1992-05-20 第123回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
北海道の根釧の一町歩一頭の牛の開発にしても、あるいは岩手県の久慈にしても、大分県、熊本県の久住、飯田にしても、お互いに畜産団地をつくって一町歩ぐらいで一頭の牛を飼おうじゃないか、ところが、それも機械あるいは施設に一定の規格をはめて、これをやらなければ補助金を出さない、こういうことになるから、いよいよ仕事をすると今度は金がない。
北海道の根釧の一町歩一頭の牛の開発にしても、あるいは岩手県の久慈にしても、大分県、熊本県の久住、飯田にしても、お互いに畜産団地をつくって一町歩ぐらいで一頭の牛を飼おうじゃないか、ところが、それも機械あるいは施設に一定の規格をはめて、これをやらなければ補助金を出さない、こういうことになるから、いよいよ仕事をすると今度は金がない。
とりわけ、農用地開発公団の事業の中で極めてうまくいっている地域もあるわけでございまして、例えば阿武隈北部区域であるとかあるいは久住飯田とか、それぞれございますが、こういうところにつきまして、大臣、大変お忙しいと思いますが、できる限り御視察をされまして、行革審に対しまして先制パンチをひとつ出してもらいたい、このようにお願いをいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○竹内(猛)委員 第三次土地改良長期計画と関連をするわけですが、いままでの公団がやってきた仕事は、根室とか岩手とか福島とか九州の阿蘇、久住、飯田という広範な地域であったわけですが、そういう地域はこれからは見当たらないわけであります。
それから六十年には北上、それから阿蘇、久住、飯田というように四地区が五十九年から六十年の間には完了をするという見通しが立っている。そこで農林水産省の方では、いま局長から話があったように、公団の持っている特殊な機能それから技術、こういうものを新たに第三次に拡大をしていくということについてもう一度説明をしてもらいたい、こう思います。
特に私はこの際申し上げておきますが、あの九州の久住、飯田高原は、いま農林省の方で総合開発として数十億円という金を投入しまして草地の開発、牧場づくりをやっておるわけです。だから、地域の人たちはこの西組牧場の行方というものは非常に関心を持っておるのですね。五年たってもうこれは行き詰まったかということになると大変であります。
そのうち、久住飯田西部区域という一区域がこの昭和五十四年度に事業が完了することになっております。五十五年度におきましては、残る久住飯田南部、北部の二区域において、予算額がそれぞれ十九億円でございますから合わせますと三十八億円、こういった事業費で事業を進めることにいたしております。いずれもかなりの規模の事業でございまして、合わせれば総事業費は百四十六億ということになります。
引き続きましてこの問題についてですが、大分県久住飯田地域は肉用牛振興の適地と考えております。その具体的な施策としての久住飯田地域広域農業開発事業の実施状況をお聞かせ願いたいと思います。
○瀬野委員 あと時間がわずかですから、最後に一言承っておきますが、現在の濃密地区の中で、阿蘇、久住飯田地域における広域農業開発事業について積極的に推進を図る必要があるわけでございますけれども、現在の事業の進捗状況と今後の見通し、こういったことについて最後に承って、質問を終わりたいと思います。
○森(整)政府委員 五十年度に着工しました阿蘇南部それから久住飯田西部につきましては、五十二年度末におきまして総事業費の四五%を超える進捗率の見込みをもって事業を行っております。それから五十一年度着工の阿蘇中央につきましては、おおむね二〇%の進捗率となる見通しでございます。阿蘇北部、久住飯田南部については、五十二年度において着工を予定しております。
○岡安政府委員 私どもの予定としましては、阿蘇南部、それから久住飯田西部につきましては、これは五十年度に着工いたしましたので、五十四年度には完了いたしたいと思っておりますし、阿蘇中央につきましては、これは五十一年度着工でございますので五十五年度には完了いたしたい。
まず阿蘇南部、それから久住飯田西部、それから阿蘇中央の三地区の工事の進捗状況につきましては、昭和五十年度に着工いたしました阿蘇南部、それから久住飯田西部につきましては、それぞれ総事業費の二〇%を超える進捗率でございます。五十一年度、すなわち今年度着工いたしました阿蘇中央につきましてはおおむね六%の進捗率となっております。
それから東北におきましては岩手山麓を中心とした地区、それから阿武隈、関東の八溝地区、それから九州では阿蘇、久住飯田の地区でございまして、大体合計の面積は、広域農業開発としましては六万五千ヘクタール程度でございます。
今日まで見過ごされてきたバガスあるいは稲わら、もみがら等がリグニンの除去によって飼料化が実現しようといたしておりますし、根室、北岩手、阿武隈、阿蘇、久住飯田などを初め大規模開発の可能性を持つ地域、さらに小規模といえども開発可能な地域も無限大の可能性を秘めて存在しています。要は狭い国土をどうして何に有効に利用するかにかかっています。
○瀬野委員 以上で阿蘇・久住飯田高原開発関係を終わりまして、次に、ミカン対策の問題に入りたいと思います。 ミカン対策の一環として、グレープフルーツの問題等について、去る十月十四日に当委員会でいろいろ質問しましたが、残余の質問についていまから逐次質問を申し上げてまいりたいと思います。
もう一点は、大分県側の久住飯田地域でありますけれども、四十九年に全体実施設計に入っておるわけでございますが、御承知のようにここは入り会い権がなかなか複雑で、落ちこぼれなんかもあるということからいろいろ問題が多く、そのために手間どっております。
○瀬野委員 阿蘇地域の火山活動に伴う農林業被害、阿蘇・久住飯田地域広域農業開発事業に関する畜産業並びにミカン問題、協同果汁対策及び飼料問題等について農林省並びに通産省関係当局に質問いたします。
調査のおもなる点は、第七十二通常国会で成立いたしました農用地開発公団法に関連して、その開発予定地域となっております阿蘇・久住飯田地域の広域農業開発及び畜産基地建設に置いたのでございます。
つまり根室で申し上げました入植者のような先ほど申し上げたようなタイプ、あるいは北上・岩手のように二十頭規模の成牛というのをスタンダードのものとする考え、あるいは阿武隈・八溝等においても同じ、あるいは阿蘇・久住・飯田の肉用牛は十頭程度の繁殖牛と、こういうふうないろいろのケースがありますけれども、むしろ内地の場合で申し上げるならば、むしろ公共共同利用経営といいますか、こういうふうな牧野、そしてそこで粗飼料
確かに場所場所によって条件が非常に違っておりますので、それぞれの事情に応じまして、たとえば阿蘇・久住・飯田の場合には、両県にまたがっての問題にもなりかねませんし、まあ阿武隈・八溝ということになりますと、これはそれぞれの県というようなことになるかもしれませんし、いろいろその地方地方によって事情は異なっておりますが、いずれにいたしましても、この事業というものが、県の申し出事業ということにおいてスタートさせる
○鶴園哲夫君 着工で、根室が六万九千ヘクタールでしょう、それから葛巻ですか、これが二千九百ヘクタール、それから新山貞任ですか、これが二千五百、あと阿武隈の南部が二千、それから阿蘇の南部が二千七百、久住・飯田西部が千九百ヘクタール、それからあと畜産建設の中でも二千七百ヘクタールの一部という事業があるでしょう、あるいは三千ヘクタールの一部という事業があるでしょう。
でまあそういう区域につきまして一地区につきましては、それがその地帯において幾つかあるというようなところでないとこの対象にはならぬというふうになっておりますが、その地区の中を形成いたします団地の問題につきましては、これは根室のような平たんなところ、あるいは阿蘇・久住・飯田のようなところ、あるいは阿武隈・八溝と、非常に立地条件によって差はあると思います。
それから阿蘇・久住・飯田あるいは北上・岩手等におきましては、酪農においては大体二十頭規模、それから肉用牛のほうにおきましては十頭規模ぐらいの程度のことを考えているようなわけでございまして、その限りにおいては、専業というよりは、もちろん専業で五十頭規模というものもおれば若干を考えるわけでございますけれども、むしろ内地におきます広域開発の場合におきましては、公用、公共用の牧野、これはいわば冬用の牧草の供給
○政府委員(大山一生君) 阿蘇・久住・飯田で現在考えております開発予定地域約二万三千ヘクタールの中で、二万一千ヘクタールが入り会い地でございます。したがいまして、入り会い地の問題を解決なしには、この公団事業というものは成り立たないということは、われわれ十分自覚しております。
それからもう一つは、北上あるいは北岩手というような地帯におきまして、成牛二十頭ペースぐらいの規模と、それからもう一つは、公共的共同経営というようなかっこうで粗飼料を供給する、あるいは肥育、あるいは何といいますか、繁殖育成といいますか、こういうような牧場を経営する中で、在来の農家の規模を拡大していくというようなかっこうのタイプ、それから同じようなかっこうになると思いますけれども、肉用牛につきまして、阿蘇・久住・飯田
だから、これから、たとえば先ほど局長のお話の、いまやっておられる根室中部とか、あるいはまた九州の久住・飯田、ここらは同じ方式の開発方式じゃないと思うんですよね。だから、どのように——その地域地域において、社会経済的の条件も異なろうし、自然的な条件も異なろうと思うんですが、そういう条件に対してどういう開発方式をお考えになっておるか、それについてお伺いします。
特に、これは御答弁は要りませんが、大分の久住・飯田等では入り会い地の問題等でなかなか土地の利用というのはむずかしい問題がありますから、これはひとつ一生懸命取り組んでいただきたいと思います。
さて、本法審議にあたりまして私が冒頭に申し上げておきたいことは、阿蘇・久住飯田等広域農業開発事業の全国四カ所及び畜産基地建設事業二十九カ所の農用地開発を推進することは、農畜産物の安定的供給と農業経営の合理化の上からも欠くべからざるものでございまして、新公団が、予算の概算要求時と比し、その性格が従来の受注公団から発注公団と著しく変わっておりまして、将来に重大な問題を残すということが懸念されますので、この
○諫山委員 この前の委員会で、私たちの党の津川委員が、阿蘇・久住飯田地域におけるところの、三井系の電気化学の会社が畜産のために土地を相当広範囲に買い占めたという問題を指摘しました。そして、大企業、大商社が畜産に手を出せば、ブロイラーに典型的にあらわれているように、資本主義の法則に従って、普通の農家が太刀打ちできなくなることはもう当然だと思います。
○諫山委員 阿蘇・久住飯田地域についても、標準類型の畜産農家について同じような試算が発表されております。これを見ると、何かバラ色の夢が描かれているような感じを受けるわけですが、そこで、計算をするにあたって、たとえば飼料価格が五年後にどうなるのか、七年後にどうなるのか、どういう計算をされたのでしょうか。
○瀬野委員 この点は一番ネックになっている問題で、特に、阿蘇・久住飯田高原関係はこれが最大の問題だと思います。局長も十分事情もわかっておるわけだし、私も十分承知しておりますので、これ以上詰めませんが、山鹿方式等によっていろいろ考えておられると思うが、当面こういったことで打開するよりほかないと思っております。十分検討して対処していただきたいと思います。
と申しますのは、阿蘇・久住飯田高原の場合でも、当初、畜産基地としてのいろいろな構想で打ち立てられましたけれども、その後様子が変わって、その中には、熊本県、大分県にしましても、いわゆる養蚕問題をかなり取り入れて、現にもう養蚕の事業がかなり進んでおるわけです。そういったこともありまして、時代が前といまでは相当変わっております。
ただ、低位、未利用な広域の土地が存在するところという一つの条件がついてまいりますと、阿蘇・久住飯田といったような広さを持った未利用の地域ということから考えますと、そう全国的にはないのではないだろうかというふうに思いますが、もしかそういう地域が将来出てくるということになりますれば、それに応じて、まず、それの技術的可能性の追求という意味で、将来の問題といたしましては、それらを所管する地方農政局に調査事務所
○大山政府委員 国内に低位、未利用の土地が相当に残っているということを前提といたしまして、それが集中的に残っているところとして、根室あるいは北上・北岩手、それから阿武隈・八溝、それから阿蘇・久住飯田という四地域にそれぞれ調査事務所を設けまして、それの畜産を基軸といたしまして、どういうふうな開発が可能であるかという調査を四十四年以来ずっと実施してきたわけでございます。
○津川委員 ところが、久住飯田に行ったら、承諾書を取ってしまっているわけなんです。具体的な事業の内容がまだはっきりしない。提案されている法律も通過していない。これに対してすでに承諾書を取ってしまって、これでおさめるわけなんです。「開発予定地の下記土地につき、阿蘇南部地区広域農業開発の事業として参加することに同意します。」ということなんです。
○大山政府委員 いまの同意書でございますが、私の感じでは、まず、入り会い権の問題について、合理化法人から、たとえば何年賦の分を先に払うというかっこうで入り会い権を寝かせることから出発しないと阿蘇・久住飯田の広域開発はできないというようなこともありますので、おそらく、そういう意味において同意をとったのではないだろうかと思いますし、そして、また、現実にも、ある種の事業をやる場合にみんなで気勢を上げるという
地域といたしましては、御承知と思いますが、根室中部、それから北上北岩手地区、それから阿武隈八溝地区、それから阿蘇久住飯田地区ということで、全国四地域でございます。北海道の根室地域につきましては、すでに四十四年から調査を開始いたしまして、四十七年度に全体の計画の構想がまとまりましたので、四十八年度からその一部につき事業を開始をしております。着工の段階に入っているわけでございます。
たとえば久住飯田の状態を見ますと、これは阿蘇・久住飯田ということで、二県にまたがるわけですけれども、その場合に、もちろん熊本県と大分県の場合比較をいたしましても、それぞれ農業の形態というものが変わりますから、画一的にはいかないということは私は十分にわかります。もちろんしかもこの開発というものが畜産を中心とした開発でありますから、それがあまり大幅に変更になるということも問題でありましょう。
○政府委員(大河原太一郎君) 具体的な地域の例が出ております阿蘇・久住飯田等につきましては、最終的なその上に何といいますか、乗っかる経営のそれぞれの類型別の所得目標を設定いたしまして、それに対する施策ということに相なるかと思うわけでございます。
北海道の根室、熊本県、大分県にまたがる阿蘇・久住・飯田高原、岩手県の北上、福島県の阿武隈等でございますが、このことについては、一昨年、また昨年においても、予算委員会等で私これが推進について当局の見解をただしてきたところでございますけれども、この大規模畜産基地建設事業ともいうべき広域農業総合開発についていろいろお尋ねをしたい、かように思うわけでございます。
○瀬野委員 時間の制約もありますから、本会議が二時からということでございますので、簡潔にお伺いしてまいりますが、この指定地域の中で、阿蘇・久住・飯田、すなわち、大分、熊本県にまたがっている四十万ヘクタールに及ぶといわれるこの計画についての今後の見通しはどういうふうになっておりますか。
○中尾政府委員 御質問は、阿蘇・久住・飯田地域における見通しと了解したのでございますが、阿蘇・久住・飯田地域は、昭和四十四年五月に閣議決定されました新全国総合開発計画、すなわち新全総の大規模開発プロジェクトの構想に従いまして、阿蘇・久住・飯田地域において、広大な低位利用地の開発によりまする大規模な畜産基地を建設することを基本方針として、昭和四十四年度から調査を実施しておるわけでございます。
農業関係では阿蘇及び久住飯田地区を大規模肉用牛の基地とするため、高原地帯農業開発のための特別措置を講じていただきたい旨の要望がなされましたが、私たちも現地においてその必要性を感じた次第でした。その他農業関係諸施設を視察いたしまして、価格安定のための積極的施策、資金的援助措置の必要性を痛感いたしました。