1970-11-11 第63回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第19号
まあ、早い話が、こういうふうになったのは日本の農業の主食偏重というか米穀偏重主義というか、あまりにも過度に米穀中心であった農業政策、戦後における二十年以上にわたるこの農業政策の総決算が今日出ているんだ。そして副食である野菜なんというものは、たんぼのわきにちょっと片手間につくればそれで済んでいた時代がある。
まあ、早い話が、こういうふうになったのは日本の農業の主食偏重というか米穀偏重主義というか、あまりにも過度に米穀中心であった農業政策、戦後における二十年以上にわたるこの農業政策の総決算が今日出ているんだ。そして副食である野菜なんというものは、たんぼのわきにちょっと片手間につくればそれで済んでいた時代がある。
先ほどから申しますように、新しい開拓地におきましては畜産、果樹を中心にして、従来の主食偏重を改める、こういうような感覚で営農設計をいたしております。なお不振地区対策、既農地入植者の対策にいたしましても、今まで臨時措置法でやって参りましたが、これにつきましても畜産あるいは果樹といったような成長農産物を中心に置いた振興計画を立ててそういう方向に誘致するということでやっております。
従つて私どもの努力目標としては、全般の枠を増すことと、それからきまつた範囲内においては漁港関係はもつと重点を置いて、食糧増産の一環として、單に主食偏重でなくて、漁港関係についてももつと重点的に考えるべきものであると考えておる次第であります。
○秋山俊一郎君 只今の御答弁のように主食偏重ということでありますが、果してそれが主食偏重であるか、或いは人間の頭数によつてそういうように考えられるのか、その点は必ずしも主食ではなくて、やはり人間の多い農業のほうに重点が行くということは、今日の政治状態から言うとこれは止むを得ないことかと考えますけれども、元来水産の生産物というものは、日本の国民の保健土に如何に重要なものであつたかということは、戦争中水産物
而して食糧確保の方向としては、戰時中のごとき農業経営の実態を無視した主食偏重の一律的な作付強制による営合理化の見地から、米麦は勿論、「いも」類、雑穀を始め、菜種、大豆等の油脂蛋白原料、進んでは畜産の奨励等、総合的な増産と食生活の安定改善を期すべきであると思うのでありますが、政府の方針は如何てありましようか。
従つて私共といたしましては、やはり農家経営に弾力性をつける、そうして農業計画というものが本当に農家の自主的な計画によつて立てられる、そういうふうな方向に行くことが適当である、我々といたしましてもそういうふうな面から、将来の農業計画を立てます場合には、單に主食偏重というふうなことでなく、できるだけそういうふうな農家の自主的な経営を採入れて作つて参りたいという気持でおるわけであります。