1952-05-14 第13回国会 参議院 本会議 第39号
その第二は、先に昭和二十一年九月三十日以前に締結された少額の保険契約約六千六百万件を対象として事業合理化を推進するため、これら契約の積立金を引当てとして高額契約に乗換え得る制度を開設したのでありますが、すでにその大半について整理を終りましたので、この際、乗換制度を廃止し、残余の契約約千七百万件については、その一件平均保険料も月額一円三十八銭という少額でありますので、毎月集金する労を省くため保険料の集金
その第二は、先に昭和二十一年九月三十日以前に締結された少額の保険契約約六千六百万件を対象として事業合理化を推進するため、これら契約の積立金を引当てとして高額契約に乗換え得る制度を開設したのでありますが、すでにその大半について整理を終りましたので、この際、乗換制度を廃止し、残余の契約約千七百万件については、その一件平均保険料も月額一円三十八銭という少額でありますので、毎月集金する労を省くため保険料の集金
第二点は保險契約の乗換制度の廃止についてでありますが戦後インフレに伴う事業合理化の一方途といたしまして、先に昭和二十一年九月三十日以前に締結されました小額の保險契約につきまして、加入者の要望をも考慮いたし、これら契約の積立金を引当てとして、保險金の、より高額な保險契約に乗換える制度、即ち、いわゆる保險契約の乗換制度を設けたのでありますが、当初六千六百万件にも及びましたこれら小額契約も今日までにその大部分
第三に、保險契約の乗換制度は、インフレの高進に即応して、加入者と政府と双方の利益のために設けられたものでありまして、その対象となる契約は、いわゆる小口の保險契約でありまして、これらの契約に対する整理は著しく進捗いたしましたとともに、最近のごとく経済界の安定を見るに至つた今日におきましては、この制度を存置する必要もなくなりましたので、ここに、この制度に関する規定を削ることにしたのであります。