の代金とかが段々入つて参りますので、中金自体としての金繰りも円滑になりまするし、まあ心配はなかろう、今お話がございましたような危機は大体私といたしましては現在のところ資金対策によつて乘切ることができるとかように考えております。
○国務大臣(鈴木正文君) 日本の終戰後歩み来つた中に、特殊の事情はあるかも知れませんけれども、全体として敗戰日本としてはよくその問題をも乘切つておる。これは吉田内閣だけではありません。前内閣の労働政策をくるめてよくこの中を乘切つて来たと考えております。
三党連立政権で今やつているから、これで十分乘切つていけるということを言明されました。そして言明してからいくばくも経たずして内閣は崩壊した。そして片山内閣が倒れまして芦田首班工作というものを始めると、今度は再び民主党の党議をもつて四党連立政権でなくてはいかぬということを決定して、それを実行に移しました。時局の客観的情勢は、前と今日とほとんど変つていない。
國民の中から自發的に、おのずからの勢をもつて發生する國民運動を要望するということを、國民運動を起しまするときに説明いたした次第でありまして、國民全體の意識水準が向上いたしまして、何とかしてこの危機を乘切つていかなければならない。
あるいは性は善であるか、性は惡であるとかいうことは、これは數千年前から言い古された言葉でございますが、これはひとしくこの敗戰日本のどん底につき落された日本の國民の心の底には、經營者といわず、勞働者といわず、現在の日本の經濟危機を乘切つていくというその熱情に關しては、何ら相違のないものであると、私は考えております。
こういうスタートを切つて、そうしてその強化及び閣内結束、お互いに乘切つていかなくてはならないという決意を固めて進んでおる今日におきましては、その態勢をさらに進めまして、國内國外に向つて國民の協力を求めつつ進んでいかなければならないという決心をさらに深めておるような次第であります。
消費を節約して、最低の生活で乘切つていく努力を、お互いに拂つていこうではないか、そうして順調なルートにこれを乘せていくべく、國民全體の努力としてやつていこうとする耐乏生活の國民運動化を、私どもは要望いたしておる次第であります。
問題はでき得る限りこういう過渡的な形態を早く乘切つて、そうして國民の資金によつて國民の産業を賄うのだ。そういう形に復歸したいということを考えているのでありますが、その間の變態的の情勢を早く切拔けるかどうかということは、結局政府の施策なり、國民自身の覺悟にかかつておるのだろうと考えておるわけであります。