1982-07-30 第96回国会 衆議院 文教委員会 第17号
しかも、あなたはそういうふうにおっしゃっていますけれども、これは山中総務長官の時代に久米島事件というのがございます。これはスパイその他で殺害された事件でありますが、これについて山中総務長官は、久米島事件は確認済みでございます、琉球列島全体で非人間的な行為が行われていたことが明らかにされた、総理府は責任を持って国家賠償法を含めて措置をいたしたいと答えております。
しかも、あなたはそういうふうにおっしゃっていますけれども、これは山中総務長官の時代に久米島事件というのがございます。これはスパイその他で殺害された事件でありますが、これについて山中総務長官は、久米島事件は確認済みでございます、琉球列島全体で非人間的な行為が行われていたことが明らかにされた、総理府は責任を持って国家賠償法を含めて措置をいたしたいと答えております。
○玉城委員 じゃ申し上げますが、山中長官が確認されたことの一つとしましていわゆる久米島事件というのがございます。その久米島事件というのは、米軍が久米島に上陸をして、その翌年に日本軍が当時久米島の郵便局の電信係をしていた住民の方を銃殺した。この具体的な事例をずっと申し上げます。ここにたくさんありますが、そういういろいろな事件がございます。
それで、久米島事件につきましては明確になっておりまして、被害者の方が二十名おられる。その方々の遺族に対する受給措置ということになりますけれども、それにつきましては、いわゆる遺族等援護法によりますところの年金給付、あるいは弔慰金、あるいはそれ以外にいわゆる戦闘協力者でなくなった方につきましては、昭和三十七年に閣議できめまして見舞い金を差し上げるというふうな措置をいたしてまいりました。
○上原委員 いまの御答弁に対するこまかい点はまたあとでお伺いしますが、大臣に一点お伺いしておきたいのですが、私が聞いたところによりますと、前総務長官の山中さんは、この久米島事件については事務引き継ぎの重要案件の一つだということでぜひ処理をさせたいということだったかと思うのです。
○上原委員 それでは、本委員会でも何べんか過去の久米島事件についてお尋ねをして、被害者に対してはそれ相応の措置をとるという前総理府総務長官の御答弁なんかもあったわけですね。きょうちょっと忘れて法務省は来ていただいていないのですが、一体、久米島事件について、その後、政府関係局はどういう処理をしたのか。また被害者に対しての補償といいますか、援護、そういった面の措置はどうなされているのか。
たとえば久米島事件、鹿山兵曹長の事件あるいは渡嘉敷の赤松大尉事件、その他各地にああいう、戦時でありますからいろいろな不祥事件があったと思うのです。
さらに久米島事件というものにしぼりまして、そういう久米島事件を焦点とする幾多の事件がありました。「これが日本軍だ」というこの資料を当時私は各大臣にも関係者にもお配りしてあります。それで、総理府なら総理府の立場からまた調査をするという、こういう事件でありましたので、これも参考にしていただいて、ひとつ一刻も早く処理をしていただきたい。
○説明員(前田宏君) ただいまの御質問の中で久米島事件のことについて、刑罰法令適用の面から御説明申し上げますが、その点につきましてはいろいろとなお検討を要する問題もないわけではございませんが、刑罰法令適用の面からいたしますと、いわゆる実体法の問題、あるいは手続法の問題、両面ございますわけでございます。
私も事前に知らなかったとは言えない立場にありますが、急激に表に出ましたのは、久米島事件の旧軍人の海軍兵曹長某氏が生存していることがわかり、それがマスコミやあるいはまたテレビ等にまで出演をして、反省の色が見えなかった。最近は違うようでありますが、そのことが悪夢の二十八年前を思い起こさして、また問題が新しく提起されたというきっかけがあったことはいなめないと思います。
私どもの沖繩事務局でも調査もいたしておりますが、久米島事件はおっしゃるとおり一応明らかになりました。したがって、これに対しては法務省その他とも相談をいたして、国家賠償を含む国の責任を明らかにしたい、かように思います。
したがって、突破口としてでもいいので、この会期中に久米島事件に対して、国家賠償法なら国家賠償法を適用して、一人当たりどのくらいあるというふうな具体的なことまではっきり出してほしいと思いますが、最後に一言、それに対する長官のお答えをお願いして、私の質問を終わりたいと思います。
――――――――――――― 本日の会議に付した案件 ○理事補欠選任の件 ○沖繩及び北方問題に関しての対策樹立に関する 調査 (沖繩の物価対策に関する件) (医療問題に関する件) (混血児問題に関する件) (B52の嘉手納基地寄港問題に関する件) (円・ドル交換問題に関する件) (売春問題に関する件) (基地問題に関する件) (米軍人、軍属の犯罪問題に関する件) (久米島事件
○委員長(徳永正利君) 次に、喜屋武君より要求のありました、戦時中における久米島事件の参考人招致につきましては、諸般の事情を勘案し、本委員会においてはこれを行なわないことに理事会において決定いたしました。 なお、沖繩及び北方問題に関する特別委員会等の関係委員会に対し、委員長より善処方をお願いすることにいたしたいと存じます。 右御報告申し上げます。
したがって、久米島事件が起こりましたときに、私としてはこのようなことはまだほかにもある、本島各地でもあるということを耳にいたしておりましたので、そのようなことの調査を、全部この際やりたいと思っておったのでありますが、その調査はいま進めておるところでありますけれども、何にもしていなかったということでは実はないんでありまして、遺族に対する年金あるいは扶助料あるいは閣議決定による一時金の支給その他の措置はいたしております
○小玉説明員 私のほうでは、沖繩事務局という出先機関がございますので、沖繩事務局に命じまして、久米島事件に関する事実関係の調査を目下いたしておる段階でございます。
そうしますと総理は、沖繩の問題については慎重の上にも慎重、特に久米島事件等々、ああいう予想もしなかったような問題が起こり、しかも県民感情が非常に高ぶっておるのだが、復帰の時点で四百人、まあ六百人が四百人ということは、防衛庁側でいえばずいぶん削ったつもりであろうが、それは一体どうなんであろう、もう少し検討の余地があるのじゃないか。
○砂田政府委員 久米島事件につきましては、沖繩選出の先生方の国会の御議論を通じまして、私ども承知をいたしております。また週刊誌、テレビ等も取り上げておりますので、そういう角度から私どもも承知をしているわけでございます。佐藤総理もたいへん心配されまして、総務長官も佐藤総理の命を受けて、総理府におきまして、これが政府としての具体的な事実調査にただいま着手をいたしております。
それからもう一つは、さっき申し上げました久米島事件ですね。あの事件は、さっき木原委員に対していろいろ大臣も答弁しておられましたので、私はそれをさらに重ねてお尋ねはいたしませんけれども、ただ、ああいう問題が出ると、本土の反響というのは、そういう戦争の犠牲というのは沖繩だけじゃないのじゃないか、沖繩を甘やかし過ぎるのじゃないか、こういうような声が常にはね返ってくるわけですね。
○山中国務大臣 どうも今回の表に出ました久米島事件というものは、われわれやはり同じ日本民族の中の——もっとも戦場心理学というようなものもあるぐらいでありますけれども、しかし、それにしても、同胞の中における問題として深く心をえぐられた気持ちがしております。
それから、久米島事件の問題は、先ほど山中総務長官から御答弁がありましたように、これまた残念なことでありまして、戦場の異常心理といいますか、殺すか殺されるか、生きるか死ぬかというような場面でできたあの悲惨事は、まことに思い返すだに、二度と再びこれを繰り返してはならぬということを思います。
こういったのを国会に証人喚問をして具体的に調査し、それで真実を明らかにするために喚問の問題など出てくると思いますが、こういったことについて、これは国会できめる問題でありますので、前の二つの問題について、調査の方法、これは久米島事件だけではない、全県的に旧日本軍隊の犯した犯罪とその被害の実態、それとそれに対する政府の統一見解、これをぜひ一日も早くまとめてほしいと思いますが、ここで長官のそれに対する確かな
○国務大臣(佐藤榮作君) 久米島事件につきましては、この前の暫定予算の審議にあたって、喜屋武君が卓を叩かれて、私まことに意外に思いました。山中君に、たいへん喜屋武君にしかられたが、どうもしかられるようなことのないように思うがどうだろう、こう申しましたら、実はこういうことがございますと、こう言って山中総務長官から報告を聞いております。